下知法人会・事業継続力強化計画セミナー
2024年6月4日(火曜)ですが、高知市知寄町のちより街テラスにて「取り組み事例に学ぶ(事業継続力強化)有事に役立つ対応力強化のポイント」のセミナーがありました。
主催は公益社団法人高知法人会城東支部(西川義章会長)でした。会場には法人会の会員30数名と、下知地域の地域代表県議の坂本茂雄さんも参加されました。
講師は独立行政法人中小企業基盤整備機構・業務統括役兼災害対策支援部長である長谷川貴則さんが「事例に学ぶ・事業継続力強化 有事に役立つ対応力強化のポイント」を説明いただきました。
説明は4つに項目でなされました。
①中小企業を取り巻くリスクの拡大
②事前対策の障害となる課題
③単独型事業継続力強化計画について
④連携型事業継続力強化計画について でした。
中小企業を取り巻くリスクは、地震活動が日本全体で活発になってこいています。四国は意外にも地震が少ない地域ですが、過去に起きた南海トラフ地震は巨大地震であり、地震と津波による被害は甚大でした。
また最近は気候変動により風水害も激甚化になってきています。自然災害のリスクのほかに、2020年からはコロナ禍のリスクもありました。しれに加え増大していますのは、情報セキュリティ・リスクです。
ランサムウエアによる被害は中小零細企業に拡大しており、対策を疎かにすると取引を打ち切られるようになります。うちの会社も早速システム会社と契約し、情報セキュリティ対策をしています。
中小企業の事業を継続する力を強化する計画です。この計画ができればいわゆるBCP(事業継続計画)の7割ができますね。
特に大事なのは初動対応をしっかりたてることです。
「社員と家族の安全確保」
「非常時の体制を構築する」
「被害状況を把握し、被害情報の共有」がとても大事です。
後半はAIG損保の説明がありました。
「地震保険は大事です。特約事項をよく読んでください」
「地震保険などの特約で建物・家財以外に人件費、借入金、売り上げなどを補填できる保険もある」とか。
3年で更新なので、昨年7月に取得し1年が経過します。忘れていたこともあるので参考になりました。
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