2023年11月1日(水)ですが、岡﨑誠也高知市長が、下知地域の県議会議員の坂本茂雄さんと一緒に事務所に来られました。坂本茂雄下知地区減災連絡会事務局長が、下知地区を高知市長と一緒にまち歩きをして、市街化している下知地域の防災対策と課題を説明されていました。
私は二葉町自主防災会会長ですので、今までの取り組みと課題をお話ししました。簡単ではない。何もしなければ、真っ黒いヘドロの毒物が混じった海水が津波として地域に押し寄せてきて、すぐに逃げないと生きていけないこと。明日来るかもしれないので、率先して高知市が地域住民と一緒に防災対策の取り組むことをしないといけないことを言いました。
街を歩いていますと「気づき」もあります。車で通過しただけではわかりませんから。
岡崎誠也市長とは、2023年9月19日に下知コミュニュティ・センターにて「事前復興まちづくり計画」について意見交換会をしました。低地の海抜0Mの二葉町の危険性や、想定どうりの南海トラフ地震であれば、生存がとても難しい地域であること。まして会社の存続はさらに難しいことを意見交換会の場で言いました。
「事業継続力強化計画」に取り組んでいることや、大災害時にこの地域で生存し、会社も存続させていくことは、事前対策をしないと無理であることも言いました。「事前復興まちづくり計画」は、「被災後を想定した復興まちづくり計画」だけでなく、言葉どうり、災害が起きる前の事前対策がすべてではないかと思います。
国の意向や、県の意向などとの調整が必要なところもあるとは思います。ですが、昔からの「災害県高知」。何世も高知市民の命と財産を守ることが市長の1番の仕事です。
わたしはかつての高知市長の横山龍夫市長を尊敬しています。確か30数年前にある会合で一緒になり雑談したことがありました。
横山さんは1970年、75年、76年の高知市市街地が内水面氾濫で水没し、大きな被害を受けたので、私の使命は水害から安心安全のの高知市をつくることでした。雨水処理施設や排水ポンプ場をたくさんこしらえました。
1時間雨量77ミリの豪雨にも耐えられる年になりました。晴れているときでも年間数千万円の維持コストはかかります。水害対策を最優先し、道路や箱モノを横山市長はつくりませんでした。
でもそれで下知地区は水害には強い街になりました。海抜0Mの下知地区は、1時いかぬ両77ミリ、24時間雨量1848ミリの豪雨でも浸水しなくなりましたから。高知市政には感謝しています。でも南海トラフ地震が想定どうり起きれば現状では生き延びることが難しい。
岡﨑さんは市政の総仕上げといわれています。高知の低地の市街地2800ヘクタール13万の市民を救う施策を率先して実行してほしいと思います。それを言いました。
坂本茂雄さんに岡﨑さんの10大施策と、その説明文を書かれたパンフレットをいただきました。詳細に読みましたが、いずれも実行可能であり、必ず実行しなければいけないことばかりです。
下知の町並みを歩きますと「これがたまるか」という現実に気付くと思います。低地に住む13万人の高知市民の為に全力を尽くしていただきたいです。
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