最近のトラックバック

カテゴリー

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

災害情報サイト・地震・台風など

行政の防災情報

無料ブログはココログ

市民サイドの防災情報

フォト

東日本大震災の罹災地から学ぶ

2017年11月24日 (金)

6年経過し継続している閖上復興だより

 宮城県名取市の閖上(ゆりあげ)地区は、2011年3月11日の東日本大震災の大津波で大きな被害を受けた地域です。地域コミュニティ紙である「閖上復興だより」は、震災から7日月後に発刊され、満6年目であり、今回は46号となりました。

 編集長の格井直光さんを始め、スタッフの皆様の地域復興にかける熱意を毎回紙面から感じます。

「この6年、閖上復興に向き合ってきました。日本国中いや世界の国々から閖上の地へ訪問いただきました。

 津波被害から立ち向かい、見えない復興へ挑み続けているとことです。」

「その見えない復興もふるさと閖上の再建が見え始めて来ました。街は何れ出来ます。私たちの願い復興は遅くなったけれど、コミュニティが良いまちになって欲しいだけです。」

「震災でこの街に戻る人戻らない人と線を引かずに、みんなでコミュニティーが良い閖上にしていきたいと思っています。震災後閖上を知り応援頂いた人達も、新しくなっていく閖上に期待を寄せています。」と熱い編集者の想いが紙面で表現されていました。

 嵩上げされた土地にようやく公営住宅が完成し、入居が始まりました。閖上神社の御神輿が住宅地を練り歩きました。芋煮会も盛大に行われたと記事にあります。

 2面には7年ぶりに「閖上地区区民大会(運動会)」が復活したとの記事がありました。玉入れや、綱引き、障害物競走に興じる閖上地区住民の姿が写真に掲載されています。

「コミュニティ形成の礎というべき閖上地区運動会が復活した事は喜ばしい。震災前はこの運動会がきっかけで町内会の人と仲良くなったりしたものです。」とあります。

 やはり地域内での運動会は地域コミュニティづくりの基礎なですね。高知市下知地区では、地区運動会が消滅して20年が経過してしまいました。1度消滅しますと復活は並大抵ではないと思い知りますね。

 3面には閖上小中学校合同運動会の様子や閖上中学文化発表会など未来を担う学童・生徒たちの活動履歴が記事になっています。

 4面には「復興マラソン」の様子や、震災直後支援をいただいた台湾の仏教関係者との交流の様子も記事になっていました。イベント掲示板では、「閖上公民館祭」が、震災後7年越しに復活するお知らせも掲載されています。

 まさに地域コミュニティの継承と復活、発展こそが地域の生活の復興と発展となることを「閖上復興だより」を通じて学ぶことが出来ます。
閖上復興便り46号ー1_NEW_R

閖上復興便り46号ー2_NEW_R
閖上復興便り46号ー3_NEW_R
閖上復興便り46号ー4_NEW_R

2017年10月23日 (月)

トリプル・ブッキングの防災講演会

 2017年10月28日(土曜日)は、偶然ですが、皆聴講したい防災講演会や意見交換会が3つも重なってしまいました。
_new_r

下知地区減災連絡会主催の講演会は,10月28日(土曜日)午後6時からの「熊本地震と排除や隔離をしない避難所」というテーマで、花田昌宣熊本学園大学社会福祉学部教授です。

 熊本学園大学は、行政から避難所として指定されていませんでした。でも周辺から地震の被災者が次々と避難されてこられました。高齢者、障害を持たれた人たち。被災者をすべて受け入れ、最後の被災者が退所するまで避難所運営を続けられました。

 避難所運営の在り方を真摯に考えるための講演会です。

同日聴講したい講演会が2つあります。
_0001_new_r


2_new_r

 1つは東北大学災害科学国際研究所(津波工学分野)所長である今村文彦氏の講演@南海トラフ地震と津波に備えるには?東日本大震災の経験と教訓から:です。

 13時15分から15時15分まで高新文化ホールです。

 今村先生は、昨年仙台市での「地区防災フォーラム全国大会」の帰りに東北大学災害科学研究所で講演を聴講しました。国内外の企業が東北大学へ詰めかけ、提携し共同研究している姿を目撃しましたから。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/post-22f0.html

 また同日安芸市では、高知新聞と河北新聞が共同して企画された「むすび塾×いのぐ塾IN安芸」が企画されています。
_new_r_2

 東日本大震災の「語り部」として、名取市閖上の格井直光さんも高知へ来られます。残念ながら先方のご都合でお会いすることはできません。

 名取市で2015年と2016年の2回お会いしました。また「閖上復興便り」の編集長としてもご活躍されておられます。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/post-31a0.html

Kakui


 
 

 

2017年9月21日 (木)

閖上復興だより45号をいただきました。


_r

 「閖上(ゆりあげ)復興だより45号」(格井直光・編集長)が先日送られてきました。紙面からは東日本大震災から6年半が経過し、閖上地区の復興ぶりが紙面から伝わって来ます。
2_r

 嵩上げ地区に集合住宅が建設され、入居が始まった記事がありました。その一方で住宅再建が遅れ、仮設住宅にお住まいになっている方もおられるとのこと。

 天候不順の中、地域の夏祭りが各地で開催されている記事もありました。参加者がみな地域の繋がりを大事にされる様子が伝わって来ました。昨年3月訪れた時に閖上小学校と中学校の校舎が解体工事中でした。記事では閖上小中一貫校の新校舎の姿が見え始めたとの事。
3_r

 紙面の広告もすべて地元の店舗の情報です。確実に復興されている様子がよくわかりました。今後嵩上げ工事が終了しましたら、戸建て住宅の建設も始まることでしょう。地域コミュニティの復元や再生のためにも「閖上復興委だより」誌の役割はとても大きいと思いました。
4_r


2017年9月 3日 (日)

階段に斜路を一部設置し、車椅子を引っ張り上げる


Simoshicc


 高知市二葉町にある下知コミュニティ・センター。ここは津波避難ビルと、一次避難収容所になっています。しかし階段(段差11センチは建物内部。15センチは建物外部階段)しか設置されていません。車椅子の人は、車椅子では避難は出来ません。
Photo

 2年前に東北被災地交流ツアーで訪問した宮城県石巻市。門脇中学校の外部階段の2階部部位に「3・11津波到達到達地点」と書かれた表示を見ました。多くの人達は階段を登り助かりました。しかしディ・サービスで送迎中の車椅子の人は、階段が昇降できず亡くなったと聞きました。
Dscn2324_r


Dscn2316_r

 2017年9月2日ですが、高知市中心街にある地下駐輪場を思い出しました。はりまや橋駐輪場。新京橋プラザ地下駐輪場。中の橋駐輪場を見ました。そこは自転車を昇降させるために、階段の両側に斜路が設置されています。利用者は自転車を斜路の上に載せ、利用者は階段を昇降するというものです。
Dscn2311_r


Dscn2313_r


Dscn2311_r_2

 この斜路を階段に取つけることはできないだとうかと思いました。それも車椅子の幅に斜路を設置します。そして車椅子の緊急避難用の道具として「JINRIKI」(人力・じんりき)という車椅子用取り付け道具を活用すれば、階段昇降が可能ではないかと思いました。
Quick2_21


Inrik_new_r

 前と後ろの2人の介助者で車椅子の階段昇降は可能ではないかと思いました。

 またヤッシーパークの津波避難タワーには斜路があります。しかし急こう配のようです。そちらにも「JINRIKI」を防災用品として備えつけておれば役立つのではとお、もいました。
 
  ヤッシーパーク津波避難タワー

Yasuht2


 自転車駐輪場の階段の1段は恐らく10センチ前後でしょう。自転車利用者は1人で自分の自転車を斜路と階段を利用して地下駐輪場へ移動できます。利用後は1人で地下駐輪場から斜路と階段を利用して地上に上がれます。
Dscn2318_r


Dscn2319_r

 低地の市街地の津波避難ビルに車椅子の幅に斜路を2本設置できないものでしょうか。そして「JINRIKI」で引っ張り上げれば、2人で1人の車椅子利用者を引き上げることが出来ます。
 
  急こう配の斜路でも「JINRIKI」で引っ張り上げることができるでしょう。

1)津波避難ビルに車椅子昇降用の幅の斜路の設置が必要です。

2)斜路さえできれば、2人で1人の車椅子利用者を「JINRIKI」で引っ張り上げることができます。津波避難ビル管理者の皆さんと市役所の防災部署の皆様は真剣に検討していただきたい。

2017年7月 6日 (木)

閖上復興だより44号をいただきました。


44_new_r

 宮城県名取市で地域の復興に尽力なさっている市民グループが震災直後から発行されている「閖上復興だより44号」(編集長。格井直光さん)が送付されてきました。紙面からは閖上(ゆりあげ)地域の、詳細な地域情報を知ることが出来ます。

 閖上小学校と中学校は移転し、新築されます。小学校。中学校の情報は地域情報としては大事な情報です。閖上地区のシンボルである日和山の様子も報告されています。
442_r

 2面には「名取」という名前で交流されている愛媛県伊方町名取地区に1カ月滞在された「2つの名取を結ぶ会」の代表の方の現地レポートが掲載されています。

 3面には地域の復興状況の報告が掲載されています。災害公営住宅や集合型公営住宅の工事詳細も掲載されています。閖上小中学一貫校は来年4月に開校されるようです。10月に関係者に見学会も予定されているようです。
443_new_r

 4面には一般社団法人ふらむ名取(代表理事・格井直光)が設立の記事が掲載されています。閖上復興便りと、閖上震災を伝える会、名取交流センターが合流し活動を共にして、「名取。閖上の復興へコミュニティ再生と震災伝承を広く国内外へ発信し交流を推進することを目的にしています。
444_new_r

 名前の由来はノルウェーの木造上記帆船フラム号が、北極海の海氷に閉じ込められ、3年の歳月をかけてオスロ港へ自力で脱出し帰港した話に由来しているとか。

「閖上地区の復興計画は、住民と行政と意見が一致せず難儀した経緯があり、現在は復興工事中です。完成した暁には良かったと思えるまちにしたいと願いを込めて命名しました。

 小学生の頃、フラム号の伝記を読み感動したのを忘れず覚えていました。氷に閉じ込められた木造船が自力で脱出。3年間乗組員をまとめ無事に生還させた船長ロアール・アムンセンの統率力・希望を持ち続けたことを見習いたい。

 そして名取・閖上を良いまちにしたいと想いを込めました。」とあります。閖上の皆さんの志の高さと、まちを想う強い気持ちを感じました。素晴らしいことです。

 紙面の広告欄もすべて地元情報。震災から6年を経過して名取市閖上地区は着実に復興されている様子が良く理解できました。

2017年5月16日 (火)

浦戸湾3重防護対策で低地の高知市街地は救われるのだろうか?


Photo_7

 2017年5月14日に、国土交通省四国整備局が主催する「高知港海岸直轄保全施設整備事業着工式典」に下知地区減災連絡会(会長・森宏さん)代理出席していました。尾﨑正直高知県知事の話や、国土交通省の僅かな時間の説明(5分)、簡便なA43ページ程度のパンフレット等は情報の断片にしかありません。国会議員の発言も含め、断片を拾い集めてみます。誰の発言なのかは敢えて記述はしません。
1_new_r_2


2_new_r_2


3_new_r_2


4_new_r_2

「3重防護の第1ラインは、高知新港防波堤を「粘り強い構造への補強を実施します。第2ラインは、三里・種崎・御畳瀬・浦戸地区の堤防を耐震化し、地盤沈下対策と液状化対策をします。第3ラインは、浦戸湾内部の護岸を耐震化し、地盤沈下に対応した嵩上げ、液状化対策を実施する。」(国と交通省の説明。パンフにもあり)

「県人口の45%が集中する高知市。浸水市街地に居住する県民は15万人とされる。L!想定の地震(1946年当時の昭和南海地震程度)では、耐震護岸工事が完成する15年度からは浸水の脅威は劇的に減少する。
 東日本大震災のL2想定(1000年に1度)でも、減災(津波到達時間の遅延化、浸水エリアの面積の縮小)などが期待できる。」

「歴史上記録に残る南海地震は、687年、887年、1099年、1561年、1707年、1854年、1946年と100年から200年位に1回起きる周期的な大地震。」

「完成までに15年かかります。その間に明日を担う子供たちに釜石のように、正しく津波や地震を恐れる教育が必要である。」

「3重防護が完成すれば浸水する地域も排水が容易になり、比較的短時間に排水が可能になる。」

 低地の市街地(下知地区など)が、最大2メートル地盤が沈下した状態で、果たして排水が可能だろうか?地盤沈下した地域も過去の南海地震では数年で沈下した半分は隆起するようです。でもより地盤は下がることは間違いない。

 地震と浸水で破壊された社会基盤(水道・都市ガス・電気)や道路などの復旧をする前に、地盤沈下している地域の復興・復旧をどうするのかが大問題です。

 名取市の閖上や陸前高田や南三陸町のように盛り土をするのか?低地なので最低10年ぐらいは地域へ戻れないでしょうから。震災後の盛り土工事では「地域は滅びます」。誰も住まないし、住めなくなります。

 スーパー堤防構想を下知地域は真面目に検討すべきではないのか。

 過去の民主党政権時代に悪名高い「事業仕分け」で、予算が凍結・削減されたやに聞いています。堤防の高さと同じ地盤を、高さの100倍整備する事業。高さ5メートルの堤防なら500メートルまで地盤を5メートル嵩上げします。

 スーパー堤防とは(ことバンクより)


 耐震護岸堤防(インプラント工法)と浮体式人工地盤とスーパー堤防構想(国土交通省)の組み合わせは可能ではないでしょうか?それと立体換地も
下知地区を始め、低地の高知市の市街化地区では即検討し、今すぐ実施していただきたいと思います。

 立体換地について

下知地域では立体換地が必要であると思う

浮体構造物(浮体式人工地盤)が下知を救う

 耐震護岸堤防の着工は喜ばしいのですが、それだけでは地域の「悩み」や「苦悩」はなくなりません。

 今年度の下知地区防災計画で、より地域の「事前復興まちづくり計画」をb議論し、練り上げていきたいと思います。

2017年5月 6日 (土)

閖上復興便り43号


43_new_r

 6年前の東日本大震災直後から発刊されている「閖上(ゆりあげ)復興だより」(格井直光・編集長)。このたび43号を送付いただきました。

 記事には名取市追悼式が名取市文化会館にてとりおこなわれたのこと。昨年3月11日の5年の追悼式には参列していました。
432_new_r


433_new_r

 嵩上げ地に住宅が建てられている様子の写真も掲載されていました。来年度は閖上小学校と閖上中学校の合同調査も完成します。地域の復興の様子が紙面からわあkります。

 地域住民各位との情報共有に「閖上復興だより」は大きな役割を果たしていることが良くわかります。
434_new_r


2017年2月25日 (土)

閖上(ゆりあげ)復興便り42号


_new_r

 先日宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区で復興地域コミュニティ活動の大きな情報伝達紙である「閖上復興だより42号」(格井直光・編集長)を送付いただきました。

 いつも紙面を見て感心しますのは、閖上地区の地域コミュニティの動きを詳細に記事として書かれていることです。
2_new_r

 閖上まちカフェの事や、復興工事の進捗具合。閖上小中学一貫校建設の進捗、少年野球チームの事や、プロサッカーJ1ベガルタ仙台が閖上地区からシーズン・インしたことなど地域情報盛りだくさんです。
3_new_r

また紙面の広告、地元企業である商店、企業、医院、介護施設などが掲載され、地域情報が広告欄からもわかります。

 紙面一面では編集長の格井直光さんが、昨年11月29日に脳卒中になられ、現在復帰に向け懸命なリハビリ中と記述されており驚きました。元気に復帰されることを、四国の地から祈願しています。
4_new_r

 あらためて地域コミュニティは大事であると思いました。

2017年2月14日 (火)

潮江と下知の事例発表会


Kounnkai

 2017年2月12日(日曜)ですが、高知市知寄町のちより街テラスの大ホールで、「平成28年度自主防災活移動事例発表会」が行われました。主催は高知市自主防災組織連絡協議会(久武邦雄会長)です。
_r

 松下潤一初月地区自主防災会連合会会長の司会進行で事例発表会は始まりました。まず久武邦雄会長から「昨年は宮古市長などの講演もやってきましたが、熱心に取り組んでいる市内の2つの連合自主防災会の事例発表会を企画しました。」と挨拶されました。
_r_2

 続いて門吉高知市災害対策部長より「連合会組織結成のお蔭で、高知市内の自主防災会の組織率が90%を超えることが出来ました。」と言われました。
_r_3

 そのなかでも活発に活動している潮江南防災連合会(報告者・川上政寿事務局長)と下知地区減災連絡会(報告者・坂本茂雄事務局長)です。2人ともエースです。まず川上政寿さんから潮江南地区の活動報告がありました。「いきるために 地域をとりこむ潮江南防災連合会の取り組み」という表題で報告が行われました。
_r_4


_r_5

 潮江南地区は、伝統的に活発な潮江南小学校地区の町内会や住民組織と一体化した活動をされておられ、動員力も物凄いものがありますね。昨年も高知新聞の「いのぐ」モデル地区にもなっていました。東日本大震災の被災地とも交流をしているようです。「むずび塾」での繋がりで河北新聞から震災の「語り部」達が潮江地区を訪問。地区住民とまち歩きをしたりされています。
_r_6


_r_7

 どの地域の防災会共通の悩みは「若い世代をひきこむこと」「世代交代をいまくやること」であると思います。その点潮江南は凄いのは、年に2回大規模なイベントを開催していることですね。「夏祭り」「区民運動会」の開催と運営で、人材を発掘し、育てています。
_r_8

 防災の行事では必ず潮江南小学校と連携し、巻き込むことが「伝統的に」潮江南地区では上手くいっているように思いました。小学校を舞台にした防災訓練や防災キャンプ。山への避難訓練など活発に行っています。
_r_9

 非常持ち出し袋を小学4年生に配布し、何を入れて来るのか、思いつく品物3点を入れて登校、中身を確認したことも、いいことをやっています。
_r_10

 何より会合後の「慰労会」は欠かさないのが潮江南地区であるそうです。伝統的な小学校を中心とした住民力で、精進されている姿を感じることが出来ました。
_r_11

 下知地区減災連絡会の坂本茂雄さんからは、「共助を大きく、防災に「も」強い安心・安全な街へ」というテーマです。「減災連絡会結成のきっかけは、下知コミュニティ・センターの開所(2013年4月)があり、センターの運営委員会の中に他のの地域にはない「防災部会」をつくるにあたり、単位自主防災会の連合体をこしらえる必要性(2012年10月結成)がありました。

 それで単位自主防災会の会長は下知地区減災連絡会の役員になりました。またそうなると男性ばかりになるので、「女性役員枠」をこしらえ、自薦他薦を問わず役員会が承認したら役員になってもらいました。今は役員の3分の1が女性です。

 坂本茂雄さんは、「昭和小市民防災プロジェクト」の活動が、地域の津波避難ビル指定の動きを加速したと報告されました。ま避難訓練も情報伝達訓練や、情況付与型訓練や、要支援者対応訓練を実施しています。
_r_12

 単位自主防災会の取組として、二葉町自主防災会の全町内世帯を対象とした防災世帯調査や、もしもの地震の場合の「疎開を前提とした」仁淀川町との「顔の見える普段からの交流」などが紹介されました。
_r_13

 サーパス知寄町1自主防災会では、2014年・15年とマンション総合防災計画(国土交通省モデル事業)に取組み、現在「南海トラフ地震対策・津波避難防災マニュアル」を策定中です。マンション住民各位が安否を確認し、安全に上層階へ避難するための手引きの作成です。
_r_14

 また下知有志で五台山に土地を借地し、市民農園活動をしています。食料確保が将来の目標。そのなかで五台山地区の住民との「顔の見える」交流をすています。


 2014年にすべての下知地域の団体が加盟した「下知地域内連携協議会」を発足させ、昨年は下知地区全世帯に「BONDES」という会報を作成し配布しました。また夏と秋には下知街テラスにて、下知地区にゆかりのある祭りを行っています。
Bonz

 下知地区は、2015年から「地区防災計画」に取り組んでいて、「事前復興計画」を策定するために地区でのワークショプや町内ごとの意見交換会(2016年)も取り組んできました。
_r_15

 それは「課題解決型の防災」から、「地域の魅力増進型」の防災に転換させなければならないという下知地区住民の想いから「事前復興計画」づくりの意見交換会を1昨年から始めました。最初は内閣府のモデル事業。昨年・今年は高知市のモデル事業です。
_r_16


_r_17

 なぜ「事前復興計画」なのか。それは2015年6月に下知地区減災連絡会有志で、「東北被災地交流ツアー」を実施し、石巻市、名取市、東松島市を訪れました。そこで事前の復興計画を住民各位で自治体を含めて策定しておかないと大災害直後にはおいそれとは復興計画など策定し、住民の合意形成をこしらえることは容易ではない現実を見たからでした。

 昨年後半より、各町内へ入り、より細かな意見交換会を実施しています。今年はそのまとめ作業にはいります。と報告がありました。

 休憩を挟み、山中晶一高知市地域防災推進課課長補佐が司会をし、川上、坂本両氏が登壇して、参加者との意見交換会をしました。
_r_18


_r_19

 土佐山地区で防災活動をされている佐藤さんや、県立大3回生で防災サークルをされている清水さんや、安芸市の仙頭さんからも意見や感想が述べられていました。
_r_20


_r_21


_r_22


_r_23

 大変中身のある事例発表会でした。関係者の皆様お疲れ様でした。寒い中参加者各位もご苦労様でした。事務方のお世話をされました高知市地域防災推進課の皆様もお疲れ様でした。

 フロアでは市内自主防災会の活動事例のパネルがありました。
_r_24


_r_25


_r_26


_r_27


_r_28


_r_29


_r_30


_r_31


_r_32


_r_33


2017年1月16日 (月)

「歴史地震の話」を読んで


_r_9


 「歴史地震の話 -語り継がれた南海地震」(都司嘉宣・著・高知新聞社・2012年刊)を下知市民図書館で借りて読みました。

「防災の概念を覆した東日本大震災。宝永地震を記録した土佐の資料と同じような「黒い津波」の記述が出てくる」。その記述は当時種崎(高知市種崎地区)に住んでいた土佐藩士が詳細に記述している。宮古の津波と同じ黒い津波が人々の住む集落を襲い、記述者は奇跡的に助かりました。

 都司嘉宣氏の講演は、以前高知市の主催する「防災人づくり塾」で聞いたことがあります。古い記録に残る古文書を分析し、過去の地震記録から、現在の減災対策を説いています。

「東日本大震災は、貞観地震(869年)以来の大地震と言われる。」

 中略・・

「今回の地震でも、津波被害は東北地方だけでなく、関東地方の茨城県や千葉県にも及んだ。これに対し、明治三陸地震(1896年)の津波も、昭和三陸地震(1933年)の津波も被害は三陸海岸に限定されており、宮城県石巻市より南の海岸ではほとんど被害が出なかった。」

「今回の地震の津波で重大被害が出た範囲は、。明治、昭和より大きく、貞観地震に津波にほぼ一致する。」

 東京電力福島第1原子力発電所の大被害も、地震学者が「貞観地震並みの津波が来る恐れがある」ことを東京電力も原子力規制委員会も全く無視し、何の対策も打たなかったゆえの大被害であったのです。彼等の不作為が地域に大きなダメージを与え、それはいまも続いています。
Fukusimagenoatuhigai

 津波の対する備えている東北沿岸部。それもも大きな被害が出たのは、東日本大震災が1000年に1度の大地震」であったからでした。
_0001_new_r


_new_r


Photo


Photo_2

 岡村眞高知大学特任教授によれば、「土佐市宇佐町の蟹ヶ池では、歴史記録に残る南海トラフ地震の中で最大の宝永地震(1707年)に匹敵する巨大津波が、過去6500年間に少なくとも16回以上起きていたことを確認。

 その間隔は300~350年で、特に2150年から2300年前には宝永地震を大きく上回る規模の地震が起こった痕跡も見つかっている。」(高知新聞・2017年1月4日「高新大賞に岡村特任教授(高知大)過去の巨大津波判明」)とあります。

 高知で記録に残る地震で最大規模は宝永地震(1707年)。揺れも高知城下では強かったと記録されています。
_new_r_2

「図を見て一目で分かることは、農人町から東、国分川にかけての地域で、震度7の強い地震被害を生じた場所が現れていることである。現在の城見町、宝永町、知寄町、稲荷町等の地域に相当する。」(P203)。二葉町も該当します。

 都司氏は宝永地震のような「千年地震」対策として、具体的に「家屋・財産は守りきれないとあきらめ。せめて人の命だけは守りきることを考えること。そのために次の(A)から(C)を考慮すること。」(P305)とあります。

(A)沿岸集落に4階建て以上の鉄筋コンクリート住宅がある場合には、その所有者と契約を結んで津波警報が発令された場合に、4階以上を、一般市民への避難場所として開放すること。4階以上には津波非常用に、非常食、飲料水、長靴、懐中電灯、ラジオなどを用意しておくことだ。

(B)背後の丘陵に上がる斜面が居住地から近い場合には、幅広で緩やかな避難路をもうけ、途中に夜間でも見えるようにソーラーバッテリーによる照明を設置すること。避難先は20M以上の標高があること。

(C)4階以上の鉄筋コンクリートのビルがなく、集落の背後に避難に適した丘陵に上がる斜面もない場合は、一定間隔に「津波避難タワー」を設置すること。その避難場所の標高は宝永地震の津波を参考にして、おおむね15M以上とすること。

 と都司氏は提言されています。高知市の指定避難ビルの下知コミュニティ・センターでは食料備蓄は行われていません。市の配備計画も未定です。

 下知地区には、4階建て以上の建物すらない地域もあり、海抜も低く、低層木造住宅が多く、高齢者が多く居住しています。AからCの基準を未だに満たしていません。

 二葉町自主防災会は、地区指定避難ビルとして11カ所のビルを所有者の協力を得て指定しています。そのビルには飲料水や食料、非常用トイレの備蓄は未だに行われていません。

 都司氏はこうも言われている。なお、今までの津波避難の対策の中に考慮されていないことも実行されたこともあないが、次の(D),(E),(F)、(G)も検討したい。。(306)とあります。

(D)津波警報が出た時、漁船などは、いち早く港外に移動させる。この時その船に手早く乗せることの出来る住民も積極的に便乗させることはできないであろうか?

(E)2011年東日本大震災の時、例えば宮城県女川町では、4階建てのビルの屋上に緊急避難した人がいたが、津波は更に高い所まで水位が上昇し、そこに避難した人も津波に巻き込まれた。この場合、その4階建てのビルの屋上に、ゴムボートとふいごがあれば、ゴムボートを膨らませて脱出できたのではないか?

(F)寝たきり老人など、津波警報発令時に機敏に移動できない人は、標高15M以上の所に住居を移す「隠居部屋」の考えを取り入れられないか?

(G)どうしても沿岸に住居を持たざるを得ない漁師は、今後はそこに7階以上のマンションを建てて住むという居住様式を取り入れる。この場合は、ふだん、1階から3階に住んでいる人は津波警報発令時には4階以上に移動することを、そのマンションの住民全体が協力する。
_new_r_3

 というアイデアを都司氏は出されています。(D)の津波発生時の港から沖への船での避難は津波に向かっていくことになるので、どうでしょうか?

 (E)の構想は、私たちは高密度発泡体による浮体構造物を屋上に設置することを検討しています。研究会や講演会も開催しました。

  高知市下知メガフロート(浮体人工地盤)構想を実現したい。

 http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/post-06a8.html
Futagomm

 (F)につきましては、二葉町は6年前から仁淀川町の住民の皆様との「疎開を前提とした」地域間交流をしています。一向に高知県庁も高知市役所も動こうとしないのは「不作為」であると思います。
Akiya

 (G)は現実的な対処法であると思います。そして都司氏は「おわりに」のなかでこう言われています。

「多くの犠牲者を出した東北地方の被災地に目を背けることなく、そこにいて、命を失うことなく切り抜けた人の証言や、写真やビデオ映像に目を背けることなく、冷静に観察すれば、千年震災の津波にあっても命を全うすることが出来るのであろう。

 そうしてそれを、実践的な津波防災対策に生かしていくべきであろう。そのさい、従来の常識にはとらわれない方法を採用するという、ある程度の「思い切りの良さ」が必要となるであろう。」(P307)

 二葉町全世帯と対象とした「防災世帯調査の実施」。それに基づいた「50Mに1つの地区津波一時避難ビルの指定」「疎開を前提とした仁淀川町との地域間交流」「避難所に国際信号旗を掲揚する」(海からの支援要請)、を実践してきました。

 更に下知地域として有志ですが「五台山市民農園」の実施(食料確保)と2次避難場所の確保、さらには「災害時相互避難協定の地域同士の締結」などが今後の方向性です。

 千年地震を迎えてやる過ごす段階にまだ達していません。個人や家族のレベルでなんとか今年は近づいてみたいと思っています。支援を受ける側から、支援する側になりたいと思うからです。

 

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

2015年昭和秋の感謝祭「 | 2016年参議院選挙 | 2016昭和秋の感謝祭 | 2017衆議院選挙 | BCP(事業再構築計画)推進 | JICA研修生の皆さんとの意見交換会 | NPO高知減災ネットワーク会議 | まちづくり条例見守り委員会 | トイレ対策 | ニュース | ハイパーレスキュー艇・シーレックス | パソコン・インターネット | ペット | ユニバーサルな防災・減災対策 | ロープワーク | 三好市との交流 | 下知コミュニティ・センター防災部会 | 下知図書館建て替え問題 | 下知地区防災計画・ブロック会 | 下知地域内連係協議会 | 下知市民図書館改築問題 | 下知減災連絡会 | 下知町内会連合会 | 事前復興計画に策定作業 | 二葉町内防火対策 | 二葉町町内会 | 二葉町自主防災会行事 | 五台山・市民農園 | 五台山2次避難所構想 | 五台山2次避難構想 | 仁淀川町ー二葉町との交流事業 | 今治市防災士会・連合防災部会との交流 | 今野清喜さん講演会 | 企業の災害対策 | 保存食・保存食材 | 内閣府・地区防災計画フォーラムIN仙台 | 内閣府地区防災計画 | 医療・介護情報の共有化の必要性 | 南海地震情報 | 南海地震関係 | 危機管理の意識 | 原子力災害 | 受援力向上セミナー | 口腔ケアの重要性 | 台風・大雨対策 | 台風対策 | 台風情報 | 名古屋大学・室井研二准教授 | 名古屋市南区・白水・星崎地区 | 国政との関連 | 国際信号旗 | 地震保険 | 報道関係 | 太陽灯LED照明 | 女性の視点(生活者)の視点 | 学識者・大学関係者 | 家具転倒防止対策 | 家具転倒防止講習会 | 家屋の手入れ | 岡村眞先生講演会 | 巨大地震・津波対策用高強度発泡樹脂浮力体 | 市民目線での減災対策 | 平成28年度下知地区防災計画 | 復旧・復興対策 | 徳島県美波町との交流 | 心と体 | 情報伝達手段 | 情報伝達訓練 | 情報班 | 感染症対策 | 戦争災害 | 排泄(排尿・排便)ケアの必要性 | 救命艇エアーボート | 救急救命法 | 文化・芸術 | 新潟中越地震の教訓 | 旅行・地域 | 日記・コラム・つぶやき | 映画・テレビ | 昭和南海地震 | 昭和小学校の防災学習 | 昭和小学校の防災教育 | 昭和校区地域内連係協議会準備研究会 | 書籍・雑誌 | 東北被災地交流ツアー | 東日本大震災の罹災地から学ぶ | 東日本大震災の震災遺構 | 河瀬聡一郎氏講演会 | 津波避難ビル | 津波避難施設について | 津波避難訓練 | 災害に強い熱源としてのLPガス | 災害時の医療支援のありかた | 災害時の食料確保 | 災害時国際貢献・支援 | 熊本地震関連2016年 | 疎開保険 | 研修会・講習会 | 神戸市長田区鷹取との交流 | 神戸市長田区鷹取東地区との交流 | 窓ガラス飛散防止講習会 | 立体換地 | 経済・政治・国際 | 耐震護岸工事 | 耐震貯水槽活用問題 | 脱水症対策 | 自主防災会の交流事業 | 自主防災会同士の交流 | 自衛隊の救助訓練 | 蓄光塗料 | 西村吉正・春子服薬情報 | 認知症症候群関連 | 超高齢者の事前減災対策 | 防災マップづくり | 防災世帯調査 | 防災備品の管理 | 防災啓発懇談会 | 防災啓発用 | 防災啓発用映画 | 防災啓発番組 | 防災士 | 防災炊き出し訓練 | 防災用品展示会 | 防錆対策・防錆塗装 | 電源の確保 | 震災語り部管野和夫さん | 食事情報 | 高知大学との協働事業 | 高知大学防災すけっと隊 | 高知市地域コミュニティ推進課 | 高知市地域防災推進課 | 高知市政 | 高知市社会福祉協議会 | 高知市自主防災組織連絡協議会 | 高知市議会 | 高知市長との意見交換会資料2015年 | 高知市防災士会連絡協議会 | 高知県危機管理部 | 高知県土木部 | 高知県政 | 高知県看護協会 | 高知県議会 | 高知HOTARUプロジェクト | 高齢者・認知症対策 | 2015年統一地方選挙・県議・市議 | 2016年熊本地震 | 2016年熊本地震関係 | 8月14日の自己責任の失火について | NPO高知市民会議(防災)