象徴天皇制を守る議論
2025年3月6日の読売新聞の「時代の証言者」という子藍綬ランで、ノンフィクション作家の保阪正康さんが「象徴天皇制を守る議論:」というコラムを書かれていました。
先輩格の半藤一利さんと連れ立って皇居に行き、上皇ご夫妻が天皇時代に行かれ、歴史についての意見交換や雑談をされ、ご夫妻もたのしみにしていたとのことでした。
生前退位問題は、随分昔にあったやなことではないかと私は思い込んでいましたが、上皇さんの祖父の大正天皇が病気がちであり、天皇としての職務が全うできなくなるや、摂政をしていた昭和天皇はプレッシャーは半端ではないと思われます。
「生前退位」明治天皇の曽祖父であった光格天皇以来202年ぶりだしたが、国民の大多数が賛同し、無事に天皇の生前退位の法整備も整い、無事に退位が出来ました。
まさに象徴天皇制という日本国憲法で定義された概念を、ご自身の行動で国民に知らしめ、職務をまっとうされました。戦没者の慰霊や、各地の被災地の訪問、各国元首との面談など大きな役目を果たされました。
ただ象徴天皇制の将来は危うい。それは136年前に「万世一系の天皇は立憲君主として男子に限定されています。女性天皇を認めていないので、存続は危うくなるとは思います。
日本の天皇家がモデルとしている英国王室は、ずいぶん昔から女性も元首になりました。国民もそれを受け止めています。ただ日本の天皇制は「天皇は男子に限る」という頑なな規定があるので、おそらく将来は規定を改正しない限り存続は難しい。
保阪さんのコラムを読んでそう思いました。
« 防災先進地である黒潮町に学ぶ(その3) | トップページ | 二葉町町内会不燃物・資源仕分けステーション »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 春のウォーキング教室に参加しました。27136歩今日はトータルで歩きました。(2025.04.19)
- 「絶望の隣は 希望です」を読んで(2025.04.17)
- トランプ鎖国政策は成功するのか?(2025.04.16)
- 2度目の大阪万博の成否は?(2025.04.15)
- 潮風が気持ちの良い夜須のハーバー(2025.04.14)
「報道関係」カテゴリの記事
- 3・11ミニ慰霊祭を青柳公園でしました。(2025.03.17)
- 象徴天皇制を守る議論(2025.03.15)
- [巨大地震シュミレーション 四国緊急対策室」について(2025.03.09)
- 津久井進先生がコラボしてくれました。(2025.01.19)
- 高知は2議席・東京は30議席(2025.01.08)
「伝える力の重要性」カテゴリの記事
- 「絶望の隣は 希望です」を読んで(2025.04.17)
- トランプ鎖国政策は成功するのか?(2025.04.16)
- デューク創立50周年記念 大塚まさじ&友部正人 ジョイントコンサート(2025.04.09)
- 「あんぱん」は面白すぎますね。(2025.04.05)
「日本国憲法の再評価」カテゴリの記事
- 象徴天皇制を守る議論(2025.03.15)
- やはり「緊急事態条項」は無用(2024.12.09)
- 11月3日は文化の日ですが・・・(2024.11.04)
- 映画「戦雲(いくさふむ)を見ました。(2024.09.22)
- 村上誠一郎さんはどうしている?(2024.09.03)
「象徴天皇制」カテゴリの記事
- 象徴天皇制を守る議論(2025.03.15)
コメント