日本の真の実力と高知の可能性
2025年3月16日ですが、公益財団法人高知県自治研究センター主催藻谷浩介さん(株)日本総合研究所主席研究員)の講演会を聴講しました。
テーマは「日本の真の実力と高知の可能性」でした。高知県を語るときに、訳知りでほとんどの人達が言うのは「人口も少ないし、高齢化が進行しているし。大企業もない。都市部へ進学ででていった若者は高知へ戻らない。ないないずくしの高知県」といいます。
藻谷さんは「そうではない。高知も日本国も可能性がある。」と言われ、説明では「高知県の人口規模は世界の国では、欧州のルクセンブルクと同じ。その国は世界で1人当たりのGDPが1位です。」
「高知は川は綺麗で、海も山もある。農産物も魚も美味しい。山のない国も海外にはあり、高知のインバウンド観光には可能性がありますね。」
「今の時代伸びしろのある産業は農業と漁業と林業です。それと観光を組み合わせれば、経済的にも高知は豊かになれる。」
「高知県は高齢化先進県。それゆえ、高齢化のピークは越えつつあるので、子育て支援をきちんとすれば、若い人口は増加する」
「また日本は大国。人が居住できる土地が広く、人口も多い。田舎にもコンビニがあるのは、人口密度が高い証拠。悲観的な俗説に惑わされることなく、事態に冷静の対処すれば日本は発展します。」
「半導体産業や原子力に巨額の補助金は必要ない。補助すべきは、産婦人科医師を増やすことをすべきだろう。また教育改革して、英語力、介護研修、ユンボの操縦、農業研修、ものづくり力を養成する。」
さすがに日本全国の市町村を私費で全部回っただけあって、地方の事情や深刻さ、強みと弱みについてはとても詳しい。藻谷さんは東大法学部卒であり、
コロンビア大学経営大学院を修了、MBAも取得されています。グローバルな経済もわかっていて、日本の地方都市もすべて走破し訪問していますので、地域の事情にも詳しい。
藻谷浩介さんは、今の日本では「得難い」人であると思いました。
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