ヨットと人生を考えてみました
大層な表題ですが、わたしは堀江謙一さんのようなヨットの海洋冒険家ではありません。また国体出場を目指すヨットレース志向のヨットマンではありません。
外洋帆走もヨットレースにも無関心な、不届きなヨット愛好者です。私にとってのヨット(ディンギー1人乗り)は趣味の1つであり、精神的な癒しでもあります。今から40数年前の東京勤務時代に、神奈川県湘南地区(鎌倉・藤沢。横須賀・三浦・茅ケ崎・小田原)地区の担当になりました。
当時加山雄三さんの関わったパシフィックくホテルや光真進丸も見ました。休日に江ノ電で藤沢から鎌倉へ行きますと海がが開けている場所では学連(関東学生ヨット連盟)のディンギーが100艇ぐらい帆走していました。ビーチではサ-ファーが数百人いました。憧れがありました。
高知へUターンし数年後の1985年から夜須でヨットを始めました。
その日がお天気が良い日でないと海には出れません。月に1度あるかないかです。しかし眼の障害が昨年11月にでてからは海へ行っていません。2024年1月には2回手術(網膜前膜と白内障)と入院をしました。療養生活も退院後2か月続きました。眼鏡の調整段階まで来ました。それさえクリアできれば海の散帆に復帰できます。
今頃の梅雨入り前の5月は最高のお天気なのにとても悔しい。早く視力調整で、欠けても疲れない眼鏡をこしらえて海へ出て来たい。資料区長性をして海へ浮かんでいたい。ヨットは精神的な癒しです。
また昨年脳ドックを10年振りに受けました。脳ドックの先生は「10年前と変わっていない。脳が委縮していません。ヨットはいいです。刺激が脳に行くので脳幹トレーニングになりますから」と言われました。不安定な海面の上に座り、風や波を読み、全身を使って帆走するのでとても健康にも脳にもいいとか。認知症予防にもなると思いますね。
ハーバーへ来れば、ぎ装(ヨットの組み立て)を慎重にします。安全点検ですから。陸の理屈から海の理屈へ世界がその間に変わります。
風は吹くのか吹かないのか。波はあるのかないのか。暑いのか寒いのか。海の上での服装も懸命にぎ装している間に考えます。
海へ出たら沖合は風があるのかないのか。波はどうかと体感も含め懸命に想定します。陸上では絶対に経験できない海の上の気象や風や波を感じることが出来ます。
ヨットを始めて39年。技量は進歩しません。海に浮かんでいるだけで楽しいのです。
後何年乗ることが出来るのだろうか。90歳までは海に浮かんでいたい。それなりに道具なども工夫が必要でしょうね。。「老人と海」を目指します。
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