映画「戦雲(いくさふむ)を見ました。
2024年9月21日ですが、家内の提案でドキュメンタリー映画「戦雲(いくさふむ)」(三上智恵・監督作品)を鑑賞しました。沖縄出身の家内は沖縄を舞台にした映画には関心があります。
三上智恵監督作品としては、同じく沖縄を舞台にした「標的の村」「沖縄スパイ戦史」を見たことがありました。
映画「沖縄スパイ戦史」
http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-a59a50.html
今回の映画の舞台は、沖縄本島、与那国島、宮古島、石垣島、奄美大島です。自衛隊が沖縄に配備されていることは知っていましたが、詳細までは知りませんでした。驚いたところがいくつかありました。
最初こそ「島民を守るための自衛隊配備」の名目で自衛隊基地ができました。しかしいつの間にか「ミサイル部隊の配備」「弾薬庫の建設」「基地の地下化(自衛隊のための避難シェルター)「全島避難計画の発表」(九州各県への島民の避難)などが矢継ぎ早に進みました。
2022年には日米両国政府が「台湾有事」を想定した日米共同軍事訓練が行われました。これは沖縄の島を主戦場とし、米軍と自衛隊は各島を転戦する。住民は置き去りにし、避難シェルターも用意されていなくて、「当初の島民を守る」ための自衛隊駐留は大ウソでした。その事実や経緯を知りませんでした。
住宅地に隣接し自衛隊基地が造られ、射撃訓練の大騒音は午後11時過ぎまでありました。
漁業で暮らしていた島。牛の飼育で暮らしていた島。仲良く暮らしていた島民同士が対立することもありました。諦めモードの中でも基地前で反対運動をする住民。
島の若者たちが、賛成も反対もふくめて住民投票を集める署名を短期間で集めたもののの議会は否決し、住民投票条例を廃止する暴挙に出ました。許されない暴挙ですね。丁寧に住民合意を集めた若者たちの真摯な民主主義をち日宇議会や町長が破壊してしまいました。大きな禍根を残しました。
沖縄県うるま市では住宅密集地に隣接していたゴルフ場を自衛隊が買収し、沖縄の離島にある事態対基地の統合指令機能を持つ施設建設をするとのことで、事前の説明もなかったこともあり、大問題になりました。
話は沖縄にとどまらず日本全国に「自衛隊が平時から民間空港・港湾を活用する「特定利用空港・港湾」があり、高知県では「高知港・宿毛港。須崎港」の選定に同意しました。将来禍根を残さないような対応は県は必要ですね。
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