事前復興の先進的取り組みに学ぶ
海抜0メートルの高知市二葉町。海に隣接し軟弱地盤です。高知市は海抜2M以下0Mの市街地が約2800ヘクタールあり、13万人の市民が居住しています。
南海トラフ地震が学識者たちの想定どうりに起きると、下知地区の想定震度は7,地盤は約2M沈下すると言われ、」1946年の昭和南海地震時と同じく長期浸水すると言われています。
しかしこれほど危険で「どうしようもない事態」であるのに高知県庁や高知市役所は、市街地の高台移転、市街地の嵩上げ、耐震共同住宅の事前の建築(災害時弱者を優先入居させます。)は全く遅々として進んではいません。
一方の徳島県美波町由岐地区。こちらは震源域に近いので地震発生後わずか12分で12Mの津波が襲来すると言われています。
若者世帯の多くが安心安全を求めて地域外に移転し、「震災前過疎」状態が発生する事態になりました。
数年以上前から「事前復興まちづくり計画」を提唱し、研究会や学習会を実施するだけでなく、高台地区に住宅移転計画も実行しつつあります。
私たちも2018年の下知地区防災計画のなかに「事前復興計画」を提唱しています。
https://www.city.kochi.kochi.jp/soshiki/12/sitasirutikubousaikeikaku.html
しかし全く進展していません。美波町での取り組みに学び、行動に移したいものです。
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