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排泄(排尿・排便)ケアの必要性

2025年9月23日 (火)

映画「宝島」を見に行きました。

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 2025年9月20日(土)ですが、沖縄出身の家内の提案で、午前8時50分上映開始の「宝島」(大友啓史監督作品・205分)を見に行きました。3時間10分もありました。

 映画の解説を長いですが、引用します。
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「戦後沖縄を舞台に、史実に記されてこなかった真実を描き切った真藤順丈による傑作小説『宝島』。審査委員から満場一致で選ばれた第160回直木賞をはじめ、第9回山田風太郎賞、第5回沖縄書店大賞を受賞し栄えある三冠に輝いた本作を、東映とソニー・ピクチャーズによる共同配給のもと実写映画化。

 監督を務めるのは、時代劇からアクション、SF、ドラマ、ミステリーやファンタジーまで、常に新たな挑戦をし続ける大友啓史。(「龍馬伝」『るろうに剣心』シリーズ『レジェンド&バタフライ』)。主演には妻夫木聡を迎え、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太ら日本映画界を牽引する豪華俳優陣が集結。日本に見捨てられ、アメリカに支配された島、沖縄。全てが失われ、混沌とした時代を全力で駆け抜けた“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちの姿を、圧倒的熱量と壮大なスケールで描く、サスペンス感動超大作が誕生!
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 2019年に原作権を取得してから、6年の歳月を経て遂に公開となる本作。当初開発は順調に進み2021年にクランクイン予定だったが、度重なるコロナ禍に二度の撮影延期を経て実際にクランクイン出来たのは2024年2月。スタッフ・キャスト全員が「どうしても今の時代に届けたい」という強い情熱を持ち進んできたからこそ実現した奇跡のプロジェクトがついに公開。

 沖縄戦や、本土復帰後を描いた沖縄に関連する映画は過去にも多く製作されてきたが、本作は名匠・大友監督のもと<沖縄がアメリカだった時代>を真正面から描き切るかつてない“本気作”。実際に起きた事件を背景に進行する物語に、当時の状況を徹底的に調べ尽くし、リアルな沖縄を再現。クライマックスのシーンでは、延べ2,000人を超えるエキストラが投入され、その群衆一人一人にまで演出を加えていく大友監督により、当時の息遣いまで再現されたリアルな感情の爆発シーンなど、想像を遥かに超えたインパクトで描かれる。
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 東映とソニー・ピクチャーズによる共同配給のもと、ハリウッドに拠点を置くLUKA Productions Internationalも製作に参加して日米共同製作で挑む、今までの常識を覆す、革新的なエンターテイメント超大作。」

「1952年、沖縄がアメリカだった時代。米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちがいた。いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る幼馴染のグスク(妻夫木聡)、ヤマコ(広瀬すず)、レイ(窪田正孝)の3人。そして、彼らの英雄的存在であり、リーダーとしてみんなを引っ張っていたのが、一番年上のオン(永山瑛太)だった。全てを懸けて臨んだある襲撃の夜、オンは“予定外の戦果”を手に入れ、突然消息を絶つ…。残された3人は、「オンが目指した本物の英雄」を心に秘め、やがてグスクは刑事に、ヤマコは教師に、そしてレイはヤクザになり、オンの影を追いながらそれぞれの道を歩み始める。しかし、アメリカに支配され、本土からも見捨てられた環境では何も思い通りにならない現実に、やり場のない怒りを募らせ、ある事件をきっかけに抑えていた感情が爆発する。
やがて、オンが基地から持ち出した“何か”を追い、米軍も動き出す――。
消えた英雄が手にした“予定外の戦果”とは何だったのか?そして、20年の歳月を経て明かされる衝撃の真実とは――。」
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 グスク役の(妻夫木聡)はNHKの連続テレビ小説「アンパン」では八木上等兵(キューリオ社長)で熱演中です。なかなか芸達者です。映画を鑑賞した私なりの感想を述べます・

「復帰前(1972年以前)の米軍統治下の1952年から物語は始まります。同年は日本本土はサンフランシスコ講和条約が発効し、日本国は占領政策が解除され、国際社会に復帰しました。逆に沖縄は日本と切り離され、「復帰」までの20年間は、より米軍基地が沖縄本島内で拡大し、米軍のやりたい放題の時代でした。」

「家内は復帰前の1971年にパスポートを持って大学進学したとか。映画の舞台はコザ(現在の沖縄市)であり、家内が高校z世時代まで生活していた那覇市とは環境が違うと言っていました。沖縄市や宜野湾市や浦添市市などは、米軍に土地や農地、家屋を強制収容された人達も多い。

 日本国の円経済ではなく、米国ドルが沖縄の通貨とか。1ドル360円時代でしたから。沖縄ぞば6セント、氷ぜんざいが4セントであったそうです。」

「アメリカとの経済格差が歴然とありました。映画の前半は米軍嘉手納基地に沖縄の青少年が侵入し、倉庫にある食糧品や衛生用品を盗み、持ち帰っては住民に配給していました。義賊のような存在。」
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「いつも成功していた盗みは、なぜか米軍が素早く駆け付けピンチに。リーダーの機転で何とか生還。リーダーは行方不明に。映画では後日、別の窃盗グループがドジを踏み、米軍に見つかったらしい。ということが後日わかる。」

「青少年窃盗団のリーダー4人組は、リーダーが行方不明。1人は刑事に。1人はやくざに、もう1人は小学校の教師になりました。米軍兵士の中にいる素行の悪い連中は、飲酒運転での事故や婦女暴行しても、地元警察に捜査権も逮捕権もなく、地元沖縄の人達は諦めモードでしたが、忍従のエネルギーはどんどん蓄積されていきました。」

「米軍が中部の小学校に墜落し、多数の児童と教員、地元住民が死去し負傷した墜落事件にしても米軍は謝罪もせず(当然事故補償もせず)「不慮の事故」との見解を出すだけでした。」

「ベトナム戦争の激化もあり、沖縄駐留の米軍兵士も荒んでいて、暴行、窃盗、飲酒運転が激増し、犯罪者の米兵は基地内に逃げ込めば、ほとんどが不起訴処分になり、米国本土に逃亡した。コザ暴動は、沖縄の人達の怒りが爆発した。映画でも暴動の用紙が克明に描かれています。普段は米兵相手に接客する女性たちも加わり、ひっくり帰った米兵の車に上がって踏みつけたり、三心で躍る人たちもいました。」
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「2019年に映画がスタートしたものの、コロナ渦で中断期間があり6年がかりで完成しました。」

 復帰前の沖縄の世界はよく知られていません。いろんな立場の人達の生活が描かれています。3時間10分が「長い」とは思いませんでした。見ていない人には鑑賞することをお勧めします。

2025年7月25日 (金)

災害時の医療救護班の役割

講演会全景
2025年7月22日の「れんけいこうち防災人づくり塾」第4回目は「災害時の医療救護班の役割〜できること.できないこと」(講師.西山謹吾さん.高知大学医学部附属病院.危機管理医療学講座特任教授)です。
講演のテーマ
実は西山さんには一度会ったことがあります。2018年1月でした。2010年から父(98歳)は慢性腎不全(ステージ4)でした。

超高齢者故透析治療は出来ないので、主治医の植田一穂先生のご指導で(減蛋白食、適度な運動、水分補給と医院での週3回の利尿治療の点滴)をしていました。しかし、尿がでにくくなり、植田先生の紹介で日赤病院に連れていきました。(紹介状も書いていただきました。)
DMATの誕生の背景
 当時日赤病院の救急外来部長されていたのが、西山謹吾さんでした。診察されて開口一番に、
「お父さんの状態はよろしくないです。緊急透析治療はしますが、良くなるとは思わないで下さい。」と宣告されました。

当時は何ともあっさりした言い方をされる人だと良い感情はもてませんでした。さてDMATの活動を通じた「できること、できないこと」はなになのか、じっくり聴講します。

聴講した講義ですが、難しい医学的な内容かと思いましたが、導入部は,普段の生活のなかで注意することでした。「怪我をしない。予防が大事」(ガラス戸は割れる。靴は必要)「津波からの避難」(地域特性を把握)「応急手当」(怪我人の搬送方法の練習)が必要。
傷の応急措置のポイント
緊急の手術等は出来ない。
けが人の移動方法
安全確保が大事です。 
 また津波対策は事前にハザードマップで確認し、避難方法を検討するです。
応急手当は練習しましょう。

消毒薬は使用しません。水洗が基本。傷口は食品ラップを巻く。上からガーゼ。(傷口から水を吸収)傷1日目はラップは必要。

災害時は救急車は来れない。119番は繋がらない。
また医師も高知市周辺に居住している人達が多い。月曜から木曜まで勤務。金土日は自宅。

災害時の初期医療を投入するためにDMATをこしらえました。
東日本大震災の対処から、DMAT活動要領が改定がありました。今は災害関連死を防ぐための医療対策に力を入れられているとか。
医療救護班の役割
 阪神大震災、東日本大震災、熊本地震、能登半島地震を救命医療現場で体験なさっただけに、震災の種類の違いや、高齢化の進展、過疎の進展など、社会の変化に対応したDMATでなければならないとも言われました。
取り合い時の責任を医師個人に押し付けないこと。
西山謹吾さんの講話はわかりやすく実践的でした。いい話でした。

2024年12月 6日 (金)

介護研修4日目(最終日)

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公益財団法人介護労働安定センター高知支部の「介護に関する入門的研修」(4回講習)が、先週に2日。今週に2日の22時間講習を受講しました。私の場合は、父を99歳で6年前、母を97歳で2年前に看取っています。足掛け14年の両親の在宅介護が終わると、今度は自分が「老人」になりました。

 

 「いわば老人入門講座」でもあり、2002年に2級ホームヘルパーの研修講座を受けていましたので、何がどう22年の間に変化したのかに興味がありました。最終日は「基本的な介護の方法」ということで、口腔ケア、排泄介助、着脱介助、入浴介助、清潔保持、家事支援などを、実際に介護現場で身体介護をされている人の体験を聴講しました。

 

「入浴時は体が温まり関節がほぐれるので、介護施設では、リハビリも併せておこなっています。」
「1番これからの季節に注意すべきことは、浴室と脱衣室の温度差を作らないことです。ヒートショックの予防」です。施設は空調が確かですが、家庭風呂は電気ストーブなどで暖房をしないといけないからです。
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「入浴できない場合は、タオルで体を拭きますが、その場合50度ぐらいのお湯に浸し、拭くときもちがよいようです、タオルが冷たいと嫌がります。」

 

「拭く順序は、顔-上半身-体幹-下肢-陰部-臀部」です。強く拭かないことです。

 

「排泄は最も他人に介入されたくない行為であることを理解し、プライドや羞恥心に配慮した介助を行うことが大切」
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「爪切りは健康状態の人に限ります。巻き爪などは医療機関で対処していただかないといけないです。」

 

 講義のDSCN1813最終日は県社会福祉協議会の「就労支援」の話もありました。介護の資格はなくても「介護助手」して70歳代でも元気であればアルバイトが堂々とできるようでした。

 

 修了証書をいただきました。理想は「お世話をする老人」になることです。そのためには健康寿命を保持し、健康で働ける体を維持していかないといけないですね。ご両親の在宅介護で頑張られておられるひと世代若い女性2人とお友達になりました。皆さん頑張っておられます。
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2024年11月12日 (火)

高齢者入門講座を受講予定

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 18歳の高校生は52年間「うじうじ」していて、気が付けば70さいになり、今年71歳の老人になりました。「暗くて長いトンネル」をようやくに抜け出したら、70歳代の老人に。浦島太郎ほどでないですが、無為に過ごした50年間は「あっという間」でした。

 あとわずか10年で81歳。20年で91歳。30年で101歳ですから。元気で生存できる時間は、無為に過ごした50年間に比べとても短い。焦るも感じますね。

 それで「高齢者入門講座」を受講することにしました。「介護に関する入門講座」(主催介護労働安定センター)の4回講座を受講することにしましちゃ。

 実は私等夫婦は2002年に介護保険制度がスタートしたばかりの頃、休日を利用して当時の介護の最低限の資格講座「2級ホームヘルパー講座」を受講したことがありました。介護実習(身体介護、在宅介護、訪問介護)の体験をしました。当時は私は49歳。父は83歳、母は77歳でした。両親は元気そのもので、介護体験は実際に両親が介護状態になった時に、参考になりました。

 今回は私たち夫婦がともに高齢者になったので、自分自身が「転ばぬ先の介護」を体験し、高齢化時代に備えようと勉強する気持ちになりました。自分の期待と講義内容がすべて一致はしないでしょうが、何かの参考になるでしょう。

 「要介護は突然に」来るとも言われています。可能なら「転ばぬ先の介護」に努め、健康寿命を延ばしたいと思います。地域防災でも担い手も、訓練参加者も高齢者ばかりです。それゆえリアルに、当事者として学べるのではないかと思います。

2022年11月21日 (月)

土日祝日は母の在宅介護の日々


 2022年の11月19日・20日の(土日)と23日(水)の祝日は。朝から晩まで母(97歳)の在宅介護です。介護施設や医療機関はお休みなので、24時間在宅介護しなければなりません。

 朝は母は午前7時過ぎに起床。その30分前から起こして覚醒させます。ベットから起こして歩行介助してトイレに行きます。トイレは一度座らせて、私が母を抱え上げて、立たせます。家内が座り込んでパットを回収します。再び便器に座らせます。しばらくして便と尿が出たら、もう1度立たせます。家内が座り込んで母のお尻を拭きパットをいれてオムツをし、ズボンを上げます。

 支度が出来たらもう1度蓋をした便器に母を座らせて、方向を変え、私が母の両脇を抱え立たせます。歩行介助して茶の間の椅子に座らせます。そしてレンジで温めたペースト食を食べさせます。食事介助です。小さなスプーンでゆっくり母の口に運びます。飲み込みを確認します。終わったら歯磨きとスポンジブラシもつかいます。


 最近は30分くらいで食事ができるようになりました。薬も飲みます。食後の運動は「楽々歩き」で座った状態で母の足を動かす器具を1時間程度します。終われば座り直しします。歩行介助の練習を10分程度します。理学療法士のような線民家ではないので長い時間はできません。おすこうするうちに昼食の時間になります。

 お粥とペースト食2品をレンジで温めます。水はとろみの粉と水を陶器のカップに入れよくかきませます。水もレンジで温めます。昼食もゆっくり時間をかけて食事介助します。終わったら歯磨きとスポンジブラシもつかいます。その後は昼寝をさせます。

 昼寝を終えたら、母を起こして歩行介助して茶の間の椅子に座らせます。おむつをみて便意があるようならトイレへ連れて行き座らせます。なければおやつです。おやつはカロリーメイトです。
 
 おやつと夕食の間は少し運動します。トイレ介助します。そうこうするうちのに夕食の時間になります。母の夕食を食べさせながら、自分尾夕食も食べます。午後8時半をめどに母を就寝させます。

 お休みの在宅介護はそんな時間割ですね。案外せわしいものです。

2022年11月 8日 (火)

母はショートスティへ行きました。

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 いつもは土日を挟み、金曜から月曜の間でショートスティ(お泊り介護)お願いしていますが、家内が上京する用事が今週ありますのでそのために11月7日(月曜日)から10日(木曜日)までお願いしました。
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2022年11月7日は母(96歳)は目覚めもよく、起床後直ぐにトイレへ連れて行きました。大きな普通便が出ました。朝食のペースト食も補助食品も全部食べました。薬も飲ませ、着替えておんぶラックで下へ下ろし待機しています。
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生憎の雨になりましたが、母は元気に行きました。その合間に溜まっていた業 務を片付けます。土日の休みは48時間在宅介護なので殆どなにもできませんでしたので。
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 4つのうち2つ片付けました。あとの2つはすぐにやります。ただ母の在宅介護に気持ちと体が慣れているので、急に母がいなくなると、どっと疲れが出てかえって能率が上がらないですね。どうやら気持ちの切り替えが私は下手なようです。
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2022年11月 6日 (日)

母が自力で座ることができました。


土曜日曜は会社は休日ですが、介護施設もお休みなので、私と家内は2人で48時間母を在宅介護しています。
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母(96歳)が背もたれ無しで、介護ベッドに座っています。
「お座り」が出来ることに感動しました。体幹が少ししっかりしてきました。

お昼寝の後のおやつは、カロリーメイトのゼリーです。元気に完食しました。超高齢者はネガティブな存在だけではありません。母から励まされることもあります。
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2022年10月27日 (木)

西川きよし氏の壮絶な介護体験

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 2022年10月の日本経済新聞のコラム「私の履歴書」は漫才師で元参議院議員の西川きよし氏です。22回目は「介護疲れ、家出繰り返す」「市の福祉課で涙とまらず」という見出しであり、壮絶な介護体験がつづられていました。

「母と2人きりで育った妻ヘレンは、一転して3人の子、3人の親と同居するという大家族の理想がかない、幸せそうに嫁・妻・母の三役を務めてくれた。」

「時がたつにつれ同居の親たちに老化の進行が目立ち始めた。

 中略

 「年を取るにつれ、介護の手間は増し、労苦もかさむ。かけがえのない肉親が、別世界の住民のような言動をしてこちらを途方に暮れrさせる。睡眠も奪われ、身も心も疲労困ぱいして、妻は一時期家出を繰り返すようになった。」

 介護保険制度の整備を1日も早くと西川氏は自らの家庭の壮絶な介護体験から強く決意したと言います。気持ちは120%わかります。

 たった1人の母親の在宅介護でも私はてこずっているのに、3人も介護するなど到底できそうもありません。読んでいて身につまされました。

 西川きよし氏も自分が介護体験をいして奥さんの苦労を思い知ったようです。男は介護体験をすべきですね。「見てなかったものが」見えるようになります。

2022年8月 8日 (月)

身につまされる介護漫画

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 高知新聞に「人間広場とこどき猫』(ねこ先生)の実体験にもとづいた「在宅介護漫画」が連載されています。


 


 主人公は奥さんの実家に住んでいて、認知症になった「タエちゃん」という奥さんのお母さん(たぶん要介護5)を夫婦で在宅介護されています。


 


 2022年8月7日は(第376話)は身につまされました。主人公のつぶやきが表現されていました。


 


「歩くのも少ししんどそいなタエちゃん」


 


「それでもまだ、なんとかトイレで、排尿。排便も出来ておりますが」


 


「数年後の事を考えるとやや不安も感じます」


 


「できないことも増えてきたのでどこまで家で見てあげられるのか」


 


「先のことを考え「介護施設への入所のことなどについて、ケアマネージャーさんと相談していると相棒から聞き」


 


「私がうまく動ければ、なんとか家でみられそうだ」とゆぶやくと」


 


「あんたはそこまでの心配せんでえいき」これはもううちら親子の問題やき」


 


「私に負担をかけないようにと言ってくれた相棒の言葉にTなぜだか少しさびしさを感じた・(ここまで一緒にみてきたのに)


 


 


 「いけるところまで!」「ここまできたらやれるところまで」「こんな気持ちが湧いてくるのはなぜだろう」


 


 「きっとタエちゃんと共に過ごした日々が、私にとってとても大事なものになっているからだと思います。」


 


 


 私は母(96歳)は春子といいます。「タエちゃん」のところに「春ちゃん」と代入すればほぼうちの母の在宅介護とおなじです。


 


 抱っこして歩かせたり、トイレまでなんとか歩かせて(怪異除して)、トイレの中でも2人がかりで母を介助して、デイケアやショートスティの時は私が母を背負って階段昇降しています。まるで同じです。


 


 母の場合は「全介助」ですからタエちゃんより介護度は上かもしれません。母の方が表情はタエちゃんより表情があります。


 


 タエちゃんと異なる点は、母には表情があり、喜怒哀楽があります。2008年にアルツハイマー型認知症と判定されてはや14年経過しています。


 


 


 家内の賛同と支援があればこその母の在宅介護です。ベテランの介護関係者の方からは「いかに手を抜いて介護できるかがカギです」とも言われています。


 


 また「人生には終わりがある」ことです。母は96歳と超高齢者ですから、いつ人生がお終いになってもおかしくはありません。


 


 1月にh誤嚥性肺炎で危篤状態になっていました。でも医師が驚く奇跡の回復をしました。3月に足がむくみ下肢蜂巣炎ということで、3か月間入院しました。病気は完治しましたが、廃用症候群となり、母は歩くことも、自分で食べることも、といえれに行くことも、着替えることもできない全介助になりました。


 


 内臓の調子はいいので回復してきました。「入院前」の状態(自分の足で歩く。自分で食事が食べられる」用になりうためには早くて1年はかかりますね。難しかもしれません。
 
 来週の15日で母の在宅介護が2か月目です。随分と伊慣れてきました。仕事も在宅で少しづつですが出来るようになりました。地域防災活動も制約だらけですが少しづつt¥やります。
 
 母が要支援者になりましたので、要支援者対策を動末うのかは「机上論」ではなく、現実問題ですから。まだ明確な方策は確立しておりません。

2022年7月31日 (日)

「70歳が老化の分かれ道」を読んで

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 「70歳が老化の分かれ道」(和田秀樹・著・詩想社新書・2021年)を読みました。副題は「若さを持続する人、一気に衰える人の違い・・」というところに関心がありました。

 今年の1月22日ごろ、母が誤嚥性肺炎で高知医療センターへ入院しているときに日本経済新聞の書評広告で見かけました。オーテピアの図書館で予約しました。65人目とか言われていました。半年して借りることが出来ました。

 「軽い本」なので気軽に読めました。気になったか所をメモしました。

 著者は高齢者専門の総合病院の勤務医で高齢者たちを毎日観察していました。「もはや70台は現役時代の延長で居られる期間となった。」と結論づけました。

 80歳ぐらいまでは、多くの人が現役時代のような生活を送れる可能性がある社会になってきた(P18)と言い切りました。


 ただ70歳代の過ごし方が「人生100年時代の ターニングポイント」です。(P19)

 戦後日本人は栄養状態の改善と医学の進歩が劇的に体格が向上し、寿命も延びました。しかし勘違いをしてはいけないと著者はいいます。

「80歳や⑨0際になっても、いまの70代の人達の様に元気で活躍できるようになって、人生のゴールがどんどん後ろにずれていくと言うのは幻想でしかありません。

 若返るのではななく、医学の進歩によって、「死なない」から町長寿になると言うのが「人生100年時代」の実像です。」(P20)

 わたしは65歳にして仕事が面白くなり「新しい創業」のような仕事を小規模なが展開しています。普通の人が現役を理タウやした年齢でフルタイムで働き、最近では母(96歳)の在宅介護まで家内としています。

 「90歳までは現役で行く」と思い込んでいましたが、それは幻想であるとのこと。和田秀樹氏の考え方も参考にしながら生きて行きます。

 「70代というのは、意欲的に身体を動かしたり、頭を使ったりしないと、すぐに要介護になってしまうというリスクがあるのです。」(P35)

 意欲の低下は、脳の前頭葉の老化と、男性ホルモンの現象が主な原因であるとか。

「70代に身につける「習慣」がその後の人生を救う」(P41)

「何ごとにおいても「引退」などしてはいけない。(P46)

 いい言葉です。仕事も社会活動も、「海の散帆」も、リハビリウォーキングも「引退」hがしませんから。偉そうにせず、楽し気にやり続けます。

「働くことは、老化防止の最高の薬」(P51)

「運転免許は返納してはいけない。」(P57)

 父は99歳まで運転免許を持っていました。脳血管障害で90歳の時倒れて以来、実際の運転はしていません。です免許の更新だけはしていました。それでいいんです。

「実は高齢ドライバーは危なくはない」(P61)

「肉を食べる習慣が老いを遠ざける」(P66)

「介護を生きがいにしない」P159

 あくまで著者は一般論で述べています。70代で仕事もリタイヤし、超高齢の親の介護がはじまった。命には限度があり、いつかはお別れが来る。その喪失感でがっくりくるひともいるので、筆者は介護保険制度をフル活用して、自分だけで背負わないようにすることだと。

 介護士さんからも「手を抜いて介護すること」とご指導を受けています。言わんとするとことはわかります。

「歳をとって優しくなることが幸せの近道」(P184)
 「70歳が老化の分かれ道」(和田秀樹・著・詩想社新書・2021年)を読みました。副題は「若さを持続する人、一気に衰える人の違い・・」というところに関心がありました。

 今年の1月22日ごろ、母が誤嚥性肺炎で高知医療センターへ入院しているときに日本経済新聞の書評広告で見かけました。オーテピアの図書館で予約しました。65人目とか言われていました。半年して借りることが出来ました。

 「軽い本」なので気軽に読めました。気になったか所をメモしました。

 著者は高齢者専門の総合病院の勤務医で高齢者たちを毎日観察していました。「もはや70台は現役時代の延長で居られる期間となった。」と結論づけました。

 80歳ぐらいまでは、多くの人が現役時代のような生活を送れる可能性がある社会になってきた(P18)と言い切りました。


 ただ70歳代の過ごし方が「人生100年時代の ターニングポイント」です。(P19)

 戦後日本人は栄養状態の改善と医学の進歩が劇的に体格が向上し、寿命も延びました。しかし勘違いをしてはいけないと著者はいいます。

「80歳や⑨0際になっても、いまの70代の人達の様に元気で活躍できるようになって、人生のゴールがどんどん後ろにずれていくと言うのは幻想でしかありません。

 若返るのではななく、医学の進歩によって、「死なない」から町長寿になると言うのが「人生100年時代」の実像です。」(P20)

 わたしは65歳にして仕事が面白くなり「新しい創業」のような仕事を小規模なが展開しています。普通の人が現役を理タウやした年齢でフルタイムで働き、最近では母(96歳)の在宅介護まで家内としています。

 「90歳までは現役で行く」と思い込んでいましたが、それは幻想であるとのこと。和田秀樹氏の考え方も参考にしながら生きて行きます。

 「70代というのは、意欲的に身体を動かしたり、頭を使ったりしないと、すぐに要介護になってしまうというリスクがあるのです。」(P35)

 意欲の低下は、脳の前頭葉の老化と、男性ホルモンの現象が主な原因であるとか。

「70代に身につける「習慣」がその後の人生を救う」(P41)

「何ごとにおいても「引退」などしてはいけない。(P46)

 いい言葉です。仕事も社会活動も、「海の散帆」も、リハビリウォーキングも「引退」hがしませんから。偉そうにせず、楽し気にやり続けます。

「働くことは、老化防止の最高の薬」(P51)

「運転免許は返納してはいけない。」(P57)

 父は99歳まで運転免許を持っていました。脳血管障害で90歳の時倒れて以来、実際の運転はしていません。です免許の更新だけはしていました。それでいいんです。

「実は高齢ドライバーは危なくはない」(P61)

「肉を食べる習慣が老いを遠ざける」(P66)

「介護を生きがいにしない」P159

 あくまで著者は一般論で述べています。70代で仕事もリタイヤし、超高齢の親の介護がはじまった。命には限度があり、いつかはお別れが来る。その喪失感でがっくりくるひともいるので、筆者は介護保険制度をフル活用して、自分だけで背負わないようにすることだと。

 介護士さんからも「手を抜いて介護すること」とご指導を受けています。言わんとするとことはわかります。

「歳をとって優しくなることが幸せの近道」(P184)

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