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三好市との交流

2018年4月12日 (木)

企業間連携の模索


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 2018年4月11日は、横田政道さんと一緒に徳島県三好市に行きました。ランチは池田の有名レストランであるウエノで食べました。さすがに精肉店が経営しているだけあって肉の量が半端でない。当地の野菜も購入しました。安いです。
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 目的は「災害時企業間相互支援協定」に関する意見交換をしました。29年前のハウンド・ドックコンサート開催に関して、脇幹人さんとは29年来の交流があります。三好市の2人の意欲的な経営者をご紹介いただきました。

 私たちが住んでいて仕事をしている高知市下知地域(若松町と二葉町)は、海抜0メートルの軟弱地盤であり海に隣接しています。南海トラフ地震が起きれば、生活の場と職場が破壊され、地域は長期浸水する可能性が高いので、対策をしないと事業の継続は難しいです。
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 意見交換をしました。池田は池田で「山崩れ」「中央構造線への恐怖」「液状化の可能性」など決してこちらも安全地帯ではないよと言われました。

 また「南海トラフ地震は高知だけがやられるのではなく、想定震源域は四国全土である。池田も無事ではない。」「支援ができるかどうかは難しい。」と言われました。

 行政を通じず徳島と高知の商人同士が率直に南海地震対策に関して意見交換したことは大変意義深いものでした。違った観点も学ぶことが出来ました。

 意見交換会に骨折りいただきました脇幹人さんに感謝です。

2017年12月23日 (土)

地域間連携は「すぐやる」べき項目

 海に隣接していて海抜0メートルの高知市下知地区。高台もないので「生きのびる」ことは難しいし、生活再建はさらに難しい。ではどうすればいいのか。1番良いのは「高台移転」です。津波も浸水も心配のない地盤が固い高台地区への移転です。

 大手企業は次々と移転しました。取り残されているのは零細企業と所得の低い住民です。1・6万人が下知地区の住んでいます。

 高台地区を整備し市街地形成もしないし、低地の市街地をかさ上げもしないし、「できない」ことを行政側は言い訳にしています。国の助成で耐震堤防が出来たところで、下知地区は「地盤沈下」するので浸水を防げないそうです。住むことは出来ないし、生活再建も難しい。

 2011年から仁淀川町と二葉町の地域間交流を形を変えて継続しています。これは「モデル事業」であります。仁淀川町ー二葉町交流モデルにこだわっているわけではありません。

 被害の甚大な地域と、被害が軽微な地域が高知市内で連携することも大事です。それを「事前に」やるべきであうということを「仁淀川町ー二葉町」の地域間交流で示しているだけです。

 「お金がない」という前に「すぐやる」ことができるのは「地域間交流」です。しかも事前の交流です。

2016年2月21日 (日)

雨のうだつマルシェでした。

 徳島県三好市池田町の脇幹人さんとは、1989年の野外コンサート以来の交流の歴史があります。2013年からは武川修士さんとの繋がりも出来ました。「もしもの災害の時の疎開を前提とした交流」も含め、2016年2月19日は、横田政道さん、吉本豊道さん、荒木三芳さん、矢野さん(土佐市・宇佐町)と西村健一の5人で、うだつマルシェへ車で来ました。
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 南岸低気圧の影響で朝から四国地方は雨。時折強く降ります。池田ICを降りて三好市総合体育館駐車場に車を置き、無料送迎バスにてJR阿波池田駅まで送迎いただきました。
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 駅前通りのアーケードを歩いていますと、若い女性たちの踊り子グループがダンスをしておりました。阿波銀行池田支店からの本町通りは、うだつマルシェが開催されている道路です。昔ながらの古い家屋の前に、軒先でユニークな店が出店しています。
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 たばこ資料館前で、「たばこせんべい」を買いました。また吉本豊道さんは、キセルで煙草を吸う体験をされておられました。
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 辛いこんにゃく加工品を横田政道さんが購入されていました。政海旅館前にカフェ・ピッコロの小谷鐡穂さんが香川県まんのう町から出店されていました。予約していた燻製チーズと自家製ジャムを購入しました。横田政道さんが、浮体構造物について考案者の小谷さんと意見交換をされていました。皆がカフェピッコロの燻製とジャムを購入し、取り置いていただいて、近くの柳生貸衣裳店の三階で上映される「蔦監督―高校野球を変えた男の真実」(蔦哲一郎監督作品)を皆で観賞しました。
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 既に満席で立ち見で見ました。監督で蔦文也監督の孫の蔦哲一郎氏が挨拶されました。「皆さんがイメージされている蔦監督の印象とは異なる姿が見れると思います。祖母の姿が多く写されています。」とのこと。
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 映画は2時間と立ち見で見るのは辛いものがありましたが、蔦文也監督は、「教育者」だったんだということがよくわかりました。学生野球から学徒出陣。特攻隊で終戦。社会人野球からプロ野球へ行くも1年でとん挫。池田高校の教員になり野球部に関わります。蔦文也氏にしても甲子園大会へ出場するのに20年はかかったといいます。
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 爽やかイレブンで準優勝。そして畠山―水野という超高校級の投手を擁して甲子園2連覇して池田高校の野球を全国に知らしめました。1992年に引退され、2002年に逝去されました。生涯は良いも悪いも教育者だったと思いました。清原選手がもし池田高校に在学しており蔦監督の指導を受けていたら、今のようにはならなかったでしょうね。映画を見ていてそう思いました。

 映画を終わったらお昼時に。雨が生憎強く降っており、屋外の飲食ブースは屋根がないので、飲食が出来ません。アーケード街の飲食店は何処も満席で入店できずじまい。
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 四国酒祭り会場でお酒は試飲だけで販売されないと言うことで、酒店で父と息子のために地酒を購入しました。運転手なので試飲は出来ません。
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 泣く泣く池田本町を後にして、昼食は池田町の国造沿いのレストラン・ウエノで食べました。牛丼定食は880円でしたが美味しかったです。ウエノは精肉店でもあるんですね。蔦監督も良く食べていたとか聞きました。
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 午後2時半位に撤収。高知へ戻ると雨が上がっていました。「震災5年目のまちびらき」のシンポジウムに行かれていました、大崎修二さんと井若和久さん(美波町)が来訪いただきました。大変いい講演会であったと聞きました。
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2015年11月17日 (火)

雨の徳島巡業でした。


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 今日は母の90歳の誕生日でした。朝から雨の中徳島を目指しました。なんせスピードの出ない15年目の父がかつて乗っていたサニーです。馬力がないし雨の高速は慎重運転なので、軽四にも抜かれます。高速バスの早い事。あっというまに追い抜かれました。
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 徳島市は川の町。吉野川大橋を渡りますと徳島市街地。しかし中心市街地は助任川や新町川もあり、吉野川流域で高知市同様に低地。以前岡村眞高知大学特任教授にいただきました徳島市の標高図では、市街地は標高が低く、南海トラフ地震で津波が襲来すれば、県庁も市役所も機能しないでしょう。安全な場所は眉山ぐらいですよ。(青い場所は海抜2M以下です。
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 徳島市街地は車が多く、雨ですので一段と多い。通販部門でのお客様の問い合わせの電話がありましたので、コンビニに駐車して電話でやりとりしました。北陸と東北の人でした。皆「錆対策」には真剣でした。
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 徳島市を巡回しているうちにお昼の時間に。高速を上がり池田(三好市)に向かいました。途中のSAで電話をするために入り、そこで「徳島ラーメン」(750円)を食べました。味は可もなく不可もなくでした。
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 池田の町並みは好きですね。古い家屋も保存され、再活用されていますから。ここは災害が少ない街です。徳島県西部の拠点都市であり、保育園から小中学校、県立高校や、県立病院など社会基盤が整備されています。疎開するには良い街です。
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 1989年以来お付き合いしている脇さんのお店へ寄りました。接客でご多忙のご様子。お待ちしている間に以前訪問された漫画家のやくみつるさんのサインと自画像を見つけました。
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 久しぶりでしたので長居をしました。ゆるゆると高速を戻りました。途中のPAには「凍結防止剤」が置かれていました。やはり塩なんですね。
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 橋とトンネルが連続する高知自動車道路。南海トラフ巨大地震で無事であるかどうかは起きてみないとわからないようです。
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2014年4月22日 (火)

「里山資本主義」を読んで

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 「里山資本主義」(藻谷浩介・NHK広島取材班・共著・角川書店・2013年刊)を読みました。このところ高知県山間部の仁淀川町や徳島県山間部の三好市井川地区への訪問が続いていましたので、より現実味のある提案事項として読みました。

 昨今は「アベノミクス」と称した日本銀行による大幅な金融緩和と資金供給がされ、一時的な株高は歓迎され、円安も輸出関連企業で歓迎されたものの、輸入する食料やエネルギー資源が高騰し、国民生活に大きな不安をもたらせています。

 また「少子高齢化」がことあるごとに問題視され、「経済を成長型に再生しなければ日本の未来はない。」と声高に語られ、近隣諸国との憎悪の反復と軍事的な緊張までもららそうとし、原発の再稼働と輸出、武器輸出と「戦争のできる国」への変質もされようとしています。なんだかおかしな世の中になりつつありますね。

藻谷浩介氏は元は日本政策投資銀行(元日本開発銀行)に勤務されていましたね。グローバル経済の話をされていたように記憶しています。10年ほど前でしたか高知市に講演に来られた時に傾聴に行きました。その時は銀行を退職され、全国各地の地方都市をくまなく訪問し(ほとんど私費で)、まちの人達と会話しているとのことでした。かなり足で稼いでいましたね。

 そして今回の「里山資本主義」。NHK広島放送局のスタッフが田舎でありながら「異様に元気な」中国山地の山里を取材するうちに藻谷氏と共鳴し「里山資本主義」という概念をうちたてられたようです。「マネー資本主義」との対極の概念であり用語です。

 「里山資本主義」とは何かを書籍から断片を拾ってみます。

「里山資本主義は、経済的な意味合いでも、「地域」が復権しようとする時代の象徴と言ってもいい。大都市につながれ、吸い取られる対象としても「地域」と決別し、地域内で完結させようという運動が里山資本主義なのである。」(「21世紀の先進国はオーストリア」P103)

 NHK広島放送局取材班は、オーストリアの林業をつぶさに取材し、里山資本主義の成功例としてあげています。つまり林業を主体に産業振興し、エネルギーを地元の森林資源で自給し、国を挙げて林業振興しているようです。

 CLTという木造の集成材を生産し、オーストリアでは次々と高層住宅が建築されています。従来鉄やコンクリートで建築されていた建築物が集成材のCLTで建築されるようになり、」手じかな森林資源がエネルギー源だけでなく、建築資材・産業資材として活用されているところに里山資本主義の原点の1つがあるようです。

「次世代産業の最先端と里山資本主義の志向は「驚くほど一致」している」(P238)

「日本企業の強みはもともと「しなやかさときめ細かさ」(P242)

「スマートシティが目指す「コミュニティ復活」(P247)

「都会のスマートシティと地方の里山資本主義が車の両輪となる」(P248)

 「これからの日本に必要なのは、この両方ではないだろうか。都会の活気と喧騒の中で、都会らしい21世紀のしなやかな文明を開拓し。ビジネスにもつなげて世界と戦おうと言う道。

 鳥がさえずる地方の穏やかな環境で、お年寄りや子供にもやさしいもうひとつの文明の形をつくりあげて、都会を下支えする後背地を保っていく道。」(P248)
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「里山資本主義は保険、安心を買う別原理である」(P282)

「繰り返すが、刹那的な行動は、われわれは日本人がマネー資本主義の先行きに関して根源的な不安を抱き、心の奥底で自暴自棄になってしまっていつところから来ている。そしてその不安は、めねー資本主義自壊のリスクに対処できるバックアップシステムが存在しないことからくる。複雑化しきったマネー資本主義のシステムが機能停止した時に、どうしていいのかわからないというところから不安は来ているのだ。」(P282)

「里山資本主義こそ、お金が機能しなくなっても水と食料と燃料を手にし続けるための、究極のバックアップシステムである。いや木質バイオマスエネルギーのように、分野によってはメインシステムと役割を交代することも可能かもしれない。
 なににせよ、複雑で巨大な1つの体系に依存すればするほど内心高まっているシステム崩壊への不安を、癒すことができるのは、別体系として存在する保険だけであり、そして里山資本主義はマネー資本主義における究極の保険なのだ。」(P283)
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 引用が長くはなりますが、「里山資本主義」の本質をめぐる記述なので、更に続けます。

「大都市圏であっても、ほんの数世代までは、四季折々の風に吹かれながら、土に触れ、流れに手を浸し、木を伐り、火をおこして暮らしていたのだ。

 実際問題、里山で暮らす高齢者の日々は、穏やかな充足に満ちている。遠い都会で忌まれているあれこれの策動や対立や空騒ぎには嫌なものを感じつつも、毎日登りくる陽の光の恵みと、四季折々に訪れる花鳥風月の美しさと、ゆっくり土から育つ実りに支えられれ、地味だが不安の少ない日々を送っている。

 なぜそういうことになるのか。それは、身近にあるものから水と食料と燃料の相当部分をまかなえるという安心感があるからだ。お金を持って自然と対峙する自分ではなく、自然の循環の中で生かされている自分であることを、肌で知っている充足感があるからだ。

 この里山資本主義という保険の掛け金は、お金ではなく、自分自身が動いて準備することそのものである。保険なので、せっかく準備していても何かのきっかけがないと稼働しないかもしれないが、しかし準備があるとないとでは、いざというときに天と地との差が出る。日常の安心にも見えない差が生まれる。正に保険とは安心を買う商品であり、里山資本主義とは己の行動によって安心を作り出す実践なのである。」(P283)

 
「刹那的な繁栄の希求と心の奥底の不安が生んだ著しい少子化」(P284)

 マネー資本主義が日本より深化している韓国や中国や東南アジア諸国においても、「少子化」は始まっていて、日本より出生率が低い国や地域まであるとのこと。
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 政府の一部に「建設業や介護分野など外国人労働者を参入させ、移民政策をすべきだ。」との意見もあるようですが、藻谷氏はこれには批判的です。

「移民の本格導入は、この問題を全く解決しない。移民も、移住先の国民と同化すればするほど出生率も移住先の国民と同レベルまで、急速に低下するからである。日本より出生率の低いシンガポールでは、居住者の3割が外国人という状況だが、日本同様の子供の減少が続いている。」

「よく誤解されているのだが、若い女性が働くと子供が減るのではなく、むしろ若い女性が働いていない地域(首都圏・京阪神圏、札幌圏など)ほど出生率が低く、夫婦とも正社員が当たり前の地方の県のほうが子供が生まれていることは、統計上も明らかである。

 もう少し定性的に言えば、通勤時間と労働時間が長く、保育所は足りず、病気の時のバックアップもなく、子供を産むと仕事を続けにくくなる地域ほど、少子化が進んでいる。保育所が完備し。子育てに親世代や社会の支援が厚く、子育て中の収入も確保しやすい地域ほど、子供が生まれているのだ。」(P286)

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「社会が高齢化するから日本は衰えるは誤っている」(P290)

「里山資本主義は健康寿命を延ばし、明るい高齢化社会を生み出す」

 健康寿命を延ばし、元気な高齢者がたくさんおられる地域は長野県であると藻谷氏はいいます。それは食生活の改善や運動の奨励など長年の生活習慣改善の努力の成果であると言います。

「高齢者が多く住む山村部分では、土に触れながら良質なも水を飲み清浄な空気を吸って暮らし、自宅周辺で採れる野菜を活かした食物繊維の多い食事を摂る暮らしが続いている。生活の中に。普通に自然との触れ合いが取り込まれている。」(P294)

 日本全国が長野県並のパフォーマンスになるだけで、高齢者の増加による医療福祉の負担増はかなりのところまで抑えるところができる。」

 大都市部でも地方都市でも空き家や空き地が増えるので、家庭菜園に活用されれば、そこが藻谷氏の言う「里山資本主義」の実践になるようですね。

楽天的な見通しにも励まされます。
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藻谷浩介さんは「2060年の明るい未来」という表題で締めくくっています。もし私が2060年まで生存しておれば、107歳というところです。ただ「生きている」のではなく、社会的な活動もし、健康寿命を保っていることが大事ですからね。

「そもそも人口減少社会は、1人1人の価値が相対的に高くなる社会だ。障害者も高齢者もできる限りの労働で社会参加し、金銭換算できる・あるいは金銭換算できない価値を生み出して、金銭換算できる・あるいは金銭換算できない対価を受け取ることが普通にできるようになる社会でもある。」(P301)

「実際問題、日本の1400兆円とも1500兆円とも言われる個人金融資産の多くを有する高齢者の懐に、お金(=潜在的市場)は存在する。大前研一氏のブログによれば、彼らは死亡時に1人平均3500万円を残すというのだが、これが正しければ年間100万人死亡する日本では、年間35兆円が使われないまま次世代へ引き継がれているという計算になる。

 日本の小売販売額(=モノの販売額。飲食や宿泊などのサービス業の売り上げは含まない)が、年間130兆円程度だから、その35兆円のうち3分の1でも死ぬ前に何かを買うのに回していただけば、この数字は1割増になって、バブル時も大きく上回り、たいへんな経済成長が実現することになってしまう。」(P272)

「今世紀日本の現実は、個人にまったく貯金がなかった終戦直後の日本や、今の多くの外国とは訳が違うのである。更にいえば、高齢者自身が何を買う気がなくても、お金さえあれば消費に回したい女性や若者は無数にいる。

 「デフレの正体」で論じたように、あらゆる手段を使って、高齢富裕層から女性や若者にお金を回すこと(正道は女性や若者の就労を促進し、給与水準を上げてお金を稼いでもらうこと)こしが、現実的に考えた「デフレ脱却」の手段なのである。」(P273)

 高知県も人口が減少している県の1つです。藻谷さんの言われるように、足元の資源を有効に継続的に活用し、身の丈に合った県土づくりをしていけば、焦る必要などありません。

 南海トラフ巨大地震への「事前復興計画」の考え方に通じる記述もされています。

「巨大な堤防を建設する資金があれば、リスクのある新開発地から、昔から人が住んでいる安全な場所へと、人間を移していくことに投じた方が有効な使い方だ。

 中略

 人口が過度に集中している大都市圏から田舎への人の逆流が半世紀も続けば、生活の場のすぐ横に水と緑と田畑のある人口はもっと多くなる。マネー資本主義のシステムが一時停止しても、しばらくは持ちこたえることができる人の比率がはるかに高くなっていることに期待できる。」(P300)

 そしてこう結論しています。

「今から半世紀が過ぎるころには、社会全体が抱くビジョン全体か大きく変わるし、社会に本当に必要なことも、それを担う主体も変わる。

 問題は、旧来型の企業や政治やマスコミの諸団体が、それを担ってきた中高年男性が、新しい時代に踏み出す勇気を持たないことだ。古いビジョンに縛られ、もはや必要性の乏しいことを惰性で続け、新しい担い手の活力を受け入れることもできないことだ。

 しかし年月はやがて、消えるべきものを消し去り、新しい時代をこの島国にも構築していく。結局未来は、若者の手の中にある。先に消えていく世代は誰も、それを否定し去ることができない。

 里山資本主義は、マネー資本主義の生む歪を補うサブシステムとして、そして非常時にはマネー資本主義に代わって表に立つバックアップシステムとして、日本とそして世界の脆弱性を補完し、人類の生き残れる道を示していく。

 爽やかな風の吹きぬける未来は、もう、一度は忘れ去られた里山の麓から始まっている。」(P303「おわりに」)

 二葉町が取り組んできた仁淀川町や徳島県三好市との交流事業は、大筋で間違いではありませんでした。また「市街地の安全な場所への移転」と言う課題も意識し、今後はわたしのライフワークとなった「南海トラフ巨大地震から高知市下知地域で生きのびる」ことにより一層全力を尽くします。

 安倍内閣は、性懲りもなく「原発を再稼働させようとしている」し、輸出までしようとしています。軍事産業を盛んにし、武器輸出をしようしています。里山資本主義と全く相いれないことは文脈からも理解できます。はやくこうした「既得権益者」を権力の座から追放しないといけないでしょう。

 「300M四方の二葉町」から「あるべき日本の未来」が見えました。推薦図書ですね。


                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      

2014年4月20日 (日)

「伝える暮らしワークショップ」に参加しました

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 徳島県三好市マチにあるNPO法人主催の「伝える暮らしワークショップ 山菜ワークショップ」に高知市から情報班長の西村と夫人、夫人の友人関係者3人も参加5人です。
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 武川修士さんから1か月前に「二葉町でも」とご案内を受けていましたが、生憎先週は副会長は仁淀川町長者地区への交流祝賀会へ参加したばかり、会長も多忙で日程調整がつきませんでした。二葉町町内会も来週が町内の「遠足・慰安会」で五台山になっています。役員各位も多忙で声掛けできませんでした。
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 お天気が心配でいたが、上天気でした。池田の古い町並みから国道192号線を東進し、JR徳島線辻駅を通過したところを右折し県道へ入り 井川生活改善センターへ駐車しました。

 そちらで地元の人や、三好市集落支援員の人達の運転する軽自動車に乗合で山菜取りで出かけました。確かに道路は狭く、急こう配の箇所もあり、軽自動車でないとなかなか移動は慣れないと難しいと思いました。
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 三好市集落支援員 

http://www.city-miyoshi.jp/docs/2011051000015/files/matizukuri.pdf

 徳島県三好市もお話を聞くと、高知県同様に過疎・高齢化が進行しています。でも地域の資源を上手に活用して、都市部との交流を進展しようとNPO法人マチトソラは頑張っています。今回の企画は、三好市ブランド構築委員会研修生の福田喬也さんがたてられました。

 山間部の休耕田などに、わらびや、イタドリ、ワラビ、フキなどの山菜が自生しています。それを採らせていただきました。
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 棚田があったり、天界集落もあり、徳島も高知も同様の問題があるなと思いました。
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 昼食は井川生活改善センターで、ご飯とみそ汁、山菜料理を食べました。山菜は普段は得意ではないのですが、地元のご婦人たちの味付けや料理法が素晴らしいので美味しく完食しました。
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 午後からプチ山菜料理講習会があり、受講したかったのですが、時間の制約もあり失礼させていただきました。家内は地元のご婦人に山菜料理のやり方を山菜取りの前後に習っていました。家内の出身地の沖縄と植生が異なるので興味深かったのではないでしょうか。
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 新緑の阿波の山々の新鮮な空気を吸わせていただきました。海とは違う山の自然を満喫させていただきました。

2014年4月16日 (水)

6つの地域課題が同時並行進行中

 現在地域防災や地域連携の関係でいくと6つの課題が同時並行に進行しています。

 地域間交流の問題では、仁淀川町長者地区の問題と疎開保険・借用した空き家の改築問題があります。徳島県三好市との地域間交流もあります。

 高密度発砲樹脂を活用した浮体工法の問題もあるし、蓄光塗料の認知も課題としてあります。地域間連携協議会を下知地域でこしらえる課題もあります。二葉町自主防災会の今年の取り組みは防災マップの作成と、避難訓練の具体化もあります。

 訓練に関しましては下知減災連絡会や、下知コミュニティセンター防災部会との連動も必要です。

 今年は講演会や講習会は特に予定はしていませんが、シビアな日程や課題であることは変わりません。

 「南海トラフ巨大地震から下知地域で生き残るために」が下知地域住民の課題です。それを実現するためには歩みを止めることはできません。

2014年2月22日 (土)

今後の構想や行動計画を少し考えてみました。

津波避難計画への疑問点

 下知地域は想定する南海地震では、昭和型の小規模地震でも、3連動。4連動の巨大地震でも地域全体の地盤が沈下し、最大2メートルも沈下すると言われています。それも地震の最中に地盤沈下が起きるだろうと言われています。その場合の避難計画ですが、以下の問題点があります。

1)計画では津波避難ビル(市役所が認定したビル)を想定し、そこまでの避難経路を市役所と住民各位がワークショップを実施して適性ルートを決めるとの事。それは各人各様の身体状況(足が悪い・超高齢者である等)があり、住んでいる家屋の状況に考慮しなければ「絵に描いた餅」であり、行政側の「アリバイ調査・計画」になりかねない危険性があります。

2)まず下知地域の全所帯の「防災世帯調査」が必要であると思います。世帯者各人の申告制で病歴・障害等級や、取得資格・特技・所有道具などを記入いただくことでしょう。
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 これは各自主防災会が独自に聞き取り調査をすべきであると思います。二葉町自主防災会は結成以来2回実施しています。(現在集計・集約中。地域の80%が集約できました。)

3)耐震性のある4階建て以上の該当ビルがない地域への対策はどうするのか?
  たとえば下知地域の丸池町は地域で1番海抜が高いのが江ノ口川護岸道路です。地域に高い建物はありません。東雲町に分譲マンションがありますが、距離が遠い。

4)6年前から二葉町自主防災会は、下知コミュニティ・センター開所前から、地域にて二葉町自主防災会。二葉町町内会・とビル所有者の3者協定にて独自の津波避難ビルを指定し、「二葉町防災マップ」に記載しています。民間同士で協定を締結し、ビル所有者が協力いただいていますのに、市役所側のご支援がまるでありません。そのあたりの規定があいまいであり、冷淡であり、現実的ではありません。

 二葉町自主防災会は、当時町内に10か所の独自の「津波避難ビル」を指定しました。防災マップに表示しています。

 せめてビル所有者の許可を得て、「二葉町津波避難ビル」のプレートをこしらえたいのですが、その予算もありません。簡易式トイレや飲料水の備蓄が可能ならしたいのですが、その財源もありません。どう対処すればよいのかお知恵を貸していただきたいです。
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5)全域海抜0メートル地域であることと、地盤沈下・液状化・長期浸水地区であるという自覚を住民側も市役所側も念頭に置いた対策を再構築すべきです。

 「机上」の災害想定や調査活動ではなく、下知地域の現地へ担当部署の皆様が来られ、住民各位一緒にまち歩きをされ、現実に沿った津波避難計画を構築すべきであると考えます。

住民発意の避難方法の開発への支援と協力を

 「自助」「共助」の観点から高知市役所に提案してきました。それは地域全体の高齢化が進展していること。下知地域全域が海抜0メートル地帯であり、1番海抜が高い地域が河川の堤防護岸や堤防護岸道路という現実です。

 従いまして「津波避難ビル」指定一辺倒、それへの避難路づくりだけが「津波計画」というのは実に「小さなスケール」の話であります。実際1昨年にJA高知ビルでの避難訓練に参加しましたが、障害者や高齢者の階段昇降は事実上無理ですし、サポート者も労力が多大にかかり無理です。

 「地盤沈下」「液状化」「水没」「津波」「長期浸水」という下知地域全体の課題を解決するために4つの独自の住民発意の避難方法や、疎開方法を提案してきました。

1)津波避難型横断歩道橋の建設と設置。

  2年前から二葉町自主防災会は提唱し、市議会でも複数の議員は個人質問などをしていただいたいます。下知地域には国道56号線に歩道橋(二葉町歩道橋)があり、国道32号線には2つの歩道橋(宝永町・葛島)があります。また北本町の県道にも歩道橋があります。

 歩道橋を津波避難施設にすれば、1つの歩道橋で500人から1000人の一時避難施設として活用が可能です。

 静岡県吉田町で実例が出来ました。提唱したのは高知が早かったと思います。県と協力して二葉町・宝永町・葛島・北本町の歩道橋を津波避難型横断歩道橋にしてください。国への働きかけをお願いします。

2)浮体式メガフロート(浮体式メガフロート(巨大地震津波対策用高強度発泡樹脂浮力体構造物)を検討し、実証実験を行い配備していただきたい。

地域の災害弱者の速やかな避難を実現するために、地中に強化発泡スチロールを埋め込み浮体式の人工地盤をつくり、足腰の弱い高齢者や乳幼児を退避させる「浮体式メガフロート(巨大地震津波対策用高強度発泡樹脂浮力体構造物)を下知住民と関係者(樹脂メーカーと土木技術者)で昨年考案しました。

 津波避難ビルは階段昇降が前提です。多くの高齢者や障碍者の場合は自力で3階までの階段昇降が困難な人も多くおられます。「浮体式メガフロート(巨大地震津波対策用高強度発泡樹脂浮力体構造物)は平行移動で避難ができます。車いすも乳母車でも退避が可能です。

公園や空き地、学校の運動場に「浮体式メガフロート(巨大地震津波対策用高強度発泡樹脂浮力体構造物)を設置することはできませんか。

 普段は公園の一部の施設として活用。地震が発生し、地域の地盤が沈下し始め、浸水が始まりだすと、多数の人を載せ、「浮体式メガフロート(巨大地震津波対策用高強度発泡樹脂浮力体構造物)は、安全に浮上します。20メートル×40メートル角で800人は収容可能です。トイレも、食料も、飲料水も毛布なども備蓄可能です。人口の多い低地の浸水地区、「浸水・津波避難困難地区」の住民には朗報となるでしょう。

 住民発意のメンテナンス・フリーの浮体式避難施設であります。原則維持管理費はかかりません。3月定例県議会にて、坂本茂雄県議は、代表質問で「浮体式メガフロート(巨大地震津波対策用高強度発泡樹脂浮力体構造物についてもされましたが、知事や危機管理部長の答弁はありませんでした。

 県は多額の費用と維持管理費用がかかる「津波避難シェルター」にこだわっているようです。高知市は技術的に難しくなく、特許などを申請する必要もない大地震津波対策用高強度発泡樹脂浮力体構造物を採用検討いただきたいです。

(理由は)

*高密度の発泡樹脂は、すでに開発されており(複数のメーカーで)軟弱地盤の改良など土木工事で実績があります。

*地中に埋め込むので維持管理費用はほとんどかかりません。津波避難タワーは防錆塗装対策が必要。普段は無用の長物。トイレもありません。この大地震津波対策用高強度発泡樹脂浮力体構造物はイラストにあるようにトイレや飲料水、非常食やテント・寝袋。医薬品などの備蓄も可能であり、一時避難所の役目を長期浸水時に果たすことが出来ます。

*高知市孕以北の低地の長期浸水地区は、津波の直撃はないかわりに浸水すれば長期化します。人命の安全を考えれば市役所で検討すべきです。
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3)地域コミュニティを維持しながらの「疎開」活動への支援はできないものでしょうか?

 2011年6月より二葉町自主防災会は、独自に仁淀川町住民有志との交流を推進してきました。その理由は、居住している地域が長期浸水地域となり、復興に長期間かかることが確定しているからです。

 東日本大震災地盤が沈下し浸水した石巻市では、地域をかさ上げし、社会基盤を整備した後で住宅建設ですので最低7年はかかると聞きました。0・75メートルの浸水でその状態ですので、最大2メートル地盤沈下するであろう高知市の低地市街地では復旧は想像できません。

 都市住民が山間部住民をふだんから経済的に支援し、絆を深め、いざというときは疎開する。年会費を支払う「疎開保険」も検討しています。

 現在「被害想定」の試算も数値の上で検討されていると思います。しかしながら数合わせの避難計画では、個々人の事情や地域の事情は考慮されてはいません。震災後の長期にわたる避難生活でのストレスや孤独死のメンタルヘルスを考慮した場合には「地域ぐるみの疎開」は防止策として有力なだけでなく、震災後の地域の再建が早くなる効用も期待できます。

 最近二葉町では、仁淀川町だけでなく、徳島県三好市とも有志レベルの交流を始めました。

 低地の都市市街地の住民の罹災地の受け入れ先の確保と、山間部地域への経済支援になる新たな取り組みです。行政としての支援はできないのでしょうか?できない理由はなんでしょうか?

 行政・学識経験者・住民とで「検討委員会」を設置できませんか?

 こちらも徳島県庁が仲介し、徳島県のすべての市町村が「相互災害支援協定」を締結しました。高知ではほとんど進展していません。

 下知地域全体と中山間部との交流事業を高知市役所してもご支援いただきたい。

 「できない理由」を説明するよりも、「どうすればできるのか」をご検討いただきたいのです。

4)高台へ県都の遷都をしないのであれば、低地の市街地住民は立体換地するしかないのではないのでしょうか?

 過日「知事への手紙」にて、低地の高知市街地全体を南国市の高台地域への「遷都」をすべきではないかと主張しました。お返事で知事は「400年の歴史のある現在の高知市街地を移転し、新しい市街地を高台へ建設することは時間も費用もかかるので困難です。」との回答をいただきました。

 今の地域での減災・防災に全力を挙げますという回答でした。国の南海トラフ巨大地震の新想定が大々的に公表され出して以来、地域での不動産取引は激減し、地価も下落しています。実際の資産価値は0です。土地は全く売れませんから。にもかかわらず「普通に」固定資産税が課税されています。実に不条理です。

 高知県庁がやるのは、下知地域でいえば、鏡川と久万川の護岸を耐震化する程度です。江ノ口川の護岸は相変わらず脆弱なままであり、堤防の倒壊と地盤沈下と低地ゆえの海水のオーバーフローで下知地域全体は早期に浸水し、また長期の期間浸水は解消されないと想定されます。

 

 地域全域が海抜0メートル地域である下知・潮江・高須などの地域では地価の下落に歯止めがかからない状態になっています。ひととび南海地震が起きましたら地域全体が水没します。

 高台への「遷都」をしないということになれば、清遠真司香南市長が主張されているように「立体換地」を低地の高知市市街地はするしかないと思います。

 私も土地を提供する意思はあります。その土地建物と、耐震性のある高層住宅の部屋を交換していただきたい。そうなれば安心して下知地域に住みます。高層化してできた空地には、公園や駐車をこしらえますが、当然その地中には「浮体式メガフロート(巨大地震津波対策用高強度発泡樹脂浮力体構造物)を設置し、より安全・安心な地域にします。

 防災特区を申請し、一気に事業化されたらいかがでしょうか?


5)南海トラフ巨大地震関係の情報は公開していただけないのでしょうか?

 学識経験者や行政関係者による「南海地震津波検討委員会」などもあるやに聞いていますが、情報が入手できません。今後は可能な限り地域住民にも情報を公開していただきたいのです。

 国の大型補正予算の多くは「南海地震対策」と聞いています。沿岸部の市町村では「津波避難タワーの建設や災害弱者といわれている高齢者介護施設や保育園などの高台への井移転計画なども聞きます。

 南海地震が起きれば高知市街地の0メートル地帯にある下知、潮江、高須、など人口が密集し、商業が集積している市街地は地盤沈下と津波の流入で瞬時に水没し、その後も長期浸水状態が続きます。現在何らの対策もされていません。正直住民としては「なおざりに」されています。

 岡村眞高知大学特任教授の、下知コミュニティ・センター開所式での記念講演の演題は「南海トラフ巨大地震から下知地域で生き残るために」でした。「生き残る」ためには、いくつかの対策が必要です。
 
 2013年3月20日に下知減災連絡会主催での「下知減災まち歩き」で岡村教授は、下知地域を住民と一緒に歩かれ、次のようなコメントをされました・。

「地震の揺れが1分以上続くようであれば、それは南海地震です。地盤の沈下と大きな揺れで、低地の市街地と海を隔てている耐震性のない防潮堤防は海側に倒壊します。すぐに大量の海水が地域に流入してきますので、住民は揺れが収まれば3階建て以上の建物へ避難して下さい。」

「下知地域の場合は、指定避難場所へ行くこと自体が困難です。自宅が3階なら留まってください。」

「下知地域は津波が到達する前に水没しています。津波は想定では8時間後が最高に高くなります。大津波警報が解除されるまで、もよりの津波避難ビルに留まってください。」と言われました。

大津波が押し寄せる沿岸部の地域や、大規模な地層の崩落が予想される山間部とは異なる深刻な被害が、低地の高知市市街地地域(およそ2800ヘクタール。居住住民約10万人)は予想されています。

6)地域間連携協議会は下知地域(昭和校区)ではこしらえる方向で動いています。

 地域内の多様な団体(町内会・社協・民生委員・学校・企業。防災会・文化団体・介護支援・医療・警察・消防・NPOなどなど)を包括した地域コミュニティ組織をこしらえようと思っています。第1回目の準備研究会は2月12日に開催しました。

 22人の参加者がありましたが、おおむね「こしらえよう」という方向で一致しました。慎重に時間をかけて実行します。

7)下知地域コミュニティ防災計画の立案を

 ひとたび地震が起きれば、「壊滅」します。浸水すれば全壊扱いであり、すべて家屋は建て替えをしなければなりません。

 発想を転換し、地域を10Mかさ上げし、耐震地盤をこしらえ、耐震高層ビルを建築、その部屋と自分の土地を交換する(立体換地)ことをします。地域の合意形成が出来た地域から、家屋の撤去―整地ーかさ上げー街路整備を行います。

 5年間で整備することにし、その間は中山間部の空き家か、高知市内周辺の賃貸マンションなどに居住します。その場合「みなし仮設住宅」扱いをして家賃補てんは行政側からできないものでしょうか。

 地盤が整地され、元の場所へ家屋が建てられる人は自費で再建します。出来ない人は土地と耐震高層マンションとを交換して居住します。

 最終目標を「立体換地」にすべきではないでしょうか。

  下知地区地域コミュニティ防災計画は3年がかりで立案すべきです。

まず地域全体の住民の防災世帯調査が必要です。家族構成やもしもの時の連絡先、病歴や身体状況(障害・介護)や特技・保有資格などを自己申告してもらいます。各自主防災会や町内会で実施します。この調査に半年はかかります。

 次に防災世帯調査をもとに、災害弱者である高齢者・乳幼児・障害者の位置確認をします。避難可能な津波避難ビルや施設を再検討します。

 また特技・資格の自己申請や万が1の大地震の救援救助活動で威力を発揮します

 次に津波避難ビル以外の避難方法を検討します。浮体式メガフロートや、津波避難横断型歩道橋は、長期浸水が予想されます高知市下知地域には適切な避難施設です。その配置の検討が必要です。

 地域が長期浸水している間はコミュニティ単位で「疎開」が必要です。市役所側も地域からの避難計画の場合は、地域コミュニティごとの避難が望ましいです。数字合わせの避難所送りでは、悩んだり自殺されたりする人も出てきます。

 「立体換地」を導入するにしても、どういう街にするのか?どういう産業を振興するのか?下知地域全体の防災・減災都市計画も必要です。

 下知地域(昭和校区)地域間連携協議会は、住民の合意形成をはかる組織として、慎重に立ち上げしたいと思っています。それは「市民と行政とのパートナーシップ」「計画策定段階からの市民参加の保証」「議論を尽くしたうえでの合意形成」「情報の原則公開」が必要です。
 

2014年1月 4日 (土)

2014年の活動事業目標について(長期浸水する下知地域の減災対策)

 二葉町自主防災会は、下知減災連絡会や下知コミュニティ・センター運営員会防災部会とも連動し、具体的、広範な事業と活動を展開します。

1)二葉町全世帯防災世帯調査の集計とまとめ。→荒木副会長と協議しながらまとめます。

2)二葉町防災マップ作りの素地調整作業。→二葉町自主防災会指定の津波避難ビルの収容人数の概算把握。町内危険個所と問題個所の提起と課題抽出。

3)高知市役所の「下知地区津波避難計画策定作業」への課題抽出作業

4)2011年から継続している「仁淀川町との疎開を前提とした交流事業」の具体化。三好市との交流も。
  市町村相互支援協定の締結。疎開を前提とした施設の具体的な獲得・賃貸。

  →長期浸水地域の10万人の高知市民の疎開対策の具体化。数値化、目標設計。

5)自主防災組織メンバーへの「傷害保険制度」加盟の促進。無保険状態では「共助」活動は不可能である。

6)高知市孕北部の究極の低地市街地対策の住民避難、ヘリポート、救援支援方策としての「高密度発泡樹脂軽量浮体構造物」の建設の推進。

 →具体的には10分の1モデルでの実証実験。廃校後のプールなどでの実験。

7)津波避難ビル(高知市指定)には、長期浸水地域にかLPガス災害対応ユニットの設置。

  →下知コミュニティ・センターがモデルケース。

8)下知地域内連係協議会の準備会の発足と市コミュニティ推進課との協議


9)防災区画整理の実施と立体換地による津波避難ビルの建設の提案。

  →立体換地推進研究会の発足。

2013年4月21日 (日)

徳島山中へ山菜採りへ行きました

 4月20日は早朝に森二葉町自主防災会会長と荒木副会長とともに高知市を出発し、徳島県三好市のNPO法人マチトソラ主催の行事「春の薬草山採取ツアー&プチ料理ワークショップ」に行きました。

 3月7日に武川理事長と茂泉さんと三好さん3人が二葉町の現地視察に来ていただきました。その答礼もあり、3人で参加させていただきました。

 三好市池田の古い町並みの古い民家があるマチトソラが入居している場所に集合しました。
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 そこから茂泉さんの運転で池田から国道192号線を東進し井川町へ。国道沿いはまた高知では見かけないコンビニ。チェーンのセブンイレブンの店舗もありました。
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 国道から少し入っただけで山が視界に迫って来ます。どんどん山奥に車は入り込みました。最初はフキを採るための場所へいきました。地元の人たちに要領を習いながらフキを採りました。
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 次の場所はワラビがたくさんあるところでした。秋口に萱などを刈込、それが結果として肥料になるのか、こちらのワラビは勢いがあります。
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 山菜や地元の植物の説明をされています。
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  桜の古木もありました。
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 こちらの地方も平家の落人伝説があるようですね。
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 最後に行った場所はイタドリがたくさんありました。昔は徳島の人たちは食べなかったそうですが、隣県の高知の人たちが採りに来るので興味をもたれたそうです。
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 お昼前にひととうり「収穫」が終わり、皆でお弁当を食べた後は、井川町の農産物加工センターの調理場へ行き、収穫した山菜(ワラビ、フキ、イタドリ)の調理法について地元の方たちがお手本を見せていただきました。
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 午後2時過ぎになり、空模様が怪しくなりましたので、早めに帰らせていただきました。得難い体験が出来ました。

 これをまた契機に三好の皆様と交流が深まれば幸いです。

(デジカメで撮影した画像に2008年3月の表示が出ていますが間違いです。なぜ出ているのかわかりません。)

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