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東日本大震災の罹災地から学ぶ

2021年4月 9日 (金)

岩手日報・震災特集号を精読しました。(その3)


 2021年3月1岩手日報復刻版1日前に、岩手県宮古市在住の「地震・津波語り部」(山田伝津館)の菅野和夫さんから岩手県の地元紙である岩手日報を送付いただいていました。とても深刻で重たい内容の記事が満載でした。
岩手日報版復刻版2  
 その1とその2の記事でも、岩手日報の紙面を詳細に読みました。震災から10年経過して「ひとくぎり」なんてありえない事態の深刻さと重たさに改めて驚くばかりです。菅和夫さんは「下知地区の事前復航に参考にしてください。」とお手紙にッ枯れていましたが、あまりにも重たいので、相対化することが出来ません。
岩手日報復刻盤3
 今回のその3は、2021年3月12日には「岩手日報 復興版東に本大震災 2011年3月12日(平成23年)」と表記されています。

 紙面1面は「三陸に大津波」とあり、陸前高田市の気仙町に押し寄せる大津波の写真が掲載されています。お寺のある地域の高台から記者が撮影された写真でした。
岩手日報復刻盤4
 紙面の2面と3面は「街が消えてしまった」(陸前高田)「防潮堤を超えた黒い波」(宮古)の見出しです。取材記者は揺れがあったが最初は「海の様子を見ようと」いう認識だったそうですが、津波の規模は想像を超えて海面が盛り上がり、黒い波は濁流となり市街地をのみこんだ。(宮古市)

 3時23分と27分、31分と記者が高台から撮影された写真は、陸前高田市の市街地が津波に飲み込まれ、平地がすべて水没していく写真でした。恐ろしい光景です。
岩手日報復刻盤5
 4面は大船渡の津波、5面は久慈と洋野の大津波の様子の写真です。防潮堤防はこなごなに壊されました。取材記者も命からからがら高台や高い建物に駆け上がり、懸命に写真を撮り続けたと思います。岩手の津波は大きいし、早いし、破壊力がより強いように思いました。
岩手日報復刻盤6
 高知県も700キロの海岸線がある「海に開かれた県」です。有史以来度重なる南海地震で大きな被害を受けてきました。土佐藩の記録でも「手結は亡所となりけり」という表現もありました。

 あらためて大津波の恐ろしさを感じました。

2021年4月 8日 (木)

岩手日報・震災特集号を精読しました。(その2)

岩手日報3月11日号3
岩手日報の2021年3月11日の震災特集号を精読しました。こちらには10年経過したことの課題や問題点などが記述されています。

「区画整理3割 用途未定」という記事が震災後の復旧復興事業の課題であり問題点であると思いました。未定率が高いのは、陸前高田市の68%、釜石市の63%、気仙沼市の51%と高い比率になっています。

 住民の「生活時間」と行政側の「復興事業」の「時間差」がとても大きいのではないでしょうか?通常高台整備や、盛り土整備事業は、その事業期間はおおむね最低5年はかかります。区画整理事業でやるとすれば、権利調整などが必要。工事が終わると道路や上下水道、電気ガスの整備などがあり、それらがすべて終わったからはじめて家屋を建設することができます。

 また東北3県の人口減少率は、今p10年間で全国平均の3・5倍とか。、毎年6%の人口が減少しているようです。宮城県女川町で▲35%、南三陸町で37%、岩手県大槌長で30%、福島県飯大熊町では▲90%の減少です。
岩手日報3月11日号4
 東北地方で人口が増えていますのは、宮城県仙台市です。2011年の101万人から、2021年は109万人に人口が増加したようです。

 また災害公営住宅も入居者が43%を超え、新しい地域のコミュニュティに、適合していただけいていない高齢者多くなるでしょう。地域での「見守り」が必要とされています。

 東日本大震災直後に記憶に残る言葉に「創造的復興」がありました。災害がなくても3大都市圏やブロック都市以外の地方は、持続的な人口減少に苦しんできました。高知県では毎年1万人人口が減少しています。2年前に人口が70万人を割り込みました。

 おそらく「大災害に負けることなく、街をより発展させましょう」というブチ上げであると思いますが、現実は厳しいものがありました。「早く決めないと国の承認が得られない」と住民をせきたてて合意形成を強引にはかった復興計画はどうなったのか?
岩手日報3月11日号5
 住民同士の対立と分断を避けるために内閣府の若手官僚が2013年に災害対策基本法を改正して提起したのが「地区防災計画制度」です。南海トラフ巨大地震が必ず来る高知市で私たちは「事前復興まちづくり計画」を下知地区防災計画の中で基本理念として提唱しました。しかし全く「見える化」されていません。下知地区は安心・安全な街ではありません。

 今この時点で南海トラフ地震が来たら、うちは自宅も会社の事務所も倉庫も車もすべてアウトです。命は助かっても会社の再建、生活の再建は不可能ですから。それをどうやって可能にするのか?今後の大きな課題です。

2021年3月24日 (水)

閖上だより04号

閖上だより04-1_NEW
 一般社団法人ふらむ名取が発行する地域コミュニュティ紙「閖上(ゆりあげ)だより04号」(編集長・格井直光さん)が発行されました。今回は震災10年の追悼号になっています。

 1面は「追悼3・11 天にとどけ、みんなの思い」の記事でした。「犠牲になった方たちへの10年の思いを言葉、絵、折り紙、灯篭などで表現し、追悼行事を行いました。」とのことでした。「閖上住民、内陸移転した人、県外で暮らしている人など、皆さんに思いを寄せていただきました。」とあります。

 確かに作品展は、多様な表現で各人の思いが表現されているようです。掲載されている写真から伝わってきます。記事にはこう書かれています。

「10年前、突然の別れを余儀なくされた私たち。話したいこと、話忘れたこと。教えて欲しかったこと、成長したわが子や孫のこと、ご主人・奥さん。お爺ちゃん。おばあちゃんへの報告や、仲の良かった友達、同級生へ伝えたいこと、みんなのそれぞれの思いを作品に表現して追悼しました。」
閖上だより04-2_NEW
 2面は年末年始の閖上地区でのお祭りやミュージカル、地元アイドルの動向記事でした。1月14日の閖上神社内(昨年11月に社殿の竣工)での「どんと祭」の報告記事。

 地元アイドルみちのく仙台ORI姫隊が閖上海岸と朝市会場での「姫のアサカツ(清掃活動)を行い、朝市デッキで元気な歌とダンスを披露し、皆に元気を送っていただいたそうです。

 年末にはわらび座によるミュージカルと和太鼓演奏があったという報告記事でした。
閖上だより04-3_NEW
 3面は高齢の「閖上散歩」と「閖上自転車紀行」の投稿記事が掲載されていました。12月27日には閖上第21団地での恒例のもちつき会が行われ100人に配られたとか。コロナ禍でもあり、みんなでの会食は控え配布されました。

 編集部に届いたお便りの紹介「いつもスマイル」コーナーもありました。

 4面は「日和山の石碑 英霊碑」の説明記事がありました。閖上沖での海難事故での犠牲者を弔う碑の由来の説明がありました。日和山には多くのの石碑があり、そのほかには昭和三陸津波の記念碑、大東亜戦争戦死者氏名碑、英霊碑、忠魂碑と並んでいるようです。
閖上だより04-4_NEW
 「その日に備える防災メモ」には明治5年(1872年)以来当地域には、M6・5以上の地震は67回観測されています。その教訓から「地震があったら津波の用心」「からぶってもいいんでねえの助かれば」心構えで、命を守る行動を早く撮りましょう。との啓発記事もあります。

 地域の企業の協賛広告も、地域情報として貴重です。「編集後記」では以下のように記述されています。

「震災から丸10年を迎えた閖上。あの日を境に日常のありがたさを身に沁みました。
天にとどけのメッセージでは住民の方が10年の想いを繰り返し表現していただきました。

 前を向いている姿がとても印象的で感動しました。新たな閖上の夜明けを告げるスタートです。」

 紙面全体から閖上の皆様の強い地域への想いを感じました。

2021年3月21日 (日)

復興という名の災害

復興という名の災害
 高知新聞2021年3月18日の大山泰志記者の署名記事「復興という名の災害」という記事には身につまされました。

 震災前に4300人の人口があった宮城県石巻市雄勝町は、高台整備したにもかかわらず1137人と激減。なんと74%も人口減になりました。
abesan2015-6
 2015年6月に、下知地区の有志5人を含む8人で現地滞在4日間の東北被災地ツアーを行いました。3日目に石巻市尾勝地区を訪問.阿部晃成さんにお会いしました。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/33-0bb5.html


http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/post-b3e0.html

 阿部さんたちは雄勝の中心部の復興も含めた意見を市側に出しましたが「市は住民側が早く同意しないと国からの予算が出なくなる。」と急き立て、議論を尽くさず多数決で高台整備を決めてしまい、阿部さんたちの意見は聞き入られませんでした。

 住民の分断が起きてしまいました。高台整備事業は予想どうり時間がかかり、完成した雄勝の高台には現在殆ど家屋が建っていません。多くの人達は雄勝の外の内陸部に造成された団地へ移り住みました。

 名取市の閖上地区でも、多くの住民が要望した内陸部への集団移転を市側が一方的に却下し現地での嵩上げによる復興事業になり、仲の良かった住民同士の対立も起きたと格井直光さんに聞きました。

 これは国の制度の欠陥です。大災害後半年以内に被災地の復興計画を出さなければ、復興予算を出しませんという制度ですから。多くは被災住民不在の中での復興計画が作られ、やたら時間がかかり、完成した後には想定どうり住民は戻らない事態が多いようですから。


 以前に「復興<災害>―阪神・淡路大震災と東日本大震災」(塩崎賢明・著・岩波新書)を読みました。

「震災で一命をとりとめたのにもかかわらず、復興途上で亡くなったり、健康を害して、苦しんだりする人々が大勢いる。その被害は個人の責任だけに帰することはできないと思えた。この復興による災厄は「復興災害」と呼ぶ以外にはあるまい。これは自然の猛威ではなく、社会の仕組みによって引き起こされる人災であり、本来防ぐことが可能な災害である。」
復興災害書籍
   中略

「実は、現在の防災・減災対策の中で、復興施策はほとんど位置づけられていない。命さえ助かればあとは自分で、という形になっているといっても過言ではない、しかしそれでは多くの被災者は生きて行けず、生活再建はできない。そこに復興災害が発生する根本原因がある。

 復興の事業の多くは公共施策として行われるが、その内容は貧弱で、被災者の実情に合っていないことが多い。」(P3)

 筆者は震災後20年が経過しても、阪神・淡路大震災の被災地では「復興災害」にさいなまれている人たちが存在していると指摘されています。それが2011年の東日本大震災での復興事業に活かされているとは言い難い現実があるとも言われています。

 記事の中で「復興について、事前に住民主体で考えて置かんと、どうにもならん」と私(下知地区減災連絡会副会長)がつぶやいたとありました。

 つぶやいても事態はかわりません。現実に高知県庁は、ごく一部の学識者(地元事情をほとんど知らない人たち)と5つの自治体の首長たちとで「事前復興計画検討委員会」を立ち上げました。

 石巻市の雄勝地区や名取市閖上地区と同じように、「住民不在」の事前復興計画が勝手に」審議され「国の墨付き」をもらい、気っと地域に押し付けられることでしょう。

「そうはさせんぜよ」の気概で事態を帰るべく活動を継続します。阿部さんや格井さんのご助言を糧にして活動を続けます。

2021年3月19日 (金)

チーム王冠の支援活動に敬服

チーム王冠記事・日経311-1_NEW
 日本経済新聞2021年3月11日号は、東日本大震災での被災地宮城での在宅避難者を中心に支援されてこられた一般社団法人「チーム王冠」の代表理事伊藤健哉さん(54歳)の活動についての特集記事でした。

 「今もそばに」「生活取り戻し 一緒に笑いましょう」と見出しにあります。チーム王冠は、公的支援が行き届かない壊れた家で生活を続けている被災者に寄り添って活動を続けられています。
チーム王冠記事・日経311-2_NEW
 壊れている家、傾いた家でありながら「住める家がある」という理由で、仮設住宅などへ入居できない人たちを支援されてこられました。今でも120世帯を支援されているとか。
チーム王冠家屋
 2015年の有志8人で「チーム王冠」を訪ねました。そこで被災された人の話を聞き、メンバーのご案内で傾いた家で生活されている2軒を訪ね話を聞きました。
チーム王冠内部
 一部損壊ということで住宅が再建できない人。県道の拡幅工事が遅れ、損壊家屋に住み続けている人の話を聞きました。あれから6年が経過しましたが、どうされているのでしょうか?

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/22-8d88.html

 うちも母(95歳)が認知症で要介護3です。一応鉄骨3階建てなので、在宅避難になろうかと思います。地盤が悪い場所なので、傾いた家に住むことになるかも知れないです。他人事ではないと読んで思いました。6年前の視察を思い出しました。

2021年3月13日 (土)

東日本大震災10年目のミニ慰会とオンライン意見交換会

 2021年3月11日に高知市青柳公園にて、東日本大震災10年の集いが、午後6時半からおこなわれました。
311
 竹製のキャンドル蝋燭で「3・11」と地面に表示し、蝋燭に火をつけて黙祷しました。下知地区の住民30人が参加しました。テレビ局が3つ(NHK高知放送局・高知さんさんテレビ・テレビ高知)が来ていました。
NHK李は
 狭い場所で、カメラの位置取りで、あれこれしていました。NHKのご指名で「生中継します。しゃべる時間は1分ほど。そのあとに5分30秒ほどの下知地区の長期浸水をテーマにした番組を放映します。」とのこと。要するに前触れで少しだけ登場し、あとの編集したテーマ番組(今回は長期浸水問題)への先導役であることが、ようやく理解出来ました。
NHK取材
 夕方のローカル・ニュース枠で放映されたようです。録画で後で視聴します。
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格井直光さんとリモート交流しました。
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夕方は高知市青柳公園での東日本大震災のミニ慰霊をしました。
その後会場を下知コミュニティセンターに移動して、宮城県名取市閖上(ゆりあげ)の住民リーダーの格井直光さんから「閖上の10年とこれから」の話を傾聴しました。
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「やはり地域のコミュニティは大事です。」


 


「避難生活の間も芋煮会をやり続けました。住民同士の絆になりました。」と言われていました。


 


 でもそれは大変な労力であったと思います。講演後にいくつか質問をしました。


 


格井直光さんへのご質問
kakuisan1


 


①そもそも論ですが


 


 名取市は閖上地区は海が近く甚大な津波の被害がありました。
 しかし名取市役所や市民会館周辺部は被害を受けていません。高知市と違い安全な地域が平野部にあるように思いました。何故集団移転をされなかったのでしょうか?


 


 東松島市では海沿いの大曲地区は甚大な被害が出ました。2015年に見学した集団移転先は、矢本西団地でした。震災後4年後には個人の住宅や災害公営住宅(平屋形式)が建築されていました。


 


 2015年度は閖上地区は盛り土工事(嵩上げ)の真っ最中でした。私個人は2016年にも閖上を訪れました。閖上港付近も水産加工会社は建設されていました。統合した閖上小中学校が建築中でした。


 


 盛り土整備も高台整備も時間がかかります。2015年に訪れました石巻市雄勝地区では、震災直後は被害住民の大半が高台移転を支持しました。しかし10年経過して整備された高台にはほとんど家屋が建っていません。


 


 閖上地区は盛り土工事に長い年月が経過しましたが、何割の地区の人達が戻られましたか?他の地域より戻られた人は多いように思います。ばらばらに避難された方を繋ぐ絆が「閖上復興だより」でしたのでしょうか?


 


 


②名取市も津波の大きな被害がありました。閖上には慰霊碑があり、記念館もあります。
 他の被災地域にあるような「震災遺構」がありませせん。


 


 2015年に見学した石巻市の門脇小学校跡や、大川小学校跡も震災遺構として残されると聞きました。震災遺構は見るだけで、一瞬で津波の怖さがわかります。


 


 名取市や閖上地区は震災遺構を残さなかった理由を教えてください。


 


③閖上復興だよりや、閖上だよりは地域コミュニュティ紙として内容もとても重質しています。地域行事満載です。仙台市という大都市近郊でありながら地域コミュニュティがしっかりあります。


 


 コニュニティー作りで工夫されていることはありますか?また下知地区でこういうことをしたらいいよというご助言があればお願いします。


 


 


④戻ってこられた人たちの年代別人口比率はどうですか?子育て世代や現役世代は戻られましたか?また他の地域からの移住された人はおられますか?


 


 


⑤「防災は事前対策がすべて」言われます。格井さんのアドバイスとして、事前対策として地域として是非やったほうがいい。ということがありましたらお願いします。


 


 成功事例などがありましたらよろしくお願いします。


 


格井さんはまとめて答えていただきました。


 


「東松島市のように当初は集団移転をのぞんでいました。しかし名取市の有識者の委員会で、集団移転は否定されました。現地のかさ上げ後に再建することになりました。」


 


「名取市は震災遺構がありません。私達は閖上に唯一残った笹かまぼこ工場跡も市の意向でて撤去されました。」


 


話を聴講し厳しい現実を知りました。でも閖上には希望があると思いました

「閖上は子育て世代に人気があります。名取市は子育て支援に力を入れています。」
まちづくりの担い手も育っているようです。また芋煮会やお祭り以外に、住民の作品展を公民館で開催したら大好評だった。」とのことでした。


 


 また格井さんが編集長をされていた閖上復興便りは60号まで発行され、離ればなれの避難生活されていた閖上住民の絆になっていました。
 また同時に全国に閖上の支援者を数多く産み出しました。市役所の広報紙ではそうは絶対になりません。


 


格井直光さん達の閖上の皆様に敬意を表します。大変ご多忙のなか、ご出演いただきありがとうございました。

2021年3月11日 (木)

ミニ慰霊祭とZOOM会議と報道

3・11ミニ慰霊祭2021年_NEW

 既に下知地区減災連絡会(皆本隆章・会長)の事務局長である坂本茂雄さんからの投稿記事もありますが、私(二葉町自主防災会)のほうからも「東日本大震災10年ミニ慰霊祭と東北被災地の皆様とのZOOM会議」について記述させていただきます。


1)東日本大震災ミニ慰霊祭

 場所は高知市青柳公園北口付近。時間は午後6時半から7時までの予定。

 「3・11」と竹キャンドル蝋燭で表示。東北の皆さまに学び、避難困難地区の下知
 の現実を語り合います。

  今年1月17日の早朝に「阪神大震災26年目のミニ慰霊祭」を同場所で開催。

  http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2021/01/post-09779b.html

2)名取市閖上地区のリーダー格井直光さんとのZOOM会議
f3f36de9格井直光さん
  ミニ慰霊祭終了後、場所を下知コミュニュティ・センター3階会議室へ移動

  午後7時20分から8時までの予定でZOOM会議で意見交換会を実施します。

  格井直光さんとは2015年に閖上現地でお会いし、翌年も会いました。

 http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/44-b965.html

3)NHK高知放送局のこうち1番で二葉町が取り上げられます。

  高知ローカル放映ですが午後6時10分から7時までの間です。

「▽東日本大震災から10年 県内でも黙とう・祈り ▽津波後の長期浸水 」
PWJ-高知市災害時支援協定記事_NEW大
 ということでミニ慰霊祭の取材にも来られ、PWJ(ピースウインズ・ジャパン)の國田さんと橋本さんが広島本部から高知市と災害時支援協定締結後に、下知コミュニュティ・センターを訪問されました。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-ad3d32.html

 二葉町は海抜0メートル地帯で海が近いです。まち歩きや防災会指定津波避難ビルなどを視察いただきました。下知コミュニュティ・センターの防災装置や倉庫、備品などを見ていただき、今後何を備えればいいのかをご助言いただきました。
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 その様子を短時間でしょうがNHK高知が「津波後の長期浸水」というテーマで放映します。

2021年3月 3日 (水)

坂本茂雄「県政かわら版」64号

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 地域代表の高知県議会議員である坂本茂雄さんの「県政かわら版 64号・2021年早春号」が発行されました。

 1面は県議会の12月定例会についてです。新型コロナ感染症防止が県政の緊急課題です。コロナ感染症拡大の抑制のための飲食店などの時短営業への協力金の増額など2020年度一般会計補正予算が執行部から提案され採択されました。
 また飲食店との未知な取引をされている食品関係、酒類、タクシー、宿泊、観光施設などへの業種などが臨時給付金の支給対象です。営業時間短縮要請対応臨時給付金を支給するために26億4100万円の補正予算が出され採択されました。
坂本茂雄県政かわら版64号ー2_NEW坂本茂雄県政かわら版64号ー3_NEW
 坂本茂雄さんが所属している県民の会(上田周五代表)と浜田省司高知県知事との県政要望に関する意見交換の様子が記事になっています。紙面の2面と3面は5項目、15件の要望に対する知事の回答が掲載されています。

 コロナ感染症対策、福祉・教育問題、南海トラフ地震対策、社会基盤整備の対策、人権の尊重問題などの意見交換がされていました。
坂本茂雄県政かわら版64号ー4_NEW
 4面は、「高知医療センター 新型コロナ感染症対応医療最前線の苦境」という見出しには驚きました。記事では限られた医療資源をコロナ感染症対策で再編し、なんとかやりくりしている現状を知りました。

 コロナ感染症の第4波の体制も沈静化させための方策が検討されているようでした。

 県政のあり様がよく理解出来ました。

2021年3月 2日 (火)

広報下知減災・第25号

広報下知減災2021年2月号1_NEW
 下知地区減災連絡会(皆本隆章会長)の広報紙「広報下知減災・2021年2月号・第25号)がこの度発刊されました。事務局長の坂本茂雄さんのご尽力で編集・発行されました。

 第1面では「コロナ禍での地区防災計画の実践」ということで、被災地支援を神戸からなさっておられる宮定章さん(まち@コミュニュケーション代表理事)の講演会「復興まちづくりから事前復興まちづくりへ」という講演の記事が掲載されています。

 また3月11日(木曜)は、午後18時30分から高知市青柳公園で「東日本大震災10年のミニ追悼の集い」を開催します。19時20分から、下知コミュニュティ・センターにて、ZOOM会議方式で、宮城県名取市閖上地区のリーダーの格井直光さんと意見交換をします。
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 実は2015年6月23日に下知地区の有志5人を含む8人で、東北被災者交流ツアーとして現地を訪問していました。

 http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/44-b965.html
広報下知減災2021年2月号2_NEW
 2面では「下知地区防災計画も3年目でバージョンアップへ」ということで、独自の取り組みの報告をしています。「感染症対策と避難行動・避難所運営・二葉町訓練などを踏まえて」「長期浸水対策 高知市救助救出訓練を踏まえて」「臨時情報 高知市対応を踏まえて」など行いました。

 3月18日は「避難行動要支援者対策 すずめ作業所・SOSカードなどを踏まえて」でメンバー各位のワークショプが予定されています。
広報下知減災2021年2月号3_NEW
 3面は「感染症対策と避難行動・避難所運営」と「長期浸水対策」とワークショップでの取りまとめが掲載されています。
広報下知減災2021年2月号4_NEW
 4面は「コロナ禍でも、地域の工夫で多様な訓練・防災イベント実施」の報告でした。二葉町総合防災訓練(2020年10月28日)、弥右衛門公園防災拠点オープンイベント(2020年11月23日)、丸池・東弥生防災訓練(2020年11月25日)、昭和小防災オープンDAY(2021年2月6日)の実施内容が掲載されています。

2021年2月28日 (日)

2021年度の防災部会の方向性と施設整備計画について

 私は下知地域にある下知コミュニュティ・センターの運営委員会の防災部長をしています。施設の防災備品や防災倉庫の管理をしています。下知コミュニュティ・センターは日常は公民館的機能と図書館機能です。災害時には避難所機能と防災拠点としての役目があります。

 2020年度の高知市防災政策課作成の高知市救助救出計画の概要が昨年10月に提出されました。下知地区減災連絡会役員会で説明され、2021年1月19日では役員会各位が意見を述べ合うワークショップも開催されました。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-f04496.html
(下知地区減災連絡会・役員会)

 南海トラフ地震が想定どおりに発生した場合、低地の高知市市街地は地盤が沈下し水没。長期浸水状態になることが想定されています。高知市防災政策課作成の高知市救助救出計画を検討しましたが、救助救出に最悪10日程度かかることが予想されます。

(長期浸水地区の救助救出計画によれば、地震発生後72時間(3日間は)より緊急性が高い被災地の救命支援活動を最優先します。長期浸水地域への救援し活動の開始は発災後4日目からです。4日目から10日目までに浸水地区の住民を全員救出し、ドライエリアの避難所へ送る計画です。)

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-f8e4b0.html
(高知市作成長期浸水市街地(下知地区)への救助救出計画)

◎防災部会としての避難所運営の考え方

 下知コミュニュティ・センターの浸水地区の一次避難所ではありますが、「最悪10日間、300人の住民が籠城して救助救出を待つ」ことを想定しています。

 また「消極的な避難所」ではなく「地域の復興の拠点施設」として最大限に活用するために以下の対策をすべきであると考えます。中長期的な課題もあれば、即実行できる課題もあります。

 そのためには高知市の施設管理者(地域コミュニュティ推進課)と下知地区担当の地域防災推進課及防災政策課のご理解も必要です。検討・協議すべき課題を列挙します。

①近隣の住民代表に下知コミュニュティ・センターの鍵を渡していただきたい

 台風水害時には避難所となる場合は、市職員が駆け付け避難所を開設します。南海トラフ地震時、津波時は地域住民が避難所運営を担うことになっています。

 しかしながら市役所の関与は薄く、昨年の10月25日の二葉町総合防災訓練はコロナ禍にもかかわらず120人を超える近隣住民が参加し、自ら避難所を開設し、運営しました。毎年1回は訓練を今後も行います。市役所職員は地域防災推進課職員の2人が参加しただけでした。施設管理者である地域コミュニュティ推進課職員や長期浸水時の救命救出計画を策定した防災政策課職員は参加していません。

 また台風災害時に避難所開設を行う市職員との連携は現在取れていません。

 しかし災害は日時を選びません。夜間早朝時やセンター休館日に地震・津波が発生した場合は、「言い伝えでは」震度5以上で非常口が開錠するということになっていますが、開所後8年になりますが、1度も開錠するかどうか確かめていません。

 津波警報が発令された場合は、屋上の防災放送設備を活用し、」近隣住民の下知コミュニュティ・センターへの避難を促し、間に合わない住民は、近隣の津波避難ビルや地区指定避難ビルに駆け上がり避難することを放送で呼びかけます。

 万が1開錠しなかった場合はどうするのか?対策は鍵を信頼できる地域住民代表に渡すべきです。鍵を渡していただきたい人ついては協議中です。 
 
②フェーズフリー(減災活動を日常化する)の活動を目指します。

 南海トラフ地震はいつ何時発生してもおかしくない状態です。困らないように普段からの対策が必要です。それには避難所としての下知コミュニュティ・センターの非常時の在り方を再構築すべきであると思います。

 建物は耐震性がありますが、会議室にある机や、電子室に収納している展示会などで使用するキャスター付きボード(下知文化展などで使用)は、強い揺れで「暴れまわり暴走し」備品類を傷つけ破損させる可能性があります。

 固定する必要があります。(収納場所が狭いので限界があります。センター利用者の預かり備品は新年度からすべて3階の備品倉庫から撤去すべきであると思います。)

 防災部会が管理している防災倉庫に毛布と非常用トイレ備品が半分のスペースを占拠していて防災備品を十分に収納できません。整理整頓の必要性があります。

③LPガスによる熱源(炊き出し、暖房、インバーター対応発電機)の必要性

「最悪10日間、300人の住民が籠城して救助救出を待つ」ことを想定しています。

 従来型の「消極的な避難所」(とりあえず避難してひたすら救助を待つ)のではなく「地域の復興の拠点施設」として最大限に活用するために以下の対策をすべきであると考えます。」

そのためには「備蓄可能なLPガス容器の保管」と「20キロガスボンベの増設」「インバーター型LPガス発電機」「LPガス対応暖房機器」が必要であると思います。

 理由は最悪想定の南海トラフ地震が起きた場合、二葉町周辺の地盤が沈下し、入り込んできた津波による海水が排出されず地域全体が長期浸水状態になる可能性があります。

 高知市役所策定の「高知市救助救出計画」(2020年10月策定)では、下知地区に関しては、城西公園にボートを集め、2キロの浸水地帯を進行し、各地の津波避難ビルに避難している市民を救助救出するというものです。(それは発災後4日目からです。3日間は籠城しないといけません。)

 全員の救出には10日間かかるとの表記があり、下知コミュニュティ・センターの「炊き出し施設」の重要性は増加すると思います。

 地域の企業である(株)ツバメガス様のご協力で必要な備品、LPガスなどの見積もりを出していただきました。

 市役所側の理解や協力支援がなければ実現できない事柄も含まれています。
中長期的な検討が必要であると考えます。

 台風・大雨災害の避難所と地震津波災害時の避難所が現時点では、つながりがなく「分断」されています。台風災害時も防災部会も地域防災会も支援協力しますし、地震・津波災害時の避難訓練時も市役所の台風・大雨災害時の支援職員の参加もお願いしたいところです。

 縦割り行政の問題点はありますが、真摯な協議や意見交換で「バリヤフリー」な運営にしたいところです。

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