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2021年4月 9日 (金)

岩手日報・震災特集号を精読しました。(その3)


 2021年3月1岩手日報復刻版1日前に、岩手県宮古市在住の「地震・津波語り部」(山田伝津館)の菅野和夫さんから岩手県の地元紙である岩手日報を送付いただいていました。とても深刻で重たい内容の記事が満載でした。
岩手日報版復刻版2  
 その1とその2の記事でも、岩手日報の紙面を詳細に読みました。震災から10年経過して「ひとくぎり」なんてありえない事態の深刻さと重たさに改めて驚くばかりです。菅和夫さんは「下知地区の事前復航に参考にしてください。」とお手紙にッ枯れていましたが、あまりにも重たいので、相対化することが出来ません。
岩手日報復刻盤3
 今回のその3は、2021年3月12日には「岩手日報 復興版東に本大震災 2011年3月12日(平成23年)」と表記されています。

 紙面1面は「三陸に大津波」とあり、陸前高田市の気仙町に押し寄せる大津波の写真が掲載されています。お寺のある地域の高台から記者が撮影された写真でした。
岩手日報復刻盤4
 紙面の2面と3面は「街が消えてしまった」(陸前高田)「防潮堤を超えた黒い波」(宮古)の見出しです。取材記者は揺れがあったが最初は「海の様子を見ようと」いう認識だったそうですが、津波の規模は想像を超えて海面が盛り上がり、黒い波は濁流となり市街地をのみこんだ。(宮古市)

 3時23分と27分、31分と記者が高台から撮影された写真は、陸前高田市の市街地が津波に飲み込まれ、平地がすべて水没していく写真でした。恐ろしい光景です。
岩手日報復刻盤5
 4面は大船渡の津波、5面は久慈と洋野の大津波の様子の写真です。防潮堤防はこなごなに壊されました。取材記者も命からからがら高台や高い建物に駆け上がり、懸命に写真を撮り続けたと思います。岩手の津波は大きいし、早いし、破壊力がより強いように思いました。
岩手日報復刻盤6
 高知県も700キロの海岸線がある「海に開かれた県」です。有史以来度重なる南海地震で大きな被害を受けてきました。土佐藩の記録でも「手結は亡所となりけり」という表現もありました。

 あらためて大津波の恐ろしさを感じました。

2021年4月 8日 (木)

岩手日報・震災特集号を精読しました。(その2)

岩手日報3月11日号3
岩手日報の2021年3月11日の震災特集号を精読しました。こちらには10年経過したことの課題や問題点などが記述されています。

「区画整理3割 用途未定」という記事が震災後の復旧復興事業の課題であり問題点であると思いました。未定率が高いのは、陸前高田市の68%、釜石市の63%、気仙沼市の51%と高い比率になっています。

 住民の「生活時間」と行政側の「復興事業」の「時間差」がとても大きいのではないでしょうか?通常高台整備や、盛り土整備事業は、その事業期間はおおむね最低5年はかかります。区画整理事業でやるとすれば、権利調整などが必要。工事が終わると道路や上下水道、電気ガスの整備などがあり、それらがすべて終わったからはじめて家屋を建設することができます。

 また東北3県の人口減少率は、今p10年間で全国平均の3・5倍とか。、毎年6%の人口が減少しているようです。宮城県女川町で▲35%、南三陸町で37%、岩手県大槌長で30%、福島県飯大熊町では▲90%の減少です。
岩手日報3月11日号4
 東北地方で人口が増えていますのは、宮城県仙台市です。2011年の101万人から、2021年は109万人に人口が増加したようです。

 また災害公営住宅も入居者が43%を超え、新しい地域のコミュニュティに、適合していただけいていない高齢者多くなるでしょう。地域での「見守り」が必要とされています。

 東日本大震災直後に記憶に残る言葉に「創造的復興」がありました。災害がなくても3大都市圏やブロック都市以外の地方は、持続的な人口減少に苦しんできました。高知県では毎年1万人人口が減少しています。2年前に人口が70万人を割り込みました。

 おそらく「大災害に負けることなく、街をより発展させましょう」というブチ上げであると思いますが、現実は厳しいものがありました。「早く決めないと国の承認が得られない」と住民をせきたてて合意形成を強引にはかった復興計画はどうなったのか?
岩手日報3月11日号5
 住民同士の対立と分断を避けるために内閣府の若手官僚が2013年に災害対策基本法を改正して提起したのが「地区防災計画制度」です。南海トラフ巨大地震が必ず来る高知市で私たちは「事前復興まちづくり計画」を下知地区防災計画の中で基本理念として提唱しました。しかし全く「見える化」されていません。下知地区は安心・安全な街ではありません。

 今この時点で南海トラフ地震が来たら、うちは自宅も会社の事務所も倉庫も車もすべてアウトです。命は助かっても会社の再建、生活の再建は不可能ですから。それをどうやって可能にするのか?今後の大きな課題です。

2021年4月 3日 (土)

県庁の事前復興計画はお間違いだ!!

 報道によりますと高知県庁は「事前復興計画の策定の指針をこしらえ、市町村の事前復興計画を支援する。」とされています。


 


「高知県は、各市町村の計画作りを支援するため、有識者や自治体のトップなどが委員を務める検討会で、計画作りの指針を策定することになりました。


 


指針では、∇命を守る、∇生活の再建、∇なりわいの再生、∇歴史・文化の継承、∇地域の課題の解決の5つの柱を基本理念とすることになっていて、検討会では今後、これをもとに復興に向けたまちづくりの基本的な考え方やイメージについて議論することにしています。」とあります。「市町村の計画づくりを支援するため」と称していますが、高知県全体の「事前復興計画」というものが不在(あるのであれば県は表示していただきたい。)


 


もし県に「事前復興計画」がない状態で、市町村の支援が出来るのでしょうか?それが第1の疑問。


 


第2の疑問は「∇命を守る、∇生活の再建、∇なりわいの再生、∇歴史・文化の継承、∇地域の課題の解決の5つの柱を基本理念とすること」ありますが、それは「一体だれが言うて策定するのでしょうか?」今回の委員になられた有識者と5自治体の首長だけでこしらえるのでしょうか?


 


高知県庁の指針のなかに「住民の参加」という概念が抜け落ちています。少数の有識者と自治体の長でこしらえた事前復興計画が、被災直後に住民の前に出され「時間がないから賛同してほしい」となり、結果的に地域住民の分断と対立を生みだけのものにしかならないと私は思いますね。


 


東北の経験が全く総括されていません。内閣府でさえ自治体が住民抜きで性急にこしらえた地域の復興計画が、住民同士の対立と分断を生み出した反省から、復興計画に住民の参加を前提とした「地区防災計画制度」を2013年にこしらえています。
 内閣府の若手官僚が頑張り災害対策基本法まで改正して行いました。高知県庁の「事前復興計画検討委員会」なるものは、「名前だけ」パクリ、中身は従来型の上意下達のやり方に過ぎませんね。
 不思議でもなんでもありません。伝統的に高知県庁は「県民の意見は聞かない」「県民とは市町村を通じて対応する」ことを頑なに貫くお役所です。
 似た名前の事前復興計画検討委員会が徳島県にありますが、多様な人たちが最初から委員にいます。高知県庁とは全く異なります。徳島方式が本来の姿です。


 


https://anshin.pref.tokushima.jp/docs/2019121000026/


 


 「まちづくり」には、住民の参加が不可欠です。その観点が全く欠落している高知県庁の考え方は全くの誤りであると思います。


 

2021年4月 1日 (木)

新年度のスタートですね

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 2021年4月1日(木曜)は新年度のスタート日です。相変わらず政府と大都市部の自治体の首長たちの不手際もあり、コロナ感染症は抑えきれていません。変異タイプのウィルスまで増加し、感染患者は増加し続けています。
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 そんな中あろうことか、東京五輪の聖火リレーがスタートしました。いつ感染爆発が起きてもおかしくない事態の日本です。コロナ感染症にワクチンは効果があることは、イスラエルやアメリカなどワクチン接種が先行している国では実証されています。

 日本は未だに医療従事者全員の接種すら終わっておらず。高齢者の予防接種も始まっていません。誰がどう考えてもコロナ感染症対策が不十分なまま五輪やパラ五輪を開催すること事態がおかしいと私は思います。
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 新年度は仕事の方も地域活動(防災も含め)、例年よりハードになりますね。体調を整えないといけないです。先週土曜日から原因不明に腰痛になりました。昨年2月8日から腰痛予防のための「リハビリ・ウォーキング」を早朝と夕方実施してきまして1年1か月間腰痛は起きませんでした。そのあと起きました。ショックでした。

 でも「腰痛は2本足直立歩行の人類の宿命」と思います。直立歩行の利点は両手が自由に使用できることと、脳が発達し、重たい頭部を体全体で支えることが出来るようになりました。しかし腰痛は常に起きるようになります。運動選手でもなりますから。
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 3年ほど前の整形外科医の診察は「レントゲンやMRIg阿蔵診断からは、あなたは3か所脊椎管狭窄症を起こしており、椎間板ヘルニアとすべり症も起こしています。」ということでした。治療法はなく手術も出来ないという「難病」判定でした。

 腰痛は20代からの持病であり、友人です。生きているからこそ「痛み」を感じます。」痛みの部位は体の深部にあり、腰の表面ではありません。つくづく人の体は複雑であると感じました。腰痛にならなければわからない境地でした。

 医師にはさじを投げられている私の体です。自分で体のメンテナンスを行い、時に身体調整の専門家の施術やアドバイスを受けて体調維持を図ります。年寄りになれば身体調整の時間がかかります。また真剣にしないといけないと思いました。

2021年3月31日 (水)

自分の体も自然の一部

 

 3月29日は午後から整体に行きました。実は先週の土曜日から1年1か月ぶりに本格的な腰痛になりました。家内が私の歩く姿を見て「歪んでいる。体が傾いて苦しそうに歩いている。」と指摘しました。毎日の立ち振る舞いを長い間見てくれていますので変化は敏感わかります。

 今回の腰痛の原因は心当たりがありません。土曜日の朝、リハビリ・ウォーキング(腰痛予防のための)に出かけようと起床し、寝床に座ると同時に腰痛が発生しました。気にせずに普段どうりに起きて歩いて、トイレへ行き手を洗い朝食を食べてリハビリ・うぉいーキングに行きました。そして母(95歳)送り出し、夜須へヨットに出かけました。ぎ装し、海の散帆を午前と午後に楽しみました。戻ると近所の町内会のお仲間と堀川の桜見物した後に居酒屋で懇親会をしました。

 日曜日は1日雨。朝から腰が痛くどうしようかと思いましたが、雨の中堀川を朝晩歩きました。そして大相撲中継で照ノ富士の優勝を見ました。月曜日も朝はいつものとうり、リハビリ・ウォーキングをしました。歩いて体が温まると腰痛は収まります。冷えると痛みます。

 午後から老師のお弟子さんの整体師のところへ行きました。診断は体の奥の部位8インナーマッスル)が一部ちじんでいますね。と指摘されました。痛みのある腰の部位には触れず、首肩や足の先などをほぐしていきます。そして腹式呼吸を習いました。すると痛みが治まります。施術後は体が軽くなり腰痛も半減しました。そして火曜日起床時には痛みは3分の1になりました。

 痛みが体の隅から抜けていく感覚がわかります。自分の体に敏感になりました。いいことです。

2021年3月28日 (日)

雨の中でもリハビリ・ウォーキングは続く

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 2021年3月28日は前線を伴う低気圧の通過で夜半から雨。とくに夜明け前は強く降っていました。
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 今朝は起床時から腰痛に。雨だし眠いしどうしようかと思いました。しかし堀川浮桟橋を歩くことを「リハビリ・ウォーキング」と称し、毎日SNSで公開しています。だからどうのではなく、本当にリハビリ効果がありますので、強い雨の中、合羽の上下を着用し、堀川浮桟橋を傘をさして歩きました。
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 浮桟橋は水面に浮かんでいま。適度な弾力があり、足腰に優しいと思いました。それで今朝のリハビリ・ウォーキングは、堀川浮桟橋を2往復しました。腰痛が緩和されました。

 人類は2本足直立歩行するようになってから、両手を使えるようになりました。しかし、腰痛になります。それは人類の宿命でしょう。治療法などありません。私の場合は、だらだらとひたすら歩くことです。
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 雨だろうが、夜明け前だろうが、とにかく毎朝1時位間程度は歩く。それだけ。事実昨年2月8日からだらだらリハビリ・ウォーキングは1日も休まず続けています。愚直にです。効果はありました。

 ですが今朝腰痛は起こりました。そういう事態はあり得ます。ですので無理のない範囲でひたすら歩きます。歩いて治癒する努力はし続けます。

2021年3月27日 (土)

適度な運動と交流は超高齢者にも必要ですね。

母は久しぶりにはりまや橋サロンへ行きました。
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 2021年3月26日(金)ですが、母(95歳)は3か月ぶりに、はりまや橋商店街サロンへ行きました。駐車場から歩行補助車で行きました。コロッケ屋さんで夕飯用のコロッケを購入しました。
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 谷ひろ子さんのお店でチョコケーキとチーズケーキを購入しました。

 今日の活き活き100歳体操は7人の参加者でした。母も3か月ぶりの出席でした。動きは悪くはないです。「若い」高齢者の皆様についていっていました。おやつも食べました。
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 やはり身体機能を維持するためには、超高齢者も適度な運動と交流は必要ですね。母も楽しんで体操していました。元気であることは何よりです。
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2021年3月24日 (水)

閖上だより04号

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 一般社団法人ふらむ名取が発行する地域コミュニュティ紙「閖上(ゆりあげ)だより04号」(編集長・格井直光さん)が発行されました。今回は震災10年の追悼号になっています。

 1面は「追悼3・11 天にとどけ、みんなの思い」の記事でした。「犠牲になった方たちへの10年の思いを言葉、絵、折り紙、灯篭などで表現し、追悼行事を行いました。」とのことでした。「閖上住民、内陸移転した人、県外で暮らしている人など、皆さんに思いを寄せていただきました。」とあります。

 確かに作品展は、多様な表現で各人の思いが表現されているようです。掲載されている写真から伝わってきます。記事にはこう書かれています。

「10年前、突然の別れを余儀なくされた私たち。話したいこと、話忘れたこと。教えて欲しかったこと、成長したわが子や孫のこと、ご主人・奥さん。お爺ちゃん。おばあちゃんへの報告や、仲の良かった友達、同級生へ伝えたいこと、みんなのそれぞれの思いを作品に表現して追悼しました。」
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 2面は年末年始の閖上地区でのお祭りやミュージカル、地元アイドルの動向記事でした。1月14日の閖上神社内(昨年11月に社殿の竣工)での「どんと祭」の報告記事。

 地元アイドルみちのく仙台ORI姫隊が閖上海岸と朝市会場での「姫のアサカツ(清掃活動)を行い、朝市デッキで元気な歌とダンスを披露し、皆に元気を送っていただいたそうです。

 年末にはわらび座によるミュージカルと和太鼓演奏があったという報告記事でした。
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 3面は高齢の「閖上散歩」と「閖上自転車紀行」の投稿記事が掲載されていました。12月27日には閖上第21団地での恒例のもちつき会が行われ100人に配られたとか。コロナ禍でもあり、みんなでの会食は控え配布されました。

 編集部に届いたお便りの紹介「いつもスマイル」コーナーもありました。

 4面は「日和山の石碑 英霊碑」の説明記事がありました。閖上沖での海難事故での犠牲者を弔う碑の由来の説明がありました。日和山には多くのの石碑があり、そのほかには昭和三陸津波の記念碑、大東亜戦争戦死者氏名碑、英霊碑、忠魂碑と並んでいるようです。
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 「その日に備える防災メモ」には明治5年(1872年)以来当地域には、M6・5以上の地震は67回観測されています。その教訓から「地震があったら津波の用心」「からぶってもいいんでねえの助かれば」心構えで、命を守る行動を早く撮りましょう。との啓発記事もあります。

 地域の企業の協賛広告も、地域情報として貴重です。「編集後記」では以下のように記述されています。

「震災から丸10年を迎えた閖上。あの日を境に日常のありがたさを身に沁みました。
天にとどけのメッセージでは住民の方が10年の想いを繰り返し表現していただきました。

 前を向いている姿がとても印象的で感動しました。新たな閖上の夜明けを告げるスタートです。」

 紙面全体から閖上の皆様の強い地域への想いを感じました。

2021年3月23日 (火)

「高台移転」を急ぎたい

 3月2日に宮城県で最大深度6強の地震がありました。今年は2回東北地方で地震がありました。幸い死者が出ることはありませんでしたが、「東日本大震災の余震」という気象庁の情報提供には驚きました。南海トラフ地震も近い将来起きると思います。


 


 最近も和歌山や徳島や九州でも小さな地震がありました。「30年以内に80%の買う率で起きる」と言われていますが、私は「10年以内に南海トラフ地震は起きる」のではないかと真底思うようになりました。


 


 津波浸水の脅威のない地域へ移転したい。もしくは浸水地区でもマンションへ移転したい。いずれも多額の費用がかかります。でもそれを具体化しないと現状では零細企業を災害後に再建することは難しい。なんとかしたい。でもいまのところなんともならない。もどかしい。何とか打開したい。


 


 今年こそ打開策を見つけ、高台移転を実現したい。

2021年3月21日 (日)

復興という名の災害

復興という名の災害
 高知新聞2021年3月18日の大山泰志記者の署名記事「復興という名の災害」という記事には身につまされました。

 震災前に4300人の人口があった宮城県石巻市雄勝町は、高台整備したにもかかわらず1137人と激減。なんと74%も人口減になりました。
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 2015年6月に、下知地区の有志5人を含む8人で現地滞在4日間の東北被災地ツアーを行いました。3日目に石巻市尾勝地区を訪問.阿部晃成さんにお会いしました。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/33-0bb5.html


http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/post-b3e0.html

 阿部さんたちは雄勝の中心部の復興も含めた意見を市側に出しましたが「市は住民側が早く同意しないと国からの予算が出なくなる。」と急き立て、議論を尽くさず多数決で高台整備を決めてしまい、阿部さんたちの意見は聞き入られませんでした。

 住民の分断が起きてしまいました。高台整備事業は予想どうり時間がかかり、完成した雄勝の高台には現在殆ど家屋が建っていません。多くの人達は雄勝の外の内陸部に造成された団地へ移り住みました。

 名取市の閖上地区でも、多くの住民が要望した内陸部への集団移転を市側が一方的に却下し現地での嵩上げによる復興事業になり、仲の良かった住民同士の対立も起きたと格井直光さんに聞きました。

 これは国の制度の欠陥です。大災害後半年以内に被災地の復興計画を出さなければ、復興予算を出しませんという制度ですから。多くは被災住民不在の中での復興計画が作られ、やたら時間がかかり、完成した後には想定どうり住民は戻らない事態が多いようですから。


 以前に「復興<災害>―阪神・淡路大震災と東日本大震災」(塩崎賢明・著・岩波新書)を読みました。

「震災で一命をとりとめたのにもかかわらず、復興途上で亡くなったり、健康を害して、苦しんだりする人々が大勢いる。その被害は個人の責任だけに帰することはできないと思えた。この復興による災厄は「復興災害」と呼ぶ以外にはあるまい。これは自然の猛威ではなく、社会の仕組みによって引き起こされる人災であり、本来防ぐことが可能な災害である。」
復興災害書籍
   中略

「実は、現在の防災・減災対策の中で、復興施策はほとんど位置づけられていない。命さえ助かればあとは自分で、という形になっているといっても過言ではない、しかしそれでは多くの被災者は生きて行けず、生活再建はできない。そこに復興災害が発生する根本原因がある。

 復興の事業の多くは公共施策として行われるが、その内容は貧弱で、被災者の実情に合っていないことが多い。」(P3)

 筆者は震災後20年が経過しても、阪神・淡路大震災の被災地では「復興災害」にさいなまれている人たちが存在していると指摘されています。それが2011年の東日本大震災での復興事業に活かされているとは言い難い現実があるとも言われています。

 記事の中で「復興について、事前に住民主体で考えて置かんと、どうにもならん」と私(下知地区減災連絡会副会長)がつぶやいたとありました。

 つぶやいても事態はかわりません。現実に高知県庁は、ごく一部の学識者(地元事情をほとんど知らない人たち)と5つの自治体の首長たちとで「事前復興計画検討委員会」を立ち上げました。

 石巻市の雄勝地区や名取市閖上地区と同じように、「住民不在」の事前復興計画が勝手に」審議され「国の墨付き」をもらい、気っと地域に押し付けられることでしょう。

「そうはさせんぜよ」の気概で事態を帰るべく活動を継続します。阿部さんや格井さんのご助言を糧にして活動を続けます。

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