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母春子の祈祷

2025年1月 5日 (日)

墓じまいの悲しさと困難さ

nisihira-haka
 沖縄出身の家内と結婚し、那覇市の家内の実家に挨拶に行きました。家内のご両親に家族として迎えられ、食事などしました。
 義父が「一緒に来てくれ。」と言い、私を一族のお墓に連れて行ってくれました。高知では見たこともない、大きな敷地にお墓がありました。

 聞けば、沖縄では普通サイズのお墓と言います。

 義父はこう言いました。「沖縄の男は1人前になると、家をこしらえる前に一族のお墓をつくります。僕はこの墓をつくりました。」と言いました。

 ご先祖様に「うちの娘は大和の男と結婚した。申し訳ない。」とご先祖様に方言で申し開きをしているようにも思いました。その義父は1987年に亡くなり、義母は1997年に亡くなりました。

(義父母が眠るお墓。お墓の敷地は70坪。沖縄では普通サイズであるそうです。)

 15年前の2009年でしたが、義母の13回忌でしたので、今回はなんとしても行く予定でしたが、直前に断念しました。仕事もそれなりにせわしいし、超高齢の両親も心配(当時は健在でした)であるし。家内は実家だし、子供も沖縄にいる(沖縄の大学に在学中)のでうちの代表で法事に出てもらいました。
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 朝はお墓に行ってお参り。ちょうど清明の季節でもあります。お菓子とお線香を持って簡単におまいりをしたそうです。普通はお弁当を持っていき、お墓の前で食事をするそうですが、今回は日程が立て込んでいるので簡単にしたとか。
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 家内たちが持ち帰った沖縄の新聞を久しぶりに見ました。1面全面が死亡広告とお墓や法事関連の業者の広告で埋まっています。家計図が描けるくらいに死亡者の一族のお名前が掲載されていますし。このあたりは沖縄独特の風習ではあります。先祖を大事にすることは良いことであると思います。
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 自分が今あるのはご先祖があってのもの。先祖を粗末にすることは今の自分を粗末にすることであるとつくづく思いました。ご先祖に誓って今を生きようとあらためて強く思いました。

 とはいえ少子高齢化で墓地の維持も沖縄でさえ難しいとか聞きました。
子供たちは娘でいずれも嫁ぎ、実家には健在とはいえ年老いた老夫婦のみの高齢者家庭。お墓の維持が大変で「墓じまい」をする事例が、先祖供養の濃い沖縄でも増加しているとか。

 深刻な時代になりました。午前祖様はどうすれば良いと思っているのでしょうか?
沖縄の墓から言えば、うちの墓はとても小さい。庶民レベルでは精一杯ですね。
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2024年12月30日 (月)

県外の友人の指摘に驚愕

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 2024年12月30日ですが、ようやく事務所の掃除と片付けが一段落し、2024年の仕事納めが終わりました。今日のリハビリウォーキングは、12385歩でした。風邪も回復し、正常化しました。
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 お昼前に県外に移住された友人から突然の電話がありました。私が受話器を取り話をしようとしました。
 友人は開口一番に、
「お前生きちょったかえ。俺はお前さんの個人ブログを毎日読んでいるが、そのブログの更新が、予告なしに12月26日から29日までの4日間されていない。死んだかと思うた。」と。

 確かに12月26日以降29日まで更新されていません。

http://dokodemo.cocolog-nifty.com/
(個人ブログ「けんちゃんの吠えるウォッチング-どこでもコミュニュティ双方向サイト」)
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 確かに友人が指摘されたように、今年1月に両眼の手術と入院、療養生活が長期にわたることが予想されましたので。「しばらくブログは更新できないと思います。」と書いてありました。(私自身が入院前に書いていました。)

http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/2024/01/index.html
(しばらくブログの投稿は控えます)
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 SNS全盛時代に、だらだらと長い文章で、自宅周りの地域防災問題を中心に書いている個人ブログにすぎません。熱心な読者がいることに感謝します。

2024年12月21日 (土)

12月21日は母の葬儀の日でした

母・春子
 12月21日は「冬至」です。暦どうりに2024年は寒い。高知市は氷点下にこそなりませんが、1度か2度が最低気温という日が続いています。そのうち氷点下になりますね。

 2022年12月19日に母・春子は自宅で亡くなりました。享年98歳(満年齢は97歳)でした。当日はいつも早寝する私ですが、サッカーW杯カタール大会の決勝戦でした。アルゼンチン対フランセ戦。一進一退の試合は延長でも決着がつかず、PK戦で未明に決着がつきました。母は午前3時半まで生存していましたが、アルゼンチンが優勝し、勝利インタビューが延々としていて見ていました。7時頃に母の様子を見に行きますと、呼吸がとまっえちました。家内を起こして確認しましたが、貸与されていた脈拍計も酸素濃度計にも反応しなくなっていました。急遽訪問医師宅に連絡。30分ほどで来ていただき確認いただきましたが、亡くなっていました。死亡診断書には「老衰」と書かれていました。

 安らかな最後でした。苦しむ様子もなく自宅で看取ることができました。20日が通夜式でd、21日が葬儀。火葬場で骨を家族と親戚で拾いました。良く22日は大雪でした。郡部在住の息子夫婦は出勤できませんでした。私の車は冬用タイヤでしたので、1人で配送に回りました。

 今年はお寺の都合もあり、家族で3回忌を12月15日にしました。半年間は要介護5の母の在宅介護はそれなりに大変でしたが、いなくなると寂しいものです。母は懸命に生き、私たちを励ましてくれました。いつまでも見守っていただいていると思います。

2024年12月 6日 (金)

介護研修4日目(最終日)

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公益財団法人介護労働安定センター高知支部の「介護に関する入門的研修」(4回講習)が、先週に2日。今週に2日の22時間講習を受講しました。私の場合は、父を99歳で6年前、母を97歳で2年前に看取っています。足掛け14年の両親の在宅介護が終わると、今度は自分が「老人」になりました。

 

 「いわば老人入門講座」でもあり、2002年に2級ホームヘルパーの研修講座を受けていましたので、何がどう22年の間に変化したのかに興味がありました。最終日は「基本的な介護の方法」ということで、口腔ケア、排泄介助、着脱介助、入浴介助、清潔保持、家事支援などを、実際に介護現場で身体介護をされている人の体験を聴講しました。

 

「入浴時は体が温まり関節がほぐれるので、介護施設では、リハビリも併せておこなっています。」
「1番これからの季節に注意すべきことは、浴室と脱衣室の温度差を作らないことです。ヒートショックの予防」です。施設は空調が確かですが、家庭風呂は電気ストーブなどで暖房をしないといけないからです。
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「入浴できない場合は、タオルで体を拭きますが、その場合50度ぐらいのお湯に浸し、拭くときもちがよいようです、タオルが冷たいと嫌がります。」

 

「拭く順序は、顔-上半身-体幹-下肢-陰部-臀部」です。強く拭かないことです。

 

「排泄は最も他人に介入されたくない行為であることを理解し、プライドや羞恥心に配慮した介助を行うことが大切」
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「爪切りは健康状態の人に限ります。巻き爪などは医療機関で対処していただかないといけないです。」

 

 講義のDSCN1813最終日は県社会福祉協議会の「就労支援」の話もありました。介護の資格はなくても「介護助手」して70歳代でも元気であればアルバイトが堂々とできるようでした。

 

 修了証書をいただきました。理想は「お世話をする老人」になることです。そのためには健康寿命を保持し、健康で働ける体を維持していかないといけないですね。ご両親の在宅介護で頑張られておられるひと世代若い女性2人とお友達になりました。皆さん頑張っておられます。
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2024年12月 1日 (日)

介護研修講座 2日目

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 4日間の研修の2日目は、介護ケアの実務研修です。
22年前の当時の「2級ホームヘルパー講座」で体験したことがあります。どの程度やり方が変わったのか、腰痛にならない介助の仕方があるのだろうか。そのあたりに興味があります。

 昨日偶然隣になって親しくなった女性(93歳の母親を在宅介護されています)は、今日は来られないとか。なんだか心細い。でも咳が近い者同士でグループが出来、皆と親しくなりました。
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「基本的な介護の方法」と座学と実技研修が今日のテーマでした。座学で印象の残った言葉について記述します。

「介護の基本は、人間への理解を深めておこう」です。

「残存機能を理解したうえで自立支援するのが、介護も目的です。」

「ADLは日常生活活動」「QOLは生活の質」

「加齢と老化は異なる」

「転倒は自宅内が多い。」

「オーロラルケアは口腔ケアの総称」

「うつ病は改善する。

「フレイル⇒虚弱。ロコモティブシンドローム⇒運動器生涯。サルコペニア⇒筋肉減少」
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 2000年に日本では介護保険制度がスタートした。その前は家政婦や病院での付き添いさんの機能がbホームぺルパートと称していました。介護保険制度は厚生労働省の国の制度として、整備されていきました。介護福祉士や、社会福祉士やケアマネ―ジャーなどの資格が確立し、役割も確定して行きました。

 私が2002年に研修した「2級ホームヘルパー」から発展したようです。

 しかし私の両親の死去の前に救急で担ぎ込まれた高度医療病院,父は2018年に高知日赤病院、母は2022年に高知医療センターでともに「廃用症候群」になりともに要介護5になりました。父の場合は慢性腎不全の悪化で日赤で緊急透析で、危機を脱しました。そこまでは医療のおかげですが、その後すぐにリハビリ病院に転院できず、70人間ももろくにリハビリもしていただけなかったので、廃用症候群になりました。当時はインフルエンザが蔓延し、その病院も受け入れてくれませんでした。

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 母の場合はコロナ禍の真最中。父よりは早く転院できましたが、医療センターの一か月で廃用症候群になりました。2人とも入院前までは元気でしたのに、医療的な治療は受けられましたが、長期の入院生活で廃用症候群になるとは。

 医療と介護の連携がうまくいかなかった事例であると思います。なかならないものかと介護研修を受けている間に両親の終末期を思いだし、悔しくなりましたね。
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 何とかならないかと心底思います。

2024年11月17日 (日)

今日は母の99歳の誕生日

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 11月17日は母・春子の誕生日。2年前に逝去した母(享年97歳)でしたが、生存していれば99歳でした。来年は100歳になります。

 12月19日が3回忌になります。今更ながらにいなくなるとさびしいものですね。写真はご近所の美容室で写しました。
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カット後はすっきりしています。

2024年11月12日 (火)

高齢者入門講座を受講予定

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 18歳の高校生は52年間「うじうじ」していて、気が付けば70さいになり、今年71歳の老人になりました。「暗くて長いトンネル」をようやくに抜け出したら、70歳代の老人に。浦島太郎ほどでないですが、無為に過ごした50年間は「あっという間」でした。

 あとわずか10年で81歳。20年で91歳。30年で101歳ですから。元気で生存できる時間は、無為に過ごした50年間に比べとても短い。焦るも感じますね。

 それで「高齢者入門講座」を受講することにしました。「介護に関する入門講座」(主催介護労働安定センター)の4回講座を受講することにしましちゃ。

 実は私等夫婦は2002年に介護保険制度がスタートしたばかりの頃、休日を利用して当時の介護の最低限の資格講座「2級ホームヘルパー講座」を受講したことがありました。介護実習(身体介護、在宅介護、訪問介護)の体験をしました。当時は私は49歳。父は83歳、母は77歳でした。両親は元気そのもので、介護体験は実際に両親が介護状態になった時に、参考になりました。

 今回は私たち夫婦がともに高齢者になったので、自分自身が「転ばぬ先の介護」を体験し、高齢化時代に備えようと勉強する気持ちになりました。自分の期待と講義内容がすべて一致はしないでしょうが、何かの参考になるでしょう。

 「要介護は突然に」来るとも言われています。可能なら「転ばぬ先の介護」に努め、健康寿命を延ばしたいと思います。地域防災でも担い手も、訓練参加者も高齢者ばかりです。それゆえリアルに、当事者として学べるのではないかと思います。

2024年10月16日 (水)

早めの認知症診断・対策を

認知症判断・16か月後 001
 日本経済新聞2024年9月23日に記事「認知症診断 平均16か月」「生保調べ 専門委家族早期対応を」という記事には反省ばかりです。

 2022年12月に97歳で他界した母は、2008年10月に「アルツハイマー型認知症」と判定され、母の「認知症」と14年間付き合ってきました。

 認知症は100人100様、。母の場合は「認知症になってから、明るい可愛いお祖母さんになりました。」好き嫌いが亡くなり、歩けるうちは州に1回は、はりまや橋商店街の活き活き100歳体操に連れて行きました。元気で明るい性格の母は、だれとでも親しくなり、楽しんでいました。

 記事では「軽度認知障害(MCI)」は適切な対応で正常な認知機能に回復する可能性がある。」とのこと。でも認知症の母と14年間付き合いましたが、いまだにどの段階が「軽度認知症」であったのかはわかりません。

 私の9月に発症した帯状疱疹も、早期発見、早期治療しましたから、服薬の抗ウイルス剤はよく効き、1週間で完治しましたから。

 気軽な医療機関の窓口があれば、早期対策も可能であったのかとは思います。でも見抜くのは難しいのかもしれないです。

 私も母の体質と気質を100%受け継いでいます。わたしも認知症になる可能性は高いと思います。予防なり治療法があれば受けてみたいです。

2024年9月30日 (月)

要介護は突然に

要介護は突然に・日経記事 001
 「要介護は突然に」「隊れてからでは迷惑」との日本経済新聞2024年9月23日号の記事には衝撃を受けました。

 記事では「高齢社会白書(2021年版)によると、介護が必要になったしゅね原因は「認知症」(18・1%)「高齢による衰弱」(13.3%「脳血管疾患(脳卒中・15・0%)「骨折・転倒」(13・0%)など突発的なものが目立つ。

 一般論で言われるのは、「健康寿命と平均寿命」です。日本人の場合、男性の健康寿命は71・19歳、平均寿命は80.21歳で要介護は9.02歳です。女性の場合は健康寿命は74・21歳で、平均寿命は86・61歳であり、要介護期間は12・4年です・平均的な数字です。
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 うちの父親の場合は、健康寿命は89歳。亡くなったのは99歳でしたので、よう会議期間は10年でした。母親の場合は認知症になったのが83歳。健康寿命は83歳です。要介護期間は97歳で亡くなりましたので、14年間でした。うち10年間は両親のダブル介護期間でした。

 自分たちも年寄りになり「老老介護」「ダブル介護」状態でした。幸い私も家内も健康で、家内も在宅介護に協力的でしたので、両親は介護人生を全う出来たと思います。自営業形態であり、職場と自宅が兼用で、かつ家内他家族も協力支援していただいだきましたのでできました。

 私等家族でより深刻な問題は、「経済的な備え」の問題です。全国の有料老人ホームの初期費用は東京では900万円台。兵庫や京都は1000万円だとか。要介護になれば、家賃を含むと1人で月額20万円から35万円程度かかります。零細企業で給与を抑えてきたので、到底年金だけでは賄えません。

 私等夫婦も「老人」になり「老後の生活」の不安に苛まれる年齢になりました。高齢者に優しくない社会に日本社会もなりつつあります。

 近づく南海トラフ地震で自宅も全壊した場合など、どうやって生存していくのかを真剣に考え中れば行けないですね。大変ですね。

2024年4月10日 (水)

52年前の悔しい登校日

 4月8日(月曜)は春休み明けで、新学年の・新学期が始まるスタートの日になります。春休みが終わり、学校に登校します。52年前のこの日は思い出すと悔しく腹立たしい日でした。

 

 1972年3月1日に高校を卒業できませんでした。1単位足りませんでしたが「追卒業」(3月15日)にもしてくれませんでした。担任の教師は自宅へ来ては執拗に自主退学を迫りました。母は突っぱねました。教師に「留年する」と伝えましたが、担任教師は「絶対に卒業は無理だから」と言い放ち、何も登校日迄連絡してきませんでした。

 

 そして1972年4月8日に留年するために1人で高校へ行き、職員室に行きました。引き戸を開けますとなかに教師が何人かいました。「お前何しに来たんだ!」とたわけたことを言いました。「留年しに来たがよ。担任の教師は何も連絡がなかったぞ!」と言いました。

 

 「お前を受け入れる担任を決めるので、校長室で待ち寄れ」というので、校長室の応接のソファーに座りまりました。しばらくして教師が呼びに来て「お前を受け入れるクラスが決まった。ホームルームしているからそこへ行け」と言われました。行くと教室の中ほどに空席があり座りました。1学年下の連中とクラスメートになりました。

 

 大学と違い高校の留年(原級留置)は、全科目再履修ですので、結構きついものでした。おまけに担任教師が全く連絡してくれなかったので、教科書も制服も、体操服も変わっていました。教科書はないと困るので、教科書販売会社に1人で購入に行きました。制服と体操服は担任教師の不作為ですので、買いませんでした。

 

 1人だけ色の違う体操服で体育授業を受けていました。わけのわからん体育教師が「お前服装違反だ」というので「担任教師が何の連絡もいない方が悪い」と突っぱねました。とにかく腹の立つ高校でした。なんとか卒業が出来ました。52年過ぎましても思い出すと腹立たしい。

 

 担任教師は共産党の教員組合でした。生徒指導の教師はファシスト系労組員でした。どちらの連中とも対立していましたので、たぶんいじわるをされたんでしょう。その高校には尊敬する教員は只の1人もいませんでした。翌年は3月1日の卒業式には出ましたが、すぐに帰りました。大学にも合格しましたが高校へは連絡しませんでした。

 

 3月5日には母と一緒に大学の教務課に行き、下宿先を紹介受けました。一度戻り、母ともう1度上京し4月2日は日本武道館での入学式に行きました。桜が奇麗に咲いていたことを思い出しました。何かと支援してくれた母は2年前に他界しました。

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