映画 荒野に希望の灯を灯すを鑑賞しました。
2023年12月9日ですが、ドキュメンタリー映画「荒野に希望の灯を灯す」(医師 中村哲現地活動35年の奇跡 谷津賢ニ監督作品)を家内と家内の友人3人で鑑賞しました。あたふたと友人が来て、近所のカフェレストすみれさんで、一緒にランチを食べて、電車で県民文化ホールへ行きました。
150人ぐらい来場していました。こんな偉大な日本人がいたのかと感動しました。
中村哲さんにつきましては、パキスタンやアフガニスタンでの医師としての医療支援活動を35年前から精力的にされておられました。
戦乱と記録的な旱魃で土地が荒れ果て、飢餓の現実がありました。アメリカの軍事侵攻などもあり、厳しい現実もありました。
問題の解決策は、大河から用水路を建設し、担当地域を農地に帰るしかないと中村哲さんは決意し、1から土木かんがい技術を独学し、現地の人達とともに建設しはじめました。
重機なども殆どなく、人力。江戸時代の河川堰の工法を取り入れ、(堰を斜めにこしらえる)ことや、大きな金網に大石を入れて投入し、遂に用水路は完成しました。
いまや流域には65万人が定住し、小麦や野菜や果物、畜産で生計をたてているとか。伝統的なチーズも復活していました。65万人と言えば高知県の人口と同じです。凄いです。
2019年に中村哲さんは、何者かに銃撃され殺害されました。でも中村哲さんが、やり続けた医療支援活動や用水路灌漑工事は地元の人達が継続してやり続けています。
偉大な人達の活動する姿を見せていたました。
上映後に谷津賢ニ監督の話も聴講しました。上映を企画されたシネマ四国の田辺高英さんありがとうございました。
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