介護研修4日目(最終日)
公益財団法人介護労働安定センター高知支部の「介護に関する入門的研修」(4回講習)が、先週に2日。今週に2日の22時間講習を受講しました。私の場合は、父を99歳で6年前、母を97歳で2年前に看取っています。足掛け14年の両親の在宅介護が終わると、今度は自分が「老人」になりました。
「いわば老人入門講座」でもあり、2002年に2級ホームヘルパーの研修講座を受けていましたので、何がどう22年の間に変化したのかに興味がありました。最終日は「基本的な介護の方法」ということで、口腔ケア、排泄介助、着脱介助、入浴介助、清潔保持、家事支援などを、実際に介護現場で身体介護をされている人の体験を聴講しました。
「入浴時は体が温まり関節がほぐれるので、介護施設では、リハビリも併せておこなっています。」
「1番これからの季節に注意すべきことは、浴室と脱衣室の温度差を作らないことです。ヒートショックの予防」です。施設は空調が確かですが、家庭風呂は電気ストーブなどで暖房をしないといけないからです。
「入浴できない場合は、タオルで体を拭きますが、その場合50度ぐらいのお湯に浸し、拭くときもちがよいようです、タオルが冷たいと嫌がります。」
「拭く順序は、顔-上半身-体幹-下肢-陰部-臀部」です。強く拭かないことです。
「排泄は最も他人に介入されたくない行為であることを理解し、プライドや羞恥心に配慮した介助を行うことが大切」
「爪切りは健康状態の人に限ります。巻き爪などは医療機関で対処していただかないといけないです。」
講義の最終日は県社会福祉協議会の「就労支援」の話もありました。介護の資格はなくても「介護助手」して70歳代でも元気であればアルバイトが堂々とできるようでした。
修了証書をいただきました。理想は「お世話をする老人」になることです。そのためには健康寿命を保持し、健康で働ける体を維持していかないといけないですね。ご両親の在宅介護で頑張られておられるひと世代若い女性2人とお友達になりました。皆さん頑張っておられます。
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