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2026年5月 5日 (火)

国家情報局とは?

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 石油危機に「のんびりした」「他人事の」対応しかしない鈍重な高市内閣が、なぜか迅速に「国家情報局」なる組織を設置した理由が今一つ分かりません。

 日本経済新聞2026年4月24日の記事では、各省庁の寄せ集めで「内閣情報調査室」をこしらえてきたが、「プロパー職員を幹部にする新しいキャリアアップも考えたい。」と木原稔官房長官は貴社に説明をしていました。

「情報収集・分析(インテリジェンス)に関わる政府の人材養成機関らしい。「情報の専門性を持つ人材の養成」「AIを活用した公開情報の分析システムの確立」などだそうだ。

 「防災庁」同様に、縦割り組織からの出向職員で「腰掛的」な部署ではなく、腰を据えた「情報処理」の専門職を国レベルで育成・活用することは悪いことではないとは思いますね。

 たしかに国家レベルでの「フェイクニュース」なども「生成AIを利用した」真偽不明な情報があふれかえっていますから。また情報戦を仕掛けてくる国も複数あり、警戒し、対策することは必要であるとは思います。

 第2ステップが「外国勢力からの干渉を防ぐ「スパイ防止法」の制定や「対外情報庁」の創設となると、十分な国民的な議論や国会審議での検討は必要です。

 高市内閣は、国民の「基本的人権」や「表現の自由」などを軽視する傾向が強い内閣だけに「字面の正当性」だけでなく、本来の狙いや、意義目的を、精査する必要はあります。

2026年5月 1日 (金)

4・28沖縄デー

 最近は「旧左翼」の皆様も、とんと言わなくなりました。4月28日は沖縄デーと呼ばれていました。
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 その理由は、4月28日の「沖縄デー(4・28沖縄デー)」は、1952年同日にサンフランシスコ講和条約が発効し、沖縄が日本から分離され米軍統治下に置かれた日。沖縄ではこの日を「屈辱の日」と呼び、復帰要求や基地問題に抗議する闘いの原点(5・15沖縄復帰の前段階)として位置づけられています。

 1972年に沖縄が日本に返還されるまでの20年間の間に、日本本土の米軍基地の多くが本土から沖縄に移転しました、より拡張されました。
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 いまだに米国に「隷属し」、「日米地位協定」のお陰で、米軍は治外法権的な特権を振りかざし、やりたい放題をしてきました。
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 そのなかで明仁上皇は皇太子時代から沖縄に10回も慰霊におとずれ、その伝統は今上天皇にきちんと引き継がれています。
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2026年4月21日 (火)

「テクノ封建制」を読んで(その1)

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「テクノ封建制」(ヤニス・バルキャス・著・斎藤幸平・解説・関美和・訳・集英社・2025年刊)を読みました。薄々は感じてはいましたが、筆者のヤニス・バルキャス氏の指摘は的確であり、ショッキングな内容でした。

 表紙の裏の扉の書き出しが衝撃的。

「資本主義は既に終焉を迎え、グーグルやアップルなどの巨大テック企業が人々を支配する「テクノ封建制」が始まっている。テック企業はデジタル空間の「領主」となり、「農奴」と化した私たちユーザーから「レント(地代・使用料)」を搾り取っているのだ。
 このあまりにも不公平なシステムを打ち破る鍵はどこにあるのか?」

 著者はギリシャ人。1961年生まれであり、2015年のギリシャ経済危機の財務大臣をされていました。著作の前半の4分の1は「資本主義の概括的な歴史」の解説や、鉄の発明や、精錬法の開発が、生産力を格段に向上させ、鉄器以前の文明社会を圧倒し滅亡させたと記述しています。

 筆者の父親は製造業勤務の工場労働者であり、労働組合運動や社会運動(社会主義者)の実践者でもありました。1990年前後のソ連邦の解体や東欧共産国の崩壊、ドイツの統一、中国独自の天安門事件以後の独自の国家資本主義の経済発展など、冷戦構造の終焉から、新自由主義の登場で資本主義は変質しました。

 変化の兆候は、アメリカの「リーマンショック」でした。所得の低い人たちに限度を超える貸し付けを金融機関が行い、住宅の転売を促し、住宅転がしを促しながら、さらには不良債権をばらばらにし、デリバティブ商品に仕立て上げ売りまくった結果、当然のこととして金融破綻が起きてしまいました。
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 その後の展開は、著者は恐ろしい記述をしています。

「アマゾン・ドットコムの中に足を踏み入れることは、資本主義の世界から退出するということだ。大量の売買が行われていても、あの場所は市場(マーケット)とは言えない領域だし、デジタル市場ですらない。」(P117「市場よ、さようなら、クラウド封土よ、こんにちは」)

「心揺さぶられる科学的な発明や幻想的な響きのニュートラル・ネットワークや想像を超えるAIプログラムは、何のために必要だったのだろう?
 倉庫で働く人、タクシーの運転手、食品のデリバリーをする人たちを、クラウド・プロレタリアートに変えるためだ。市場をますますクラウド封土に置き換わるような世界をうみだすためだ。
 事業者に封臣の役目を押し付けるためだ。そして私たちをみんなをクラウド農奴に変え、スマートフォンとタブレットに釘付けし、クラウド資本を再生産させて、封建領主をこの上なく封建領主をこのうえなく喜ばせ続けるためなのだ。」(P120 クラウド資本)

 またこの著作の解説者である斎藤幸平氏(経済思想家・東京大学大学院文化研究科准教授)は「日本はデジタル植民地になる」と警告しています。というか既に植民地経済になっているのかもしれない。

 1980年代の繁栄を享受した日本社会は「バブル経済」が崩壊し、「停滞の30年」で惰眠を経済界が貪っている間に、アメリカや中国を中心にデジタル社会は大きく変容し、結果的に民主主義の破壊とヤニス・バルキャス氏が言う「テクノ封建制」により全世界は支配されているのではないかと鋭く指摘しています。本当なら「夢も希望もない」世界ではないか。

「楽観的なネット神話の時代は終わったのだ。この間(日本経済が惰眠をしていた30年)に発展したのは、クラウド、ビックデータ、ネクスト・インタ―ネットだ。
 限界費用ゼロ社会も、水平な革命運動も到来しなかった。むしろデジタル経済が台頭した結果、資本主義は大きく形を変えるようになり、(中略)代わりに現れたのが「テクノ封建制」である。」

「実際、GAFAM(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン・マイクロソフト)に代表される巨大テック企業はプラっとフォームの独占によって富を集中させると同時にmなすます強欲に、そして収奪的になっている。プライバシーは侵され、データの収集とアルゴリズムの解析で、私たちの生活はかつてないほどに良化され、商品化されるようになったのだ。」

「マクドナルド化された世界が20世紀の合理化の帰結なのだとすれば、21世紀のグーグル化する世界では、資本による搾取や監視が以前とは比較にならないほど徹底したものになっていく。今や経済格差はかつてないほどに広がり、ウーバーなどに見られるギグワーク(単発・短時間の業務委託契約、ネットを通じた即時の案件マッチング、特定の場所に縛られない働き方。)と呼ばれる不安定で雇用保険もない個人請負の仕事も一般化してしまった。」

「またネット空間にはフェイク・ニュースがあふれ、フィルター・バブルのもとで、自分の見たい情報だけを見てほかの異なる考え方を遠ざける風潮が進み、社会の分団が進んでいる。
 アルゴリズムにまかっせっりの人間の知性は劣化し、情報を主体的に判断し、それを正しい目的に用いるよりも、ただAIの指令に身を任せるようになりつつある。権力者にとっては、人々の監視や誘導が容易になった。
 イスラエルでガザの市民を見張り、殺害するレーダーやドローン。監視カメラが、今後はテロ対策の名目で先進国内にも導入されて、市民の動向の監視や運動抑圧に使われ、「内戦化」していくだろう。いまや民主主義さえも存続の危機に陥った。」(P303)

なんとも「おぞましい」社会の現実ではないか。」しかも日本は独自のプラットフォームがない(30年の間に寝ていてつくれなかった)故にGAFAMの植民地になりひたすらしゅうだつされるばかりではないか。

 斎藤幸平氏は結語として以下のように警告しています。

「デジタル経済を(コモン)に転換するにはどうすれbあ良いのか。私たちは真剣に考えなければならない。
 単にオープンAIのような人工知能企業やTSMCのような半導体製造メーカーを日本に誘致して。経済特区をつくって経済を成長させようという楽観論は全く的は外れている。
 日本のこれ以上の没落を避けるためには、ヤニス・バルファキスの警告から学び危機感を持って対策を練らないといけない。」

 どうやら高市内閣の「日本をてっぺんにする」とかいうAIや半導体の誘致政策は「日本経済没落経済政策」ではないかと思いました。


 

 


2026年4月16日 (木)

なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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 「なぜ働いていると本が読めなきうなるのか」(三宅香帆・著・集英社新書・2024年刊)を読みました。ここ数年本を読めなくなっていました。書籍費は月に2回コンビニで購入する雑誌のビックコミック・オリジナルを購入することだけでした。

 

 読書というのは、精神的にも落ち着いた状態で、しかも時間的な余裕がないと書籍は読めません。ここ数年は余裕がなく。仕事と地域活動の処理に覆われる毎日でありました。時間的余裕があっても、ネットニュースを眺めるだけでした。

 

 最近生活を見直して、昨年11月ごろから、図書館で書籍を借りて、なんとか時間をこしらえて読むことにしました。読みっぱなしでは、忘れてしまいますので、「ななめ読み」をして、簡単な読書感想文をブログに書くことにしました。確かに頭の体操になります。

 

 筆者の三宅香帆さんは1994年生まれ。高知県出身の34歳の気鋭の文芸評論家です。まさに私の子供世代の人であり、「謄写版世代」の私と違い、最初からデジタル時代の申し子の人です。本好きな人が、若い世代にもいるのだという共感と、悩みにも共感し、読みました。書き出しや。前書きの文章に「そうだ」と爺さんもうなづきました。

 

「大人になってから、読書を楽しめなkじゅなった。」「仕事に追われて、趣味が楽しめない。」「疲れていると、スマホを見て。趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」・・・・そのような悩みを抱えている人は少なくなるのではないか。

 

 「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。いかにして生まれたのか。自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事の読書」のあり方の変遷を辿る。どこから明らかになる。日本の労働の問題点とは?すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。」(とびら表示裏のコメント)

 

前書きの見出しで「本が読めなかったから、会社をやめました。」に心動かされました。この書籍の核心でした。筆者の文章の断片を拾い集めても核心をつく言葉が多いです。

 

「気づけば本を読んでいなかった社会人1年目 ちくしょう、労働のせいで本が読めない!」(P14)

 

「本を読む時間があるのに、スマホを見てしまう」(P16)

 

「本を読む時間がない社会って、おかしくないですか」(P17)

 

「どういう働き方であれば、人間らしく、労働と文化を両立できるのか」(P23)

 

「たしかに週5日働いて(当時は9時は過ぎから20時過ぎまで会社で勤務)、残りの時間で生活や人間関係を築いていたら、本を読む時間なんてなくなるのが当然でしょう。」(P18)

 

「あなたの「文化」は、「労働」に搾取されている。」(P20)

 

「現代の労働は、労働以外の時間を犠牲にすることで成立している。」(P21)

 

 そこで筆者は、日本の近代以降の労働史と読書史を並べて俯瞰することによって、『歴史上、日本人はどうやって働きながら本を読んできたのか?そしてなぜ現代の私たちは、働きながら本を読むことに困難を感じているのか』という問いについて考えた本です。」(P22)ということにこの書籍のテーマについてのべられています。

 

 明治維新以前にも江戸中期から後期に版元として活躍した蔦屋重三郎をモデルにした大河ドラマ「べらぼう」がありました。産業革命前の日本社会で識字率が非常に高かったから出版文化が栄えました。そのベースがあって、明治以降の近代化の洗礼、西欧諸国のキャッチアップに日本社会は適合し、成功したのであると私は思います。

 

 そこで筆者は明治以降の「読書史」をわけていました。

 

「第1章 労働を煽る自己啓発書の誕生 明治時代」

 

「第2章 「教養」が隔てたサラリーマン階級と労働者階級 大正時代

 

「第3章 戦前サラリーマンはなぜ「円本」を買ったのか? 唱和戦前・戦中

 

「第4章 「ビジネスマン」に読まれたベストセラー」 1950から1960年代

 

「第5章 「司馬遼太郎の文庫本を読んサラリーマン」 1970年代

 

「第6章 「女たちのカルチャーセンターとミリオンセラー」 1980年代

 

「第7章 行動と経済の時代への転換点」 1990年代

 

「第8章 「仕事がアイディンティティになる社会」 2000年代

 

「第9章 「読書は人生の「ノイズ:なのか?  2010年代

 

「第10章  「全身全霊をやめませんか」

 

 だいたいの「流れ」は見出しでわかるとは思います。

 

 社会現象として「気になる」ことは、ひとは「自分の関心事」以外の情報は「ノイズ」になるらしいとのこと。「読書=ノイズ込みの知を知る」「情報=ノイズ抜きの知を得る」(P222)ことの危うさではないだろうか。

 

 結論ですが筆者は「半身」社会になるべきと提案しています。

 

「なぜ正社員でいるためには週5日・1日8時間勤務+残業あり、の時間を求められるのだろう。それは仕事に「全身」を求められていた時代の産物ではないのか。そのぶん、家事に「全身」を求められていた時代の産物ではないのか。今の時代に、「半身」-週3日で正社員になることが、なぜむずかしいのだろう。

 

 もちろんなにかに全身全霊を傾けた方がいいタイミングは、人生のある時期には存在する。しかしそれはあくまで1じきのことでいいはずだ。人生、ずっと全身全霊を傾けるなんて、そんなことを求められていては、疲労社会は止まらないだろう・」(P260半身社会こそが新社会である)

 

 そして筆者は最終章でこう書いています。

 

「半身社会は、旧来の全身社会よりも、複雑で面倒だろう。
 半身社会は他人との協力が不可欠だし、自分の調整も常に必要だ。どうしてもさまざまな文化を許容する面倒さが存在してしまう。誰かと関わるのは大変だし、いろんなトピックに頭を使うのは苦労するかもしれない。なにより仕事をしながら本を読むなんて、面倒くさいかもしれない。いろんな文脈を知ることは、複雑で耐えられないことかもしれない。
 でもそれでも私はあなた半身社会を生きたい。それは自分や他人を忘れずに生きる社会だからだ。仕事とケア、あるいは仕事と休息、あるいは仕事と余暇が、そして仕事と文化が両立するしゃかいだからだ。

 

 半身社会とは、複雑で、面倒で、しかし誰もバーンアウトせずに、誰もドロップアウトせずに済む社会のことである。まだ絵空事だが、私はあなたと、そういう社会を1歩ずつ、つくっていきたい。

 

 働きながら本を読める社会をつくるために。
 半身で働こう。それが可能な社会にしよう。
 本書の結論は、ここにある。」(P266「半身社会を生きる」)

 

 いい書籍でした。斜めに読んでも素晴らしい。しかも筆者は1994年生まれ。まだ32歳。72歳の「謄写版世代」のお爺さんは、娘世代の若い人に多く学ぶことができました。なんか「生きる力」をいただきました。
 イラン戦争の経済的混乱に翻弄され疲れ果てていました。でも災害級の出来事はどうしようもありません。落ち着いて生き延びて、取引先の信頼をかちとることです。
 やれる範囲のことをやります。必ず生き延びて読者もし、ヨットにも乗りたいです。

2026年4月 7日 (火)

晴耕雨読の日の読書

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 2026年4月4日(土曜)は、朝から「春の嵐」状態で、強風と大雨です。
雨が弱い午前中に家内と車で量販店に買い物に行きました。昼食前後から結構な雨が降っています。

図書館で「関心事」のある分野の書籍を4冊借りてきました。

「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」(三宅香帆・著・集英社新書・2024年刊)

「機械嫌い 機械音痴のテクノロジー史」(速水健朗・著・集英社新書・2026年刊

「テクノ封建制」(ヤニス・バルファキス・著・斎藤幸平(解説)・関美和(訳)集英社・2025年刊)

「だれでも防災 決定版 避難が難しい人のための1冊」(鍵屋一・監修・中央法規出版・2025年刊)の4冊です。

 もともと私は本好きで、若い頃は乱読していました。ところがこの数年というもの、仕事も地域防災活動も忙しく、図書館で本を購入して読むことがありませんでした。

s-双極性障害関連本
 2か月ほど前に、50年来の友人と、6年来の友人2人が「心の病」で苦しんでいることを聞き、にわか勉強するために「心の病」関係書籍を図書館で8冊借りて読みました。なかなか読めなく。2週間の貸し出し機嫌を3回延長し、なんとか「ななめ読み」をしたことでした。

http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/2026/03/post-833bc3.html
(双極性障害について関連本を読みました。)

2026年4月 3日 (金)

情報収集が不十分な高市内閣

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 日本は資源小国で、エネルギー資源、鉱物資源、食料品に至るまで輸入し、輸入した原材料を加工し、付加価値をつけて輸出販売し、交易国家として栄えてきました。共産党の一党独裁国家の中国は日本の数倍規模の経済大国であり、しばしば高圧的な態度する「やっかいな隣国」です。

 

 2月の高市首相発言(台湾有事は日本の存立危機に該当)とかいう発言に中国政府は激怒し、中国旅行者の渡航制限や民間交流の制限だけでなく、「レアアース」など自動車や半導体などの製造生産に欠かせない希少鉱物資源の日本への供給制限措置を出してきています。禁輸までされたら、日本の経済的損失は大きい。「外交的な失言」は「外交力」で解決していただきたい。

 

 またアメリカ・イスラエルによるイラン戦争。「すぐに終わる」というアメリカの思惑は外れ、影響は長期に及ぶとの観測まで出ています。先日の日米首脳会談では高市首相が「トランプ大統領こそが平和を作り出す」などと「ごますり外交」を恥じらいもなくしましたが、それだけでいいのでしょうか?

 

 G'7諸国の中で日本はイランとの国交があり、友好関係を長年イランとはいじしてきました。ならばイランとの対話や、戦争しているアメリカとの仲裁役にふさわしい国ですが、なぜ日本はしないのでしょうか?それはきちんと情報が入っていない可能性がありますね。政府に。

 

 日本経済新聞2026年3月27日の1面「春秋」コラムでは情報戦の大事さを説いています。

 

「国家情報局を設ける法案が国会に出された。省庁縦割りの情報を集約するのはよい。ただ情報の職人は十分だろうか?中東情勢は米側とイラン側の情報合戦を見極めているのか。石油はいつまでも多去られるのか。政府の説明は足りない。
 中国大使館に自衛官が侵入した事件も情報戦で後手に回った感がある。」と筆者は心配しています。

 

 なまじっかな軍事力より、情報力をこそ高めるべきではないか。長くて大きな「ウサギの耳」こそ欠くべからず最高の戦力である。そう発言したのは二次大戦中に米軍の作戦展開を見破った旧陸軍情報部の堀栄三しでした。

 

 堀氏は晩年には郷里の村長として文化の薫り漂う地域コミュニュティづくりに汗を流しました。「成熟した情報コミュニュティも情報を重んじる文化から育まねばなるまい。

 

 観察するのに高市内閣の情報収集能力は高いとは言えない。自分の勝手な「思い込み」だけで危機管理ができるとは到底思えません。正直リーダーや交渉力、情報収集力に不安がありすぎますね。

2026年3月31日 (火)

ロシアの通信制限と経済損失

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 日本経済新聞2026年3月23日の記事は、ロシア当局の通信制限措置が、大きな経済損失を招いている記事を見ました。経済損失は1・9兆円とか。
 社会生活にも影響があり、「スマホのアプリが使えなくなり、飲食店では注文端末がうごかなくなっyた。」とか。


 


 原因は5年間に入ったウクライナ侵略戦争ですが、戦況は膠着状態。ロシアも戦死者が増加しています。9月にロシアは下院選挙があり、批判を封じ込める狙いがあるようです。記事の見出しでもロシア当局の異常さはよくわかります。


 


「ロシア通信宣言一段と」


 


「モスクワでもネット接続困難」


 


「侵略長期化、批判封じ」


 


「1・9兆円損失もいとわず」


 


 ロシアの市民も、世界の情報が隔絶され、北朝鮮のような国になるとは考えたくない。とか。


 


 言論の自由のない国は息苦しい。

2026年3月27日 (金)

プラハの春を見ました

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 監視社会、密告社会は人の心を委縮させます。今の日本社会は「言論の自由」「批判の自由」を認めようとしない不寛容で狭小な心の人たちが増えてきています。

「プラハの春」は監視社会の社会がいかに人間に苦しみを与え続けるのか。でも暴力に贖い、非暴力で放送の力、ラジオの力で人々を励まし続けた映画には感動しました。

 2026年3月22日ですが、家内と北本町のとさぴくシアターにて「プラハの春」(イジー)を鑑賞しました。
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 時代は1968年のチェコスロバキアのプラハが舞台です。ラジオ放送局の物語です。
 当時はベトナム反戦運動が世界で登場し、フランス5月革命、中国の文化大革命が席巻していました。
 チェコスロバキアでもソ連の支配下の東欧共産党一党独裁国家でしたが、若者達か、政府を批判し街頭でデモで民主化を要求していました。当局は警察の暴力的な弾圧で抑えこんでいました。
 チェコスロバキア国営放送局は、当局の検閲に贖い、自由な放送を目指していました。民主化の動きが、全土に広がり、共産党も第一書記にドプチェクが就任し、放送検閲を廃止しました。
 しかしその動向をソ連が許すことはなく、ソ連軍とチェコスロバキア以外の東欧の共産党国家は、軍を差し向けました。

 戦車がプラハ市街地に乗り込み、市民は非暴力で戦車にたちむかいました。
「戦車に囲まれても、命がけで報道を続けたラジオ局員たちの姿に胸が熱くなる、感動作」と説明にありました。

 実話に基づく映画なので、深く感銘しました。非暴力の闘いは敗れましたが、全世界に影響を与え、1989年のソ連と東欧共産党国家の崩壊と民主化になりました。韓国の民主化、アラブ諸国の民主化につながりました。いい映画でした。

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