世界1の企業の、世界1のBCP
2026年9月2日ですが、高知兼危機管理部南海地震対策課事前復興室主催の「南海地震対策優良取組事業所(5つ星事発表会)事例発表会を傾聴しに行きました。
平成25年度に5つ星の優良事業所になりました四国銀行とニッポン高度紙工業の事例発表を傾聴しました。
1)四国銀行の取り組み
四国銀行は、全国に110店舗があり、南海トラフ地震の被害が想定される高知県で63店舗、徳島県で23店舗あります。また高知市内だけでも浸水地域に16店舗あります。当然金融機関として顧客の安全、公園の安全第1ですし、高知県1の金融機関としての災害後の業務継続、短期の営業再開もめざしています。
建物の強度は高く、自家発電機も屋上にあり、3日間の店舗内電源確保ができる体制を組んでいます。
震災発災直後の対応は、「業務停止権限を、本部から営業店長に移譲する」という現場第1主義の泰作には注目です。
「住民事前避難対象地域」「高齢者事前避難対象区域」の営業店は、営業店長の判断で営業休止、避難を決定。避難指示などが介助されたら、平常業務に移行する。防災士の資格取得を支援している。現在は65人だが、今年度は15人が資格取得中とか。
危機管理基本方針は、「公共性の高い地域金融機関として、大規模災害などの発生時にも社会的責任を果たし、現金供給や資金決済サービスなどの重要業務を計測する体制を整備します。」
①人命の尊重と安全確保②資産の保全③業務継続体制の早期確立。

2)ニッポン高度紙工業の取組
土佐和紙を原点に高知市(旭)で創立したグローバルニッチトップ企業です。直近の売上高は240億円、収益も60億円越え。アルミ電解コンデンサの国内シェアは95%、海外世界シェアは60%を占めています。
自動車、産業用ロボット、家電製品、AIデータセンター。再生エネ資源発電など広い用途で全世界に出荷されています。世界的シェアが高い製品を製造しているので、「製品が安定供給できる生産体制が必要であり、「事業継続は指名であり、社会的責任」であると知よく認識している。
BCPの基本理念は「従業員の安全・健康の確保が大前提」であることです。それがあってはじめて、品質や生産性が安定します。

まずは県内の生産拠点をリスク分散(1992年)し,春野工場から安芸工場・南国工場を設立し(2002年)、同時被災しない県外工場や裁断工場の設置(20012年)(南海トラフ地震域外への工場建設)を実施されたことで、事業の中断はほぼなくなりました。
いわゆる高知県内の「大手企業」が、高知市の高台の産業団地や、南国市の高台にある産業団地にとどまっているにすぎませんが、ニッポン高度紙工業は、岡村眞高知大学名誉教授の助言に従い、2002年に南海トラフ地震震源域外の鳥取県米子市に新工場を建設し、操業しています。

取引先の世界企業(トヨタ・ソニー・パナソニック等)も安心し、製品供給を受けることができます。まさに「究極のBCP]を実施されています。
また「二次被害防止対策」も徹底しています。
薬品の漏洩対策は→配管の二重化
LNGタンク→感震器にてバルブ閉
LNGボイラー設備停止→感震器にて自動停止、バルブ閉
生産設備の停止の簡素化と手順作成→主電源の自動遮断
1番驚いたことは「誤報の影響を防ぐために、緊急地震速報は活用せず感震器で」という対応個所でした。

また予防的措置の徹底意外に「災害早期復旧サービス契約」もされています。tぽ右京海上日動と提携した、BELFORです。
新品交換が必要とされらもの(修復に6か月)→緊急安定化措置と精密洗浄に予汚染除去などで1か月で修復する。
更に「これまでの活動により気づいたこと」として、「事故や災害などに対するハード対策や手順の明確化などの環境整備は計画的に進めてはいるが」
①肝心の従業員がいなければ、内も行動できない。
②手順を明確化しても、日頃から実施し家蹴れば行動できない。
③日頃からけがもなく心身とも健康であることが大前提!
④災害発生時時8だけでなく、日頃の活動や復旧再開時も同じ
という本心を社長以下全員が譲歩言う共有し、方針を決定し、対策を実施する体制づくりがないとできません。社会での訓練だけでなく、地域と連携し、小学校の避難訓練も受け入れられています。

そして防災士も91人(21%)になりました。30%を目標にしています。消防の基礎訓練や、ドローン操作の湯徳にも力を入れています。」
そして安全衛生活動の積み重ねが、事業継続の基本であり、
「風通しの良い職場づくり」「元気で働けるからだづり」「けがをさせない」「けがをしない」ことがじぎょうけいぞくであり、雇用の継続となります。

製品販売は「グローバルニッチ」で高い占有率を保持しているニッポン高度紙工業。「事業継続のための総合的な防災対策(従業員の安全・健康の確保)ななる」という理念(思想)こそが、まさに世界1のBCPであると実感しました。
講師の岩村和典さん(総務部長)とは、高知市防災士会の会員ですが、防災対策、BCPについて詳細に傾聴したのは初めてでした。「世界1のBCP」とおもいました。

受雷のBCPは大手企業のサプライてぇーんの確保が主体でした。地域住民や社員教育はなおざり気味の「形式主義」でした。10数年前に高知県庁主催の講座を受講したことがありますが、大手企業の囲い込み、「企業エゴ」を感じていました。
岩村さんの説明は、何より従業員の安全・健康がベースであり、地域住民との連携もとても大切にされています。いまだに「防災」を狭い意味にしか語らない「防災アドバーサー」や「学識者」が多い。まったく対極の話で感服しました。























































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