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2024年10月

2024年10月31日 (木)

紙媒体二葉町防災新聞11月号

紙媒体二葉町防災新聞11月号 001
 今月も紙媒体で「二葉町防災新聞」を作成し、町内会副会長さんに町内会での回覧をお願いしました。「二葉町防災新聞」は、原則毎日更新しているブログです。ブログではデジタル通信対応をされていない人たちには見ることが出来ません。それで紙媒体の二葉町防災新聞」を作成しています。

 今や21世紀で「デジタル通信」の時代と言われていますが、だまだそうはなっていません。特に高齢者層は対応できていません。子供たちは学校でパソコン操作を習っています。私等の学校時代、小中高大は、まだ「ガリ版」(謄写版印刷)の時代であり、テストも学級通信も先生がガリ版で作成していましたから。私も中学生時代に「ガリ版」で「平和新聞」という名前の社会評論新聞を作成し、配布していましたから。

 高齢化社会の二葉町では、SNS(フェイスブックやライン)やブログ、ホームページなども閲覧していない、できない人が多い。ですが素晴らしいのは、高齢者でも100%の人達が、「日本語の読み書き」や「日本語の読解」はできますから。特に最近政府などが乱暴に。デジタル格差を作り出す政策ばかりしています。その種の道具も、多くの人達に伝達できなければ「無意味」な媒体です。

 さて11月号の二葉町防災新聞(紙媒体)は、「12月1日の総合防災訓練への参加の呼びかけです。昨年の訓練の様子を伝達しています。

 「第4回総合防災訓練準備会(11月19日)のお知らせです。「黒潮町合総研修会(2025年1月19日)の告知をしています。(詳細は後日告知)

 「高知市家具転倒防止対策支援チラシ」を下知コミュニュティ・センターロビーに置いていることをお知らせしました。

2024年10月30日 (水)

共産党は何故今回も議席が減少したのか?


今回の2024年衆議院選挙の関心事は「自民党の裏金問題」でした。その問題をスクープしたのは日本共産党の機関紙のアカハタでした。
 その記事を読んだ大学教授が資料を丹念に調べ告発したことで、社会的な大問題となり、当初無視と無関心を決め込んでいたマスコミ各社も取り上げて報道することになり、選挙の争点になりました。

 「自民党の裏金問題」を執拗に批判した立憲民主党、維新。国民民主党、日本共産党でしたが、野党の立憲民主党と国民民主党は獲得議席が大幅に増加し、与党の自民党と公明党は大幅に議席を減らしました。与党は大敗し遂には過半数を割る事態になりました。

 ところが野党では維新と共産党が議席を今回減らしました。維新は大阪以外では通用しない地域政党ですし、大阪万博の「しくじり」で人気は低落中なのでわかります。しかし共産党は「裏金問題」を最初に取り上げ、投票日3日前には「2000万円の政党交付金を候補者を公認していない支部に党本部が振り込んだ。」等情報を共産党は社会に提供し、そのおかげで自民党は20議席は凹んだと思います。

 なぜ共産党は「功労者」なのに、議席が2割も減少したのか?理由がよくわかりません。東京新聞が「共産党の党勢の低迷について」の記事を書いていました。ネットで見ました。記事に一部を引用します。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/308682
(党勢低迷と組織体質 「党内にも権力制約原理を導入すべきだ」)東京新聞のWEB記事

 中央大学の中北教授は「ソ連が崩壊し、共産主義が魅力を失ったことが最大の理由だ。共産党はロシア革命を受けて結成された政党。日本共産党が自主独立路線に転換していたとはいえ、かつての総本山が既に崩壊していることや、中国や北朝鮮の兄弟党の現状を見れば、共産主義に未来があるとは思えないだろう。

 イタリア共産党は民主党に変わり、フランス共産党は共産党のまま衰退した。日本共産党も青年組織の民青同盟のメンバー数がソ連崩壊後に激減し、党員の高齢化が著しい。

 もう一つの衰退の理由は、昔ながらの「民主集中制」という組織原則の堅持。革命のため統一的な力が必要だとして、トップダウンで派閥・分派を認めない。」と述べています。

 その弊害を中北教授は事例を挙げて説明しています。
「志位体制下の昨年、党改革を訴えた古参党員を除名し「強権的」との批判を浴びた。1月の党大会では、除名に異論を唱えた地方議員を田村氏が糾弾する場面もあった。

 昨年の2党員の除名処分は、従来の体質が変わらないことを示した。先の党大会では、控えめに問題提起した神奈川県議を大勢の代議員の前でつるし上げ、人格攻撃を加えた。中央委員会総会で議論した結果を田村氏が読み上げたもので、組織ぐるみのパワハラだ。地域の党組織でもパワハラが起きているとの告発が交流サイト(SNS)上で相次ぎ、「#MeToo運動」のようになっている。

 なぜ、こうしたことが起きるのか。党内のことは党内で解決するという閉鎖的な「民主集中制」が原因だ。その下で党指導部が絶大な権力を持ち、異論を唱える党員を「支配勢力に屈服した」と糾弾する。「分派を認めない」といった党規約の解釈権も党指導部が握り、簡単に除名や除籍を行い、反共の烙印を押して排除する。共産党は立憲主義を唱えているが、党内にも権力制約原理を導入すべきだ。」(東京新聞の記事より引用)

 この「民主集中制」という党組織原理は、100年以上前にロシア革命時にレーニンが発明し、後の独裁者スターリンが活用した「党幹部が党員を支配し、奴隷化する独裁体制」のことですね。
確か共産党の綱領に21世紀の時代に未だに「民主集中制」を最小し続けて居る共産党や社会主義政党は、中国共産党、ベトナム共産党、キューバ共産党、北朝鮮労働党、ポルトガル共産党、日本共産党だけです。(10年くらい前に調べてみました。)

 一党独裁、個人崇拝の国が多い中で、先進国日本の社会で存在している日本共産党がその「民主集中制」を放棄しないことが、党勢が拡大しない最大の原因であると私は思います。
 レーニンの「民主集中制」の弊害は日本共産党だけではなく、レーニン主義を標榜する新左翼党派にも伝染し、「連合赤軍」のように、些細な
意見の違いで、幹部が構成員をリンチし、殺害するというおぞましい事件も起きました。

 下部党員が党幹部を気軽に批判できない、あるいはしてはいけない組織が、この多様な社会で受け入れられるはずはないと思います。(その点自民党はおおらかな政党です。幹部批判は平気でできます。ただし旧安倍派が窮屈な理屈で党を一時期支配したことがあり、総務会で安倍批判をした村上誠一郎さんを1年間の党務活動停止処分しました。)

 日本共産党は今すぐ「民主集中制」という党幹部独裁主義を放棄し、他者にはいつも言い続けて居る「民主化」をすべきです。それをしない限り党勢は拡大しないし、日本国民から支持されることはないからです。

 放棄して党組織が民主化すれば、もともとクレーバーで知的な、生真面目な人たちの集団ですから、支持拡大すると思います。

2024年10月29日 (火)

勝者なき2024年衆議院選挙

2024衆議院選挙1
 2024年10月27日に投開票が行われました2024年衆議院選挙。自民党は石破内閣発足と同時にすぐさま解散して総選挙に打って出ましたが、思わぬ惨敗。

 なにせ解散前の255議席が、終わってしまえば191議席という惨敗に終わりました。一方の野党の立憲民主党。98議席から148議席と50議席増の大躍進しました。国民民主党も7議席が28議席になる大躍進。

 またれいわも3議席が9議席になりました。

 その反面野党でも維新と共産党が凹みました。何故なのか理由はよくわかりませんね。言えるのは「どの政党も単独過半数はなく」連立をしないと過半数の233議席を上回れません。

 惨敗した与党勢力は(自民党・公明党)で215議席。過半数には18議席足りません。

 一方の野党。立憲民主党は148議席、国民民主党は28議席と躍進しました。しかし両党あわせても176議席しかなく、かはんすうの233からすれば57議席も足りません。維新の38議席足しても19議席足りません。

 到底立憲民主党の野田代表が言われるような「政権交代」にはなりません。また野田代表は「他の野党とは連立交渉はしない。独自で過半数を取る」と息巻いていましたが、全く過半数には届いていません。

 ようするに「すくみあい」になり、国政が混乱するだけです。
常識的な考えたら、国民民主党が自民党と公明党の連立に加わり、3党連立になれば、簡単であるとはおもいますが、政治家は駆け引きが大好きなので、なかなか難しい。

 またもともと「自民党の裏金問題」を取り上げ批判をくりかえしていた共産党が議席を減らすという理由はわかりません。考えられるのは「理屈っぽくて独善的」な体質が嫌われたんでしょうか?でもそれは昔からそうなので、今回凹んだ理由はわかりません。

 欧州諸国のように「連立」があたりまえのように日本もなったんでしょう。民主義は面倒な制度ですね。でも気長に国民は民主主義に付き合い、あきらめることなく付き合わないといけないと思います。

2024年10月28日 (月)

長者キャンドルナイト

長者キャンドルナイト2024年 001
 2024年11月9日(土曜)は長者キャンドルナイトに行きます。

13年来お世話になっている長者地区の最大行事の長者キャンドルナイト。2024本のキャンドルが闇を照らします。

 特に今年は1月20日に広域避難訓練で25人で仁淀川町を訪問しました。その場で「防災キャンプをやりましょう。」という子世になり、8月31日-9月1日の予定で現地で開催する予定でしたが、台風10号の大雨で地元で被害が出たため中止になりました。無念でした。

 大変お世話になったこともあり、訪問することになりました。
午後から少しのお手伝いに家内と行く予定です。お天気で暖かくあってほしいです。

2024年10月27日 (日)

オアシスのライブ映画を見に行きました。

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 2024年10月24日(木)でしたが、家内が「オアシスの映画がシネコンである。明後日で終わるようだから見に行こう。」というので就労後、車を転がして大嫌いな禿鷹量販店のシネコンへ行きました。

 

 映画の解説にはこうありました。

 

「■概要:ネブワース公演は、“オアシスのキャリア絶頂期の伝説のライヴ”と語り継がれ、<“歌い手リアム・ギャラガー”のピーク> とのノエルの言葉通りリアムのヴォーカルも乗りに乗っており、セットリストも問答無用のヒット曲・超有名曲のオンパレードです。
ブリットポップの最高峰を極めた、時代を定義/象徴するイベントとなった2日間のうち、DAY1=8/10(土)の公演が初めて完全ノーカットでスクリーンに甦ります。1996年の映像です。

 

 とか。わたしは音楽に関しては素養はありません。イギリスのロックと言えば、ビートルズ。ローリングストーンズ、クイーンぐらいしか知りません。でもその3つのバンドとは音楽性が違うし、なんだか「大衆芸能ロックバンド」という感じですね。
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 https://www.bbc.com/japanese/articles/c8rxmp32k14o  (英ロックバンド「オアシス」が15年ぶり再結成 なぜ大騒ぎなのか)

 

 リンクはBBCのものですが、世界的に「再結成」することでBBCが取り上げる大ニュースなようです。それでオアシスの全盛期の頃(1996年)の野外コンサートの映画が、東宝シネマズ各映画館で全国上映されたようです。

 

 しかし高知の場合は、観客はわずか4人だけ。私等老夫婦と、おっさんが2人来場しただけです。スクリーンの向こうでは25万人の観客が歌い踊っているのに、なんとも不思議な光景でした。

2024年10月26日 (土)

広報下知減災34号

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 1面は「南海トラフ地震臨時情報で考えさせられた、改めての備え」というテーマで注意ではなく警戒だったら、どうすればいいのかというテーマで記述しています。

 また11月9日(土曜)は、「被災後の生活再建に必要な支援制度を事前に知る」というテーマで永野海弁護士(日弁連災害支援委員会副委員長)の講演会が開催されます。
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 2面は、下知地区減災連絡会において「女性部会キックオフ講演会」が9月7日に西村浩代さん(管理栄養士・初月地区防災会)。防災活動では、女性ならではの視点、防災リーダーにも女性の必要性を西村さんは言われていました。

 3面は10月5日。6日に城見公園で行われました「起震車体験、防災キャンプ)が行われた様子が記事になっています。
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 4面は、12月1日に延期になった地域の総合防災訓練の告知記事と、来年1月19日に予定している、高知県で1番防災対策が進んでいる黒潮町への合同研修下の参加呼びかけです。

 また下知地区減産連絡会加盟の単位受防災会の事業や研修を書き出した「下地区防災カレンダー」も掲載されています。
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2024年10月25日 (金)

広報下知減災の町内の配布

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 下知地区減災連絡会の事務局長の坂本茂雄さんが、取材し編集発行した「広報下知減災34号」を昨日3つ折りにし、今朝早朝に二葉町町内会の加盟の全世帯に2024年10月24日に戸別配布しました。
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 夜明けが遅くなりました。暗いのでヘッドライトを点灯。反射ベストを着用し二葉町内を巡回し、ポストに投函しました。

 「広報下知減災」は高知市下知地区の地域防災活動の報告、研修会や防災訓練などのお知らせも満載しています。先日地方紙にも若い世代の人達が「南海トラフ地震への不安がある。」と記事にありました。不安があるならば、自分で調べる、地域の防災会の行事に参加する、研修会に参加するという、まず自分から行動しなければ、「命に関する情報」は得られません。
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 早朝5時間時ころスタートし、1時間20分で全戸配布しました。8694歩歩きました。6・26キロ歩きました。終わることろにようやく夜が明けました。
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2024年10月24日 (木)

黒潮町合同研修会の下見に行きました。


 2025年1月19日(日)は、3町合同事業(二葉町・若松町・中宝永町)自主防災会で、高知県で1番防災対策が進んでいる黒潮町へ行く予定です。それで現地へ下見に行きました。

 
①高知市下知コミュニュティ・センターから、黒潮町役場まで行きます。目的は、時間がどれほどかかるのか。往路と復路のトイレ休憩はどこがいいのかの調査です。バスで当日は行きます。大きな駐車場のある所でないといけないからです.


②佐賀地区にある一番高い津波避難タワーを地元防災会さんに案内していただきます.その場合は視察研修費用をお支払いします。(活動資金になれば幸いです。)

③昼食場所をどうするのか。防災まち歩きはどこが適切なのか。


④防災観光ができる場所はあるのか。お土産などを購入できる場所があるのか。

 黒潮町は防災研修会を受け入れていただきました。要望は「黒潮町の施設を有料利用していただきたい。食事もお土産も黒潮町で利用していただけたい。とのご要望がありました。

 そのことの下見です。中宝永町自主防災会の黒岩博さん、若松町自主防災会の橋本富士夫さんの爺さん3人で黒潮町の下見に行きました。
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①下知コミュニュティ・センターから黒潮町役場までは、ノンストップで1時間半はかかります。休憩時間を20分程度取るとすると2時間くらいはかかります。10時に黒潮町役場に行く場合は、出発時間を午前7時半にする必要があります。
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⇒往路のトイレ休憩は四万十町のあぐり窪川にします。

②昼食は、佐賀地区にある黒潮1番館で食事します。
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 今日は昼食に「新子定食」を食べました。カツオ定食(1500円)で予約したろ良いのかなと思いました。
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③午後は、その後は地元自主防災会の皆様「かかりがまし」に佐賀のまち歩きと佐賀地区津波避難タワーの見学し、説明を受け、意見交換できればいいのかなとは思います。

 ⇒天然塩づくり工房や、明神水産本社見学も可能ならしたいです。
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④道の駅なぶらのさとで土産物などを買い物して帰ります。


⇒黒潮町缶詰製作所の「カツオと筍のアヒージョ」(税込み622円・95g)を購入しました。お値段はいいですが、「8大アレルゲン不使用食材(えび・かに・クルミ・小麦・そば・卵・乳・落花生不使用)です。
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 今日は黒潮町役場が高台地区にあり、「高台移転を見える化」しています。県立大方高校も含め、地域の避難拠点です。

 その後、近くの入野海岸へ行きました。こちらは外洋に面した砂浜でした。大勢のサーフィン愛好者がいました。偶然Nさんに会いました。「少しだけサーフィン来られたとか。」

 津波が来たときどこへ逃げるの?と聞きますと、一路国道北側の山側へ駆け上がるとか。津波避難タワーなどはありません。

 復路のトイレ休憩は、高知自動車道路の土佐PAが良いのではないかと思いました。

 夕方もう1度3人で集まり、カフェレストすみれさんで反省会をします。

2024年10月23日 (水)

「むなしさの味わい方」を読んで

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 私個人の最近の出来事についていえば、「うまくいかないこと」だらけであり、「面白くない」出来事がとても多い。体調不良も多く、「いつもの」楽天的な私ではない。少々の失敗や落ち込みに対しては、沖縄流の「なんくるないさ」(何とかなるさ)の心持で乗り切ってきましたが、今年はそうはいかない状況でした。

 このまま今年は低迷して終わるだろうなと思いました。うつになって落ち込んでいくばかりではないかという恐怖もありました。そんなときにこの書籍を金高堂書店で購入しました。偶然書店で目に入り購入しました。

 きたやまおさむさんと言えば、学生時代のご活躍と言えばフォーククルセダーズでした。「帰ってきた酔っぱらい」「イムジン河」「あの素晴らしい愛をもう1度」など活動期間は短いものの、メガヒットを出しています。
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 その後は九州大学の教授をされていて、何年か前に定年退官され、フォークルを再結成されたという話題もありました。フォークルの解散後にメンバーの才気あふれる加藤和彦さんの自死もありました。

 実際にお会いしたことはありませんが、きたやまおさむさんはまた意外にも身近な存在でもあります。

 ヨットの大先輩であるUさんが、なんと京都府立医科大学時代ヨット部で、先輩であったそうです。1学年下の「きたやまおさむは クルーだった。」とのこと。3年ぐらい前に初めて聞きました。大学ヨット部は2人乗りの470やスナイプという艇に主に乗り琵琶湖で帆走練習をしています。

 Uさんは舵取り(スキッパー)であり、きたやまおさむさんはクルーで2枚帆を調整したり、風下帆走の場合はスピンネーカーという補助セールを出したり、取り入れたりする係をされていたようです。

 「大学時代は学生紛争でロックアウトされ、おまけに5年で卒業にされた。」とのこと。Uさんは今はある自治体の医師会の会長をなさっておられます。

 さて肝心の書籍の感想です。豊かな時代になり、物があふれる時代になりましても人々の悩みは尽きません。また最近の情報通信技術の発達などで、より人々は精神的に追い込まれているのではないかときたやまおさむさんは言われます。

「相手の反応に敏感すぎる時代」(P32)

「意味のない言葉の氾濫」(P33)

「ご期待対応力が評価される」(P37)

 「ご期待対応力」なる言葉は、きたやまおさむさんの独特の表現です。でも今の時代を的確に「切り取る言葉」ではないでしょうか。

 最近もス-パースターと言われるビックアーティストの伝記的な映画がありました。クイーンのボーカルだったフレディ・マーキュリーを描いた「ボヘミアン・ラブシティ」(2018年)、エルトンジョンを描いたロケットマン(2019年)がありました。

「こうした映画では、主人公のミュージシャンが、ファンの期待に応えようとしながら、こうありたいとの自己像との間で葛藤し、ドラックやアルコール、セックスなどに溺れ自滅していく姿が必ずといってよいほど描かれています。

 また、ドラックなどではなくても、自分の心に生じた「間」を受け止めきれずに、何かで必死で埋めようとしながらも、うまくいかずに立ち直れなくなってしまう場合も少なくありません。

 ともにフォーク・クルセーダーズを結成したメンバーの1人は、2009年に自ら命を絶ってしまいました。彼のことを考えると、今も私は心が傷みます。」(P43)

 心構えの対策として、きたやまおさむさんは、以下のことをいわれています。

「期待に応えるよりも「マイペース」をえらぶ決断」(P44)

「遊びがあってこそ」(P45)

「私たちは、このむなしさ」に慣れ、飲み込まれないようにする術を身につけなければならないでしょう。」(P49)

「このようにみてくれば、心の発達で、他者との関係性や自分の心の中に「間」が生じ、「むなしさ」という感覚を味わうということは、少なくない人たちにとっては、当然の経験であることがわかるでしょう。だから誰も「むなしさ」から逃れられないし、「むなしさ」を完全に消し去ることはできないのです。」(P77 「間」を生きるという課題)

「急な幻滅に遭遇したとしても、私たちの人生はそれで終わってしまうわけではありません。多くの場合、人生という物語は、急な幻滅悲劇の展開で終わることなく、その後もだらだらとつづいていきます。

 生きている限り明日は必ずやってきます。そして日常という時間w過ごさなければなりません。まして現代は長寿社会と言われ、私たちはかつてよりも長い人生を送ることになっています。

 こうした意味でも、私たちには時間が与えられています。」(P112「幻滅の後も人生は続く-時間をかけることの意味)

「物事を解決したり、何らかの対処をしたりするためには、時間が必要です。」時間をかけるというのは「間」(間)が生じるということです。「間」というのは、本書で何度も登場した「間」(ま)のことです。

 日本語では両方とも同じ漢字で表記します。空間的な広がりとしての「間」であり、、時間的な長さとしての「間」のことです。

 心の病気を治すためにも時間が必要です。すぐに治らないからと絶望してしまえば、病気を治すどころではんくなります。時間をかけて徐々に治っていくという「間」をけいけんしなければなりません。

 中略

 大切な相手との関係性にひびが入ってしまったという場合、早急に相手を見限って、関係性を絶ってしまうのではなく、時間をかければ、予期せぬ結果が生まれるかもしれません。そこが希望と絶望が交替する移行の期間なのです。

 心の問題に関する原則は、時こそ「解き」(とき)であり、時間が解決するということなのです。」(P113 待つことと、「間」に立ち続けること)

 著者によれば「待っている時間を過ごすこと、結論を急がずに、結論に至るまでの「間」に立ち続けることは簡単ではありません。」と言います。

 どっちつかずの境遇でひたすらい結果を期待して待ち続けることは、現代人は得意ではありません。結論を急ぎ、結果をもとめます。また「むなしさ」を回避しようとする仕組みが張り巡らせています。

「二面性を受け入れる」(P115)

「2面性を知ることで深まる認識」(P118)

「吐き出してすっきりしたいが」(P119)

「心をゴミで埋めようとする。」(P122)

「割り切れないもの、消化できないもの、未処理のもの、中途半端で矛盾しているもの、そうしたものを心の、いわば「溜め池」のようなところに、そのまま置いておく。そして時間をかける。そうした心の余裕を持つことが出来るかどうかが、「むなしさ」をうまくこなしていくことにもつながってきます。」
(P123もやもやは心の「ため池」に置いておく)
ため息をついても幸せは逃げない」(P124)

 このあたりの言葉は、精神科医のきたやまおさむさんの治療のなかから出てきた考え方であると思うし。依拠しているフロイトの精神分析をかみ砕いて説明をしていただいているようです。

「相手が自分の思ったとおりのひとでなかったとかいうとき、わたしたちは喪失感や幻滅を覚え、心に「むなしさ」が訪れます。

 中略

 心がすっきりしないとき、この怒りの内向と同様の自虐や自責が起きることがあります。相手が自分の思う通りの人ではなかったのは、実は相手が自分を嫌っているからではないか。自分は嫌われても仕方のない、価値のない人間ではないか。

  中略
 
 日本人は外向きに怒りを感じるのが苦手だとよく言われ、私たちは怒りを内向させがちです。でもそれでは、心に「置いた」ことにはなりません。」
(P126怒りの内向と自虐)

 ある新興宗教団体が、自責の念を利用して「その罪を解消するためには、教団にお金を納めて禊をすませなくてはならない。そのためには教団に帰依し、献金し続けなくてはならない」という大きな問題が社会事件でおきました。日本人の特性を悪用した献金システムでした。

「私たちは生きていくうえで、人に借りをつくり、恩を受けながら生きています。そもそも私たちの人生は親を始め、他人のケアを受けなければ生きていくことができないという未熟な乳幼児期からはじまります。

 そして、自分が大人になった時は、今度は自分が子供をケアする。あるいは他者に貸しをつくったり、恩を与えたりする。要するにお互い様です。

 白黒思考に固まっていると、「すまない」を置いておけず、すまないままではいられなくなるのです。妥協しながら貸し借りをつくりながら、物事はどっともどっちであり、あなたも私もお互い様をかみしめながら生きていくことが大切です。

 この「すまないものを「すまない」ままでとして置いておけるか。」ここでも「間」に立ち続けること、未処理のモノをそのまま置いておくことがもとめられています。」
(P!30「すまない」はおたがいさま)

このあたりはきたやまむさんの独特の表現。ご自身の体験と精神科医としての臨床体験や、研究した文献の逸話や、精神病理医師の先輩の所説などがわかりやすくかかれています。

「心の内奥には沼がある」

「現在私たちが生活している場所は多くがアスファルトやコンクリートによって埋められています。沼などは殆どなくなっています。ドロドロと臭く、経済的な価値を見出せない沼などは、どんどん埋め立てられ、私たちの前から聞けていきました。

 しかし人間は人間臭く、乳は乳臭いものだし、大地は土臭いものです。心の一部も臭いはずですが、私たちが人間である以上,有機の匂いがするものであり、私たちの「心の沼」を都会のように埋めてしまうことはできないのです。」(沼は臭いので蓋を P134)

「心の沼は、澄んではいない。」

 心の沼は、いつもドロドロ、ずぶずぶ、ぐずぐず、ぐちゃぐちゃしているので、ドブ掃除は無理です。 中略

 そこには容易に手を突っ込めない危険性もありますし、また性欲や残虐性もあります。底なし沼という言葉があるように、真っ暗で水中がどうなっているのかなかなか理解できないのです。だから心の中で、いくら酷い事、残虐なことを考えても、そのことは否定されるべきではありません。中略

 心の中でどんな空想をしようと、それは自由です。むしろ、心の中で考えてて置いておけるなら、ひどいこと、残虐なことを行動に移さないことが可能になります。心の中で自由に考えたり、想像したりすることを否定したら、ひとはとても息苦しくなり、むしろ危険なのです。

 私たちは、目の前で起きている現実と、心の中の現実と2つの現実を生きています。その2つの現実を生きていることを自覚し、その2つがバランスよく作用しあっていることが健康的な状態です。

 2つの現実の片方しか認めようとせず、あるいは2つの現実を同一にしようとするのは危険です。心の中で残虐性を実行することはよくあることですが、目の前の綺麗な現実だけを認め、それと乖離する心の現実を閉じたり、あるいは心の現実をそれに無理やり合わせようとすることも危険なことです。きれいごとをいい裏を認めず良い子である表にあわそうとすると、心に無理が生じます。

 ひどい、残虐な想像をしてしまうのも自分であり、他者に対して、良い人のように降る真っいているのも自分なのです。2つの現実と、人の2面性を認めることの大切さは、こうしたところからもりかいできます。

 このように、沼はあくまでにごったものであり、そのまま置いておくしかないのです。」(P136)

 長い引用をしました。きたやまおさむさんの言葉の1つ1つに納得しますし、わたしの「鬱々、ドロドロした、自分を卑下し、貶める考え方」から、お陰で解放された気分です。

 でも精神分析の専門分野をかみ砕いて説明してくれていますが、わかったようで、わからないところがたくさんあります。

 この文章を読んでいて思いだしたのは、私の子供時代(1960年から65年頃)小学生時代は、高知市内でも、転校先の大阪府豊中市でも吹田市でも、沼がありました。柵などもなく、「危ない河童に引き込まれるぞ!」とかの看板が立っていました。

 沼は沼で自然界では存在価値があり、水生植物や昆虫、淡水魚類などのビオトープの世界であったし、子供たちの手軽な釣り場でもありました。

 しかし高度成長時代が全国的に始まりますと、沼は埋めたてられ、宅地や工場や商業施設になりました。地面はコンクリートやアスファルトで埋められました。

 今年は猛暑でしたが、沼や小川は埋め立てられ、アスファルトで覆われました。市街地も暑くなります。沼に生息していた、カエルやミツバチや、トンボや、めだかなども身近な場所で見なくなりました。

 便利な社会になりましたが、なんだか皆が余裕のない状態になり、心のバランスを崩すようになりました。私もそうなりかけていました。

 高知でも東京でも皆、暇があればスマホの画面を見て「暇つぶし」をしています。会話もなく、人とのコミュニュケーション力の衰退も心配ですが、心の「むなしさ」や「間」をネットの情報で埋めてしまおうとして、かえって疲労が蓄積されて心にひずみが出来イェイるのではないかと私は心配しています。


「むなしさを味わう」(P157)

 きたやまおさむさんはこう書かれています。

 ここまで見てきたように、私たちの心には「むなしさ」が必ず訪れ、通例そのことから逃れることができないものです。そして「むなしさ」は「すまない」とともにいきていかざるをえません。

 しかし、そのことは、単にそれに耐えるべきものではなく、場合によっては、吐き出したい言葉を生み出し、創造性を育んで、むしろ人間の生に豊かさをもたらせてくれるのではないかと私は考えます。

 「むなしさ」そのものに意味はないかもしれません。でも「むなしさ」をかみしめ、味わうことには、」意味があるかもしれない。(P158) 

 私自身の個人史において自我というものが形成されたのは、中学生時代でありました。早熟な「政治少年」として、政治や社会運動に興味を持ち、当時の情報伝達手段は「ガリ版」(謄写版印刷)でしたので、それで手書きで「新聞」を発行し、社会評論的なことをしていました。

 そのころの作法として「うまくいかないこと。目標が達成できないときの原因を自分の中で追及し、文章化し、高めの達成目標を設定し実行していました。(実力から言えば高めの目標設定故に、殆ど到達できないことばかりでした。)

 しかしながら、自分でコントロールできない課題や、社会運動においては、党派の上級幹部(専従者)の命令などもあり、反論できないまま落ち込んでいき、挙句の果てには運動体自身が解体消滅し、敗北し、放り出されることの繰り返しでした。

 きたやまおさむさんの「沼」という考え方。「空しい」ことにも意味がある。決して無駄なことではない。出来ないときは出来ない。出来なくてもいい。という。まったりした考え方、発想法は新鮮でした。

 自分の気持ちを「文書化」して、目標を整理し、達成に向けて努力しする。それ等はいまでも、地域防災の会合などで、会合参加者の情報共有化の手助けになる手法であります。(深刻な問題以外では有益な方法手段です。)

 しかし万能の処方箋ではありません。きたやまおさむさんの今回の著作を読んで改めて気が付きました。

 今年は正月から手術や入院、療養が続き、その中でも、仕事の合間の「こまめな時間」を活用して、自分なりに「周到な」準備をしていた地域防災の2大大事業(私なりのである「仁淀川町防災キャンプ」が台風で中止になり、地域防災訓練予定日は、思わぬ衆議院の解散総選挙の関係で、延期が余儀なくされ、防災メニューの大幅な見直しが強いられました。

 仕事や地域活動も本調子ではなく、体調も本調子ではない。仕事もうまくいかないことがある。でもそれでも何とか生きて行かなくてはいけない。自分が情けなくて、すべて投げ出したい「マイナス思考の渦の中」で、この著作を読みました。

きたやまおさむさんの先輩格の精神分析医の前田重治さんの心の絵がありました。確かに文字表現で、心象風景を記述されてもわかりにくい。

 フロイトが日本に紹介された時代における精神分析の個々のイメージが描かれています。(P160)
フロイト心の中の世界図 001
 絵は「前田重治 フロイトの精神装置図」(1958年)とありました。

 上部は,外界に向かい知覚のために心は外に開かれています。(中略)

 個の前田先生の絵においても、無意識、あるいはほどんど無意識になっているエス(日本語ではそれを意味するドイツ語)は下部に置かれ、その最下層は身体に根差して「本能欲求取りこみ門が開口しています。」(P162)

「上部の頭脳や理性だけでは人間は生きていけないし頭脳や理性だけが、人間のすべてではありません。理性的な意識よりも、心の下部から湧き上がる、沼の臭い、欲望の臭いとしてのモヤモヤのほうが強くなってしまうこともあります。
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 したがって、上部と下部、その両方の領域を備えてこそ、人間の心の全体となるのです。」(P167「無意識と身体」)

この著作を読んで、あらためて、フォーククールセーダーズの」「あの素晴らしい愛をもう一度」の詩を読んでみると、心の深層を感じます。

作詞:北山修/作曲:加藤和彦/歌:フォーククルセイダーズ
「あの素晴らしい愛をもう一度 」

命かけてと

誓った日から
すてきな想い出
残してきたのに
あの時

同じ花を見て
美しいと
言った二人の
心と心が
今はもう通わない
あの素晴らしい
愛をもう一度
あの素晴らしい

愛をもう一度

赤トンボの唄を
歌った空は
なんにも変わって
いないけれど
あの時/
ずっと夕焼けを
追いかけて
いった二人の
心と心が
今はもう通わない
あの素晴らしい
愛をもう一度
あの素晴らしい

愛をもう一度

広い荒野に
ぽつんといるよで
涙が知らずに
あふれてくるのさ
あの時

風が流れても
変わらないと
言った二人の
心と心が
今はもう通わない
あの素晴らしい
愛をもう一度
あの素晴らしい
愛をもう一度

「日常でも、「美しいもの」を共有しながら愛でるのは親子だけでなく、恋人や友人同士でも多いのです。雪見、お花見、花火、お月見、」紅葉狩りと、私たちは昔から同じものを一緒に眺めて心を通わせ、この愛を育んできたのです。
 漱石による訳だという逸話もありますが、「アイラブユー」を「愛している」と見つめあって言うのではなく、肩を並べて、「月が綺麗だね」と言う比較文化論は、私たちの「横並びの愛」の深層心理を鋭く突いていると思うのです。

 だがこの愛が取り返しのない形で崩れ、しこに穴が開き。「つながり」が突然切れるなら、目も当てられない惨状が展開するでしょう。お互いが孤立して、「みんな」からハブられる恐怖や、向い合ってもらえない不安、そして同調圧力が生み出されてしまうのでしょう。

 だから、同じ花を見て美しいといった2人の心が今はもう通わないという悲劇は繰り返されるのだと、歌でも言うのです。(P193「あの素晴らしい愛について」)


 終章にこういう記述がありました。

「探し物はきっと見つからない。もし見つかったと思っても、それはすぐ目の前から消え、失われていきます。なぜなら、心の中で求めている「探し物」と全く同じものは、外の世界には存在しないのです。

 1人の人間のなかには、心の中と外という2つの現実があることを述べました。質の違う2つの現実が、1にの人間の中で共存しているのです。普通はどちらか片方だけが現実でもないし、2つの現実を一致させることも無理です。だから、心の中にある「探し物」は心の外の世界には存在しないのです。P195)

「本書は、蔓延していると感じる「むなしさ」につき、自己分析を踏まえ、日本語、日本文化、現代社会を見据えながら書いた。もちろん最近の私の一般向け書物と同様、フロイト理論や精神分析の対象関係論の考え方を活かしている。しかし「むなしさ」を感じたら、情報収集による穴埋めを控えて、これを味わい、できれば自分で考えてみたらと提案しているのだから、理論的なことやこのテーマに関わる議論は細かく書き込まなかった。」(P203あとがき」

 わたしにとって2024年は「トラブル」続きの年でした。正月には眼病での両目の手術と入院。療養生活などで長期間仕事が出来ませんでした。メガネ合わせに苦戦し、復帰できたのが5月連休前でした。

 でも手術のおかげで「失明」は免れ、「ド近眼」が「中程度の近視」になり、近くは見えるので老眼が不要になりました。悪いことばかりではありません。6月には右手裂傷、9月には帯状疱疹。10月には蜂に刺されるとかいうトラブルまでありました。

 おまけに周到に地元の皆様と準備してきました「仁淀川町防災キャンプ」も中止、地域の史ウ号防災訓練は、衆議院選の関係で延期(10月27日が12月1日)になる事態になりました。

 懸命に真摯にっ取り組んではいますが、「運も悪い」としかいいようのない事態になり、自分の非力を感じ落ち込んでいました。

 でも一方で18歳から70歳まで52年間うじうじと「孤独に」悩んできた問題も半分ぐらい解消できました。悪いことばかりではありません。

http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-b83a12.html
(「重信房子がいた時代」(油井りょう子・著・世界書院刊)を読んで

http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/2024/08/post-f58837.html
(映画「ゲバルトの杜・彼は早稲田で死んだ」)

 18歳の少年(高校生)は長い長い先の見えない暗いトンネルの闇の中にいました。70歳の時ようやく外に出ました。今は71歳になりました。

 今回きたやまおさむさんお著作「むなしさ」の味わい方(岩波新書)を読んで、わたしは52年間も「むなしさ」を味わっていたのであったと思いました。人生そんなものかもしれません。

 仕事も地域活動も社会参加もうまくいかないことばかりです。焦らず「むなしさ」を敵視せず、自分のペースで乗り越えてみます。
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 脳ドックの医師は精神科医ではないでしょうが、「ヨットは脳幹トレーニングにはいい」と言われました。今年はヨットのほかにSUPも習います。「71の手習いです。主たる目的は、今の居住地域(海抜0Mの二葉町)は、南海トラフ地震が起きたら水没します。地域の防災会長としてSUPで住民の安否確認をしますので、基礎からの習いが必要だからです。

 自分の限界、体力と気力の衰えを思い知らされた2024年でした。悪いことではありません。できる範囲内で、やるべきことはやり続けます。

2024年10月22日 (火)

またまた災難が・・

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2024年10月8日(金)ですが、全く予期せぬことが起きました。事務所でデスクワークの最中に左足の太もも裏が、異様に痛いのでふと見ると、大きな蜂がいました。慌てて道路に放り出しました。

 近所の皮膚科に診察してもらいに行きました。

「とりあえず塗り薬を出しましょう。2度目に蜂に刺されないように注意してください。」とか。今のところ刺された箇所は少し腫れています。しかしネットで調べてみると怖いことが書いています。

「ハチに刺されると、まず激しい痛みが出現し、赤く腫れます。これはハチ毒の刺激作用によるもので、初めて刺された場合、通常は1日以内に症状は治まります。

しかし、2回目以降はハチ毒に対するアレルギー反応が加わるため、刺された直後からジンマシンを生じたり、刺されて1~2日で強い発赤や腫れを生じたりします。この反応には個人差が大きいですが、ひどい場合は刺されて30分~1時間で呼吸困難、腹痛、意識消失や血圧低下などを生じて、死に至ることがあります。これはアナフィラキシーショックと呼ばれる症状で、ハチ刺されによる死亡事故はこの特殊なアレルギー反応によるものです。」

「アナフィラキシーの症状が出現して重症化すると命の危険が生じ、最悪の場合は死に至ることもあります。アナフィラキシーの症状は刺されてから数分以内に出現します。いずれの場合もただちに医療機関の受診が必要です。」とか書いてあります。

黒いズボンを履いていました。その上から刺されたようです。市街地で周辺に田畑も公園もありません。全くノーマーク。

医師もアナフィラキシーの症状が出たら、迷わず救急車を呼んでくださいとか。とりあえずは大丈夫そうですが、今年はいろいろとトラブルが多い。

2024年10月21日 (月)

第3回意見交換会

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 2024年10月17日(木)ですが、下知コミュニュティ・センター会議室で、「2024年度総合防災訓練第3回意見交換会」が開催されました。本来はこの総合防災訓練は、10月27日(日)に開催する予定でした。それが突然の衆議院の解散総選挙となり、27日が投開票日になりました。下知コミュニュティ・センターの4階多目的室が投票所になる関係で、総合防災訓練は、12月1日(日)に延期になりました。
 そんな事情もあり、参加は呼びかけましたが、今日の出席者は16人でした。選挙の関係者やこのところの気温の乱高下で体調不良の人も出て少なめでした。
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 今回の会合の目的は、
①屋外掲示用ポスターの配布が目的です。
 屋外掲示用にA3版でラミネート加工を行いました。そして、裏に両面粘着テープを貼り付けました。地域内のかまわない場所に屋外掲示してください。
 また貼ったら事業が終れば剥がしていただき廃棄してください。
②防災訓練のメニュー変更と、ざっくり予定表の確認。
③各班の分担表の確認。(やるべき仕事を表記しています。)確認ください。
④その他・意見交換
◎避難用のテントの設置もします。
◎炊き出し訓練の必要な材料と、メニューの提示が行われました。
⑤第4回意見交換会は、11月19日に18時過ぎから下知コミュニュティ・センターで開催します。

2024年10月20日 (日)

2024年衆議院選挙はどうなる?

サンデー毎日予想 001
 サンデー毎日(毎日新聞社)の調査では、「石破自民24減少、単独過半数割れぎりぎり」「野党1本化進まず1区対決は与党の25勝22敗」とか。

 予想獲得議席は、自民党234議席(マイナス24議席)公明30議席(マイナス2議席)で与党合計で264議席と予想。

 野党は立憲民主党が112議席(プラス14議席)、維新43議席(プラス2議席)。共産党10議席(プラスマイナス0)。国民民主党12議席(プラス5議席)、令和5議席(プラス2議席)。日本保守党1議席という予想でした。
週刊ポスト予測 001
 一方で週刊誌系の予想(週刊ポストなど)の予想は全く異なります。
自民党205議席(マイナス53議席)」、公明党25議席(マイナス7議席)で、与党全体で60議席のマイナス。

 野党は立憲民主党が大躍進して151議席で、プラス53議席。維新は45議席で4議席+です。国民民主党は10議席でプラス3議席です。「保守系」や3党で60議席増です。

 233議席が過半数ですので、与党は自公合わせて230議席。過半数に3議席足りません。一方で保守系野党3党は立憲・維新、国、合わせて206議席です。過半数には27議席足りません。

 週刊誌の予測で与党が大敗しても3議席なんとか無所属議員やらを「追加公認」すれば過半数は維持できるし、「政権交代」など起こりません。

 わたしはサンデー毎日の予測に近い結果になると思いますので、261議席の絶対安定多数を与党が獲得するとは思えませんが、250議席近くはとるような気がします。

 野党側は「まとまらず」与党のオウンゴールを活かせず、「口先だけの政権交代」で終わると思いますね。とても残念です。

2024年10月19日 (土)

県立美術館での県展へ行きました。

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 昨日に続き家内と県展にいきました。目的は従兄弟の奥さんが、日本画で褒状をうただいていますので、見に行きました。見事な作品でした。
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 美術館は日本画以外には洋画と立体作品とスピリットアート(高知県障害者美術展)もあり、いずれも力作ぞろいでした。
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土曜日は海の散帆(セーリング)で脳幹トレーニング、昨日と今日は心の療養が出来ました。芸術は心を癒す力があります。
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2024年10月18日 (金)

県展を見学しました

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 2024年10月13日ですが、家内と一緒に歩いてかるぽーとに行きました。動機は従兄弟の奥さんが日本画で褒状を取ったので、見に行こうということでした。
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 ところがかるぽーとは、写真、工芸、、グラフィックデザイン、書道を開催していましたが,日本画は洋画は、会場が異なり県立美術館でした。入場券は期間愛では量感共通なので別の機会に観賞します。
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 さて工芸、書道、写真、グラフィックデザインを見学しました。わたしは芸術的な素養はまるでないですので、入選作と褒状や特選、無鑑査の違いがどこにあるのか正直わかりません。
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2024年10月17日 (木)

久し振りの海の散帆 脳幹トレーニング

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 2024年10月12日(土曜)ですが、いい天気になり、温厚そうな天気なので、1か月ぶりに夜須の海へ行きました。3日に71歳になりました。

9月8日に夜須の海に行って以来、ほぼ1か月ぶりです。

http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-b5dee1.html

 その1週間後に、皮膚科に駆け込み、帯状疱疹になっていました。

 今年は正月から手術や入院、療養があり、怪我もあり、帯状疱疹にもなり(9月14日に判明)身体の調子も今一つ。地域活動も台風の影響で2つの事業が中止になり、衆議院選挙の関係(10月27日が地域の防災訓練日)で地域の総合防災訓練まで延期になりました。12月1日になりました。精神的に疲れましたね。
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 今日はただただ海に浮かびたいので夜須へきました。ただ朝夕は涼しくなり、海での服装には悩みます。Tシャツと短パンでいいのか、それともウェットスーツなのか。いくら何でもウィットスーツは早い。となると合羽のズボンを履こうかと思います。悩ましい。

 陸よりも、海の上は涼しいので、後悔しないようにウェットスーツも持参しました。現地へ着くと予想外に暑い。ウェットスーツは着用しませんでした。
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 結局服装は、上はTシャツでした。下半身部位はアンダータイツを履き、上に合羽のズボンです、古くてよれよれですが、一応HH(ヘリーハンセン)の合羽の上下を持参しました。その昔クルーザータイプのヨットで帆走するときには着用していました。それを押し入れから出しました。よれよれでした。

 でもその服装で大正解。まだ海水温が高いのでそれでも寒くはない。出艇時は胸まで海に入りますが、せいのうでディンギーに這い上がると、日差しがあるので寒くはありません。快適にセーリングが出来ました。

 今日は高知大学ヨット部の470とスナイプが10艇くらい出ていました。ジュニアヨットクラブの中高生たちが5艇レーザーで出ていました。私はヤマハのシーホッパー2で。レース練習に加わることなく、彼らを邪魔することなく離れて帆走しました。
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 また隣のビーチではB&G海洋クラブの小学生たちがシーカヤック体験をしていました。ム10月なのに「夏の海」のようでした。でも軽装でセーリングできたので言うことはありません。昼食は夜須の訪でおむすびと卵焼きを買いました。値上げされていました。610円が650円になりました。しかたがないですね。それを食べ、午後からも乗りました。

 日差しはさすが南国土佐ノ海です。日差しはきつい。顔や腕などにはUVカットのクリームを塗りました。思い切りセーリングしました。
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 今日は波もほとんどなく「温厚な海です。」また9月のように猛暑ではありません。それでも氷結したスポーツドリンクを3本飲みました。今までは昼食でお終いでしたが、昼食後も帆走しました。それだけ楽しかったです。
 
 今日はハイクアウトもしました。午後からは案外風も吹きました。体を艇の外に出し、両足をフットベルトにかけて、反り返りヒールをつぶします。腹筋と背筋を総動員しました。

 今日出艇時と着底時に高知大学ヨット部にサポートいただきました。
「困ったときは遠慮なく学生を使ってください。」と言われてしまいました。孫世代の学生たちに今日は2回サポートいただきました。シーマンシップはきもちはいい。

 今後もいろいろ面白くない事もありますが、乗り切りたいと思います。
 脳幹トレーニングが思い切りできました。
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 またヨットを片付けていますと、林さんと片岡さんがランニングされていました。頑張っていますね。走ることはようしませんから。

2024年10月16日 (水)

早めの認知症診断・対策を

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 日本経済新聞2024年9月23日に記事「認知症診断 平均16か月」「生保調べ 専門委家族早期対応を」という記事には反省ばかりです。

 2022年12月に97歳で他界した母は、2008年10月に「アルツハイマー型認知症」と判定され、母の「認知症」と14年間付き合ってきました。

 認知症は100人100様、。母の場合は「認知症になってから、明るい可愛いお祖母さんになりました。」好き嫌いが亡くなり、歩けるうちは州に1回は、はりまや橋商店街の活き活き100歳体操に連れて行きました。元気で明るい性格の母は、だれとでも親しくなり、楽しんでいました。

 記事では「軽度認知障害(MCI)」は適切な対応で正常な認知機能に回復する可能性がある。」とのこと。でも認知症の母と14年間付き合いましたが、いまだにどの段階が「軽度認知症」であったのかはわかりません。

 私の9月に発症した帯状疱疹も、早期発見、早期治療しましたから、服薬の抗ウイルス剤はよく効き、1週間で完治しましたから。

 気軽な医療機関の窓口があれば、早期対策も可能であったのかとは思います。でも見抜くのは難しいのかもしれないです。

 私も母の体質と気質を100%受け継いでいます。わたしも認知症になる可能性は高いと思います。予防なり治療法があれば受けてみたいです。

2024年10月15日 (火)

サポート詐欺にはご用心

サポート詐欺記事-1 001
 日本経済新聞2024年10月8日号の記事「サポ‐ト詐欺手口巧妙化」「ウィルス感染消えぬ偽警告から誘導」「まとめサイト入口に」とあります。

 スキャナーの調子が悪く記事の詳細は見ずらいですが、記事は「かつてはアドルとサイトから等の誘導が主流でしたが、最近はまとめサイトやブログなどが入り口になり、広告が現れ、消そうとしてクリックするち、全画面表示になり、「電源を落とさないでください」「このパソコンはウイルスに感染しています。ただちにサポートセンターに電話してください」という表示が消えずに出続けます。キーボードのショーカットキーでもが年は消えません。

 大手セキュリーソフト会社のトレンドマイクロ社によると「正規のセキュアりてぃソフトで不安をあおるような警告を出すものはありません。帆がお帽子の最善策は電話をかけないことです。」とか。
サポ^と詐欺2 001
 うちでも「虎の翼」に関するブログを閲覧していたら、突然表示が現れ巻いた。丁度休みの最中で、セキュリティ会社とも連絡が取れないので、主電源を切り、3日間使用せず放置していました。休み明けに調べていただきましたが、異常は見つかりませんでした。摩訶不思議です。

2024年10月14日 (月)

どうなる衆議院議員選挙

日経記事・総選挙2024年 001
 2024年10月9日に衆議院は解散。15日に告示、27日に投開票日となりました。自民党の石破茂新首相は、自民党内のいわゆる「裏金議員」「統一教会関係議員」の閣僚人事からの締め出しばかりか、総選挙の場合でも深く「裏金」と「統一教会」に関与した議員は「非公認」にする方針を出しました

 自民党内の最大勢力であった「旧安倍派」の解体、再編成を狙っています。これに対する反発も旧安倍派を中心にあります。自民党内は総選挙に向かって1枚岩ではなく「分裂含み」のようです。

 では野党のほうは自民党がもたついている間に、各選挙区で「野党統一候補」を擁立したこと言えば、ほとんどなされていない。有力野党である立憲民主党、維新、共産党がそれぞれ調整なく候補者を選挙区に出しています。

 これでは自民党・公明党の与党連合軍には勝てるはずはない。野党は「政権奪取」のやる気があるのでしょうか?
衆議院議員選挙当落予想 001
 とはいえ週刊ポスト10.18,10・25合併号の記事「10・27解散総選挙「予想獲得議席数」によれば、「選挙協力がなくても、立憲民主党は躍進(51議席増)、維新は11議席増、国民新党は5議席増。共産党とれいわはへんかなし。

 予想では自民党が53議席減、公明が7議席減の与党側大敗であり。自民・公明合わせて227議席であり、過半数の233議席より、6議席足りません。

 立憲民主党が野党共闘に熱心でない理由は、自民党の減った議席分は、ちっけん民主党が獲得する見込みが出たからでしょう。97議席が148議席であれば、大勝利ですが、単独過半数ではなく、過半数には85議席もたりません。維新の54議席を加えても過半数に30議席たりません。国民新党の12議席を加えても18議席足りません。

 あくまで10月3日時点での専門家の予想であり、あれから自民党は、より厳しい「裏金議員」「統一教会関係議員」を非公認にする処置を拡大しています。それで国民の支持が得られるのかは不明です。

 単なる数字合わせしても立憲民sひゅとう側が政権を取れるとは思えません。むしろこの時点で大敗する自民党・公明党の連立与党は6議席足りないだけなので、」無所属議員を加えたりして過半数を維持するほうが簡単です。

 政権交代にはやはり数字がいります。2008年の自民党麻生内閣は296議席を119議席と大敗。野党の民主党は113議席を308議席と大躍進し政権交代になりました。

 しかし3年後2912年の野田内閣は操船きぃで大敗し僅か57議席になり、自民党は291議席になり安倍内閣になり自民党は政権奪還しました。

 今回は自民党の中でも多数派を占めた旧安倍派の「清算」を掲げた石破新内閣。総選挙の結末はわかりません。この10月3日より自民党がやや巻き返ししたように思われます。

 例えば和歌山2区は、裏金候補者が二階元幹事長の子息が自民党公認で出馬、元安倍派の裏金議員であり統一教会関係議員の世耕氏が激突しています。この選挙区などはまさに「野党統一候補」を出し、有権者に選択肢を野党は提供すべきです。なんとも情けない。

2024年10月13日 (日)

下知交番10月号

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 下知交番勤務の若い女性警官が「10月下知交番」を持参いただきました。警察は「社会のアンカーマン」機能を担う社会システムです。領域が幅広くて感心するばかりです。

 トップ記事は「特殊詐欺多発!日々進化する手口に注意」です。
「特殊詐欺は、日々姿を変えながら私たちの生活に近づいています。

 どのような話でも個人情報やお金の話が出た場合は注意しましょう。」とよびかけています。高知県下でも特殊詐欺の被害が増加してまし。

「ロマンス詐欺」「著名人を装った投資詐欺」「ATMへの誘導」などは要注意です。

 困りごと電話の窓口のd根和番号も表記事てあります。
警察総合相談は、088ー823ー9110です。もしくは#9110まで

「目指そう拳銃のない安全な社会

 日本の場合は、市民は還俗として拳銃は所持していません。銃刀法という厳しい法律があり。免許も必要です。無免許で拳銃を所有している人がいた場合は、すぐに警察の連絡しましょう。

 電話番号は、088-822-1074です。

 10月11日から20日までは「全国地域安全運動」が実施されています。

 散歩など日常生活の中での「ながら見守り」で協力しましょう。

 散歩は毎日していますので「ながら見守り」は実行しています。防犯ンお法ではなく、「水道橋の感からの水漏れ」(水道局)、歩道の凹凸や段差の指摘(県土木事務所)、堀川木製歩道の表面の滑り防止の指摘(県土木事務所)はしてきました。防犯面でも気を付けます。

2024年10月12日 (土)

防災士会高知市長表敬訪問

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 2024年10月8日ですが、高知市防災士会連絡協議会(橋本達弘会長)以下7人の役員が、桑名龍吾高知市長を表敬訪問しました。

 

 30分という短時間でした。市長と山崎英隆災害対策部部長と松岡宏輔災害対策部副部長が同席し、市長室で懇談しました。
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 橋本達弘会長からは「高知市防災士会連絡協議会は2015年(平成27年)に結成され、「防災人づくり塾」の卒業生からメンバーが増加し、現在は261人が加盟しています。実際に活動しいる人は50数名です。

 

 毎年3回ぐらいの会員向け防災研修・講演会をしています。」と話されました。他の参加者は自己紹介がてら手短に防災活動報告をしました。

 

 私は地域の紙媒体の「二葉町防災新聞」を説明しました。町内会ではネットやSNSに無縁な高齢者が多いので、」紙媒体の新聞で情報伝達しています。SNSスマホもしない人たちが多い街ですので。
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 8月31日・9月1日の「仁淀川町防災キャンプ」は台風10号の大雨で中止になりました。来年は是非実現したい。「生活を再建する活動」として「疎開先の住民の皆様と交流し、親しくなってから「セカンドハウス」「サテライトオフィス」の検討。長期間の疎開生活への対策まで考え行動している地域はありません。ということを短時間で説明しました。

 

 最後に集合写真を撮影して終了しました。
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2024年10月11日 (金)

ようやく両親お墓参り


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 2024年10月6日ですが、ようやく両親の墓参りに行きました。

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 10月6日は午前中は爽やかな天気でもあり、5月の父の7回忌以来ご無沙汰していました両親の眠る墓地へ墓参りに家内と行きました。
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 お盆やお彼岸あたりは暑さもあり、体調も今一つでした。最近ようやく体調も戻りつつありますので墓参りに行きました。落ち葉を拾い、墓も水洗しました。今日は墓地には誰も来ていませんでした。きっと皆は行楽にいかれたのでしょう。
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 次回は12月の母の3回忌に行く予定です。関東から子供も帰省してくる予定です。

2024年10月10日 (木)

備えて守る!命を守る!

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 10月5日の中宝永町の防災キャンプ(城見公園)でお会いした楠瀬淳司さん(フタガミ防災アドバイサー・防災士・DIYアドバイサー)からチラシをいただきました。

「南海トラフ地震対策・備えて守る!命と暮し」

「揺れたらどうする 災害発生時に身を守る行動」

 楠瀬さんは「地震が起きたときのとっさに身を守る行動は、案外みんな知らない。「揺れたらどうする 災害発生時に身を守る行動」は具体的です。

「声を出す」「身近なもので頭を守る」「強い揺れにはカエルのポーズ」なども、とても大事なことです。今回震度7を起震車で体験しましたが、大変踏ん張るのに慣れていないので疲れました。でもカエルのポーズは体で覚えないといけない。

 また量販店での買い物中の地震の場合は、買い物かごも頭を守る道具には有効。ただし、頭から離して頭を守ることです。

「南海トラフ地震対策・備えて守る!命と暮し」については、「知る」「考える」「行動する」「変わる」という項目でとても分かりやすく解説いただいています。
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 1番の肝は

「災害を他人事から自分事にする」

「備えを日常生活に取り入れる」

2024年10月 9日 (水)

選挙区では野党統一候補出ないと勝ち目はない


 随分理念も考え方も異なる政党同士とは思いますが、政権与党である自民党と公明党は25年以上選挙協力しているし、連立与党を組んでいます。ともに全国組織の政党であり、小選挙区での選挙協力はうまくいっている。うまくいっているので国政選挙に勝利し、政権が維持している。

 小選挙区では「一騎打ち」状態にしないと野党は与党には花から勝てません。選挙区に地盤が強固にある地元候補者以外は無理ですね。沖縄県のように「オール沖縄方式」での野党統一候補出ないと、与党の自民党と公明党の連合には勝てないと思います。

 野党の立憲民主党、維新、国民民主党、共産党が、「統一候補」の打診をしているようですが、うまくいってはいないようです。これだけ自民党が「裏金議員問題」「統一教会関係議員問題」でオウンゴールしているにに、野党各党は自己主張するばかりで、まとまりません。

2024年10月 8日 (火)

起震車体験しました。

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 2024年10月5日(土曜日)でしたが、家内と2人で中宝永町にある白身公園に行きました隣町の中宝永町自主防災会主催で「防災キャンプ」が開催されていました。起震車体験、防災食の試食、防災キャンプの3部構成になっています。「宿泊体験」まであるようです。
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 朝5時過ぎに散歩で城見公園へ行った折は雨で到底開催できる状況ではありませんでした。6時半過ぎからお天気になり、日差しも出ました。

 「起震車体験」は私も「世話役」ばかりで実際にあまり体験したことはありません。二葉町の防災訓練は下知コミュニュティ・センターで「避難所開設。運営訓練」をしますが、敷地内に平らな場所(起震車を固定できる場所)がないので、起震車体験ができませんでした。

「震度7」も体験できるので行きました。家内は初体験です。実際に夫婦で一緒に体験しました。今までの知っている起震車は真ん中にテーブルがあり、その足を持って体験するタイプでした。今回の起震車はテーブルがありません。起震車担当係員の人からは「四つん這担って顔をあげて踏ん張ってください。床面が動く怖さをたいけんしてください。」とのこと
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南海トラフ地震の揺れと東日本大震災の揺れを体験しました。2分程度の揺れでしたが、とても長く感じ、起震車ということがわかっていても、怖かったです。実際の地震ではなくて良かったと思いました。しかし実際に南海トラフ地震は起きます。今回の「揺れた体験」を体に覚えさせて、落ち着いて対処できるようになりたいと思いました。
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 フタガミ防災アドバーサーであり防災士の楠瀬淳司さんも来られていました。楠瀬さんは「実際に地震が起きたときの、とっさの身を守る行動のアドバイスもされています。量販店の店内で地震が起きた場合は、買い物かごで頭を守ります。それも籠を頭から離して頭を守ります。頭にくっつけると物が落ちてくるとかえって危ないです。」と言われました。知りませんでした。勉強になりました。
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 起震車体験時の写真は、中宝永町自主防災会の蒲原さんに撮影していただきました。へっぴり腰で起震車体験をしています。

2024年10月 7日 (月)

総合防災訓練の屋外ポスターが完成

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自民党のエゴで、突然の解散総選挙。27日は本来なら総合防災訓練日。会場が衆議院選挙の投票所となります。延期しましたが秋は文化事業が多く、12月1日になりました。

今日は下知コミュニュティセンターの事務局の皆様にお手伝いいただき、屋外掲示ポスターの印刷、ラミネート加工、屋外掲示用に裏に両面粘着テープの貼り付け作業がスムーズにできました。ご協力支援に感謝です。中岡さん、氏原さん、大原さんありがとうございました

2024年10月 6日 (日)

太平洋学園での避難訓練・食材配布訓練を見学


 2024年10月2日ですが、高知駅前にある太平洋学園高校にて、学校からの指定避難場所への避難訓練と、校舎3階への食材配布訓練を見学しました。私と大﨑修二さん(日の出弥生町自主防災会会長)とオブザーバー見学しました。下知地区減災連絡会事務局長の坂本茂雄さんからの要望で、副会長の大﨑修二さんと私で見学に行きました。

 太平洋学園高校の全校生徒と全職員・教員が参加した訓練でした。

 協力されましたアドバーサーは、高知大学地域協働学部・防災推進センター教授の大槻知史さん、特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンの竹内雅人さん、一般社団法人アイアイネット・フードバンク高知代表青木美紀さん、一般社団法人全国フードバンク推進協議会代表理事米内山廣さん、ディレクー田原佳歩さん‌、認定特定非営利法人フードバンク岩手副理事長の阿部知幸さんが、訓練指導をされました。高知市地域防災推進課の地区担当職員2人も来られていました。
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 太平洋学園高校の副校長の鎌倉英嗣さんが、全学訓練の意義を話していただきました。

 まずは避難訓練前にピースウィンズ・ジャパンの竹内雅人さんが、リモート授業で、教室にいる生徒たちに、高知市の地震と津波の特長をお話し、「地震後20分以内に4階以上の建物に逃げる」ことを言われました。
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 そして早速避難訓練。太平洋学園高校の校舎は鉄筋コンクリート3階建て。天井部が高く3階建てでも津波避難ビルにふさわしいと思いますが、高知市の規定では「4階建て以上へ避難する」ことになっていますので、近くの高知中央郵便局や栄枝町コミュニュティ住宅や、国の高知よさこい咲く都豪どいう庁舎に、生徒たちはヘルメットと学校の玄関横の防災倉庫から避難袋を取り出し持参して高知中央郵便局庁舎に向かいました。3階の体育館が避難場所だったようです。
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 避難訓練の様子を竹内雅人さん(ピースウィンズジャパン)が講評されていました。
 第2部は大槻知史さんがコーディネーターになり、「災害時大事なのは、自分が助かるだけでなく、皆で、知らない人たちとも避難所では助け合いが必要である。」との話をされました。

 今回は「災害時の食料支援体制構築事業」の実践でした、フードバンク関係者の指導の下、教職員と生徒たちは、フードバンクが持参した食料品の段ボール箱を1階から階3階体育館まで、60人ぐらいが手渡しで運びました。
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 3階では、机を出し、食材を仕分けし、即席めん、カロリーメイト、飲料水、アルファ米の4種類を、袋をわたし、手渡す側と、受け取る側に生徒たちが別れて訓練をしました。事前に練習をしたわけではないと、教職員から聞きました。手際よくされていました。
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 訓練終了後、講評の中で「参加者皆が手伝うことがよくできれば、避難所全体も元気になります。と竹内さんや大槻さんもご指摘されていました。
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 大﨑さんと2人で見ているだけでしたが、参考になりました。

2024年10月 5日 (土)

紙媒体二葉町防災新聞10月号

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 石破さんは野党とも議論をして11月10日の衆議院選挙をすると思い込んでいましたが、大外れで、わたしら地域防災関係者の下知コミュニュティ・センターを会場にした総合防災訓練が10月27日の開催予定でしたが、衆議院選挙の投開票日になりました。訓練会場は投票所になります。

 正式に選挙管理委員会からの連絡がありました。本当に今年は正月明けから、手術や入院や療養が続き、思わぬ怪我や、台風での行事の中止や、近愛のような予定外に変更までありました。「ついていない2024ねん」です。

 この上は事故や転倒や怪我などしないようにします。

 さて紙媒体の二葉町防災新聞10月号。記事は「総合防災訓練は12月1日(日曜)に」と「第2回総合防災訓練準備会」の報告記事です。

「第3回意見交換会の予定」10月17日の予定です。防災メニューの練り直しが必要。防災講話の人も12月1日は来れないとか。

 さらには人気着ぐるみのやなせたかしさんキャラクターの地震マン、津波マンも12月1日は借れないことになりました。子供らはがっかりですね。

「ロープワーク講座2024」の報告記事。16人が参加いただき、全員参加型のワークショップで楽しくロープワークしました。災害時に役立ちます。

「黒潮町合同研修会」や「仁淀川町防災キャンプ」は来年は絶対にやります。そういう決意表明をしています。

2024年10月 4日 (金)

読売新聞・高知版の記事でのコメント

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 讀賣新聞から2024年の自民党総裁選挙へのコメント(何を新総裁に期待しますか?)を電話で求められました。

 地域防災をしている立場なので、「防災省の設立に大いに期待します。」と申し上げました。日本は防災大国なのに、専用の国家部署がありません。現在は内閣府の中にある防災部署が担当していますが、職員は各省庁からのしゅゅこうなので2年ぐらいで元の職場に帰ります。それでは蓄積が出来ません。

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240928-OYT1T50045/?dicbo=v2-makZnSS
(読売新聞記事・「避難所離れず、石破茂氏は被災者と夜中まで語り合っていた。」)

 東日本大震災時に、他の議員は被災地訪問で避難所へ行ったときにホテルへ引き上げたのに、石破氏は避難所に残り、被災者者と語り合ったとの記事でした。本気度を感じますね。

 災害大国日本です。防災省は必要は絶対に必要な役所です。

2024年10月 3日 (木)

71歳になってしまいました。

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 1953年生まれの私は71歳になりました。
2024年の夏は猛暑で、残暑も厳しく、ようやく今頃になり秋の兆しを感じることになりました。

 今年は正月から「病気ずくめ」「「治療づくめ」の年でした。
 放置すれば「失明の可能性がある」ということで、1月4日と25日に両目の手術、入院17日間、療養生活が長期ありました。

 眼鏡もすべて作り直し。それがなかなか難航し、運転ができるようになったのは、4月の半ばでした。5月はようやく「仕事始め」でしたが、休みも多く、調子が出ないまま終わりました。そんな矢先の6月に自分の不注意から右手薬指の裂傷事故があり、完治まで1か月かかりました。

 7月は猛暑で初めて夏バテ状態になりました。8月も猛暑。初めてのモンバスを乗り切りました。しかし台風10号の大雨で周到に準備作業を地元の皆様としていましたが、「まさか」の中止になりました。

 さらに追い打ちをかけたのが、自民党総裁選挙の影響。10月27日(日)が衆議院選挙の投開票日になる可能d性があり、避難所開設・運営会場であり下知コミュニュティ・センターが投票所になる可能性があり、選挙管理委員会から連絡がありました。

2024年10月 2日 (水)

石破さんの総裁選デビューは高知から

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 2024年9月27日に行われた自民党総裁選挙で第28代総裁になられた石破茂さんは5度もの挑戦で悲願を達成されました。

 

 2008年にも自民党総裁選挙がありました。高知場内追手門内の板垣退助像前の広場で、当時の自民党総裁選挙が開催されました。当時は5人が総裁の立候補していました。
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https://ruiikumi.hatenadiary.org/entry/20080913 (2008年自民党総裁選挙IN高知)

 

 候補者は、石原伸晃氏、小池百合子氏、麻生太郎氏、石破茂氏、与謝野馨氏
でした。石破茂氏はこの時の総裁選挙は最初の挑戦でした。
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 石原伸晃氏は2021年の衆議院選挙で立憲民主党の吉田晴美氏に小選挙区で敗れ比例復活もならないので政界を引退されました。小池百合子氏はその後東京都都知事になりました。与謝野馨氏はその後民主党政権の財務大臣になりました。随分前にご逝去されました。
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 麻生太郎氏が本命で、次期総理になりました。しかし間もなく麻生内閣は短期間で終了しました。

 

 この時に石破茂氏は麻生太郎氏に退陣を迫ったとか。その私怨なのか麻生太郎氏は今回の総裁選挙は執拗に、対抗馬の高市早苗氏を支援していました。恩讐は16年も続いているとのことです。爺さんの恨みつらみはしつこい限りです。
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  石破茂さんの当時の高知での演説を聞かれた人のコメントです。

 

「感想的に言うなら、石破が抜きん出ていた。
最悪は麻生で、吉田茂の孫である利点を活かせていなかった。小池も石原も凡庸で心を打つものが皆無だった。」

 

「石破はお父さん(元米子市長)が旧制高知高の出身であることをリードにして「温かさを求めて南下指向の裏日本の人間」の心情を上手く御当地展開していた。演説で心を打つことも政治家の要件ぜよ。
野田さんとは「国のあり方」巡り、骨太の議論が期待できそうじゃ。」
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 とはいえ自民党内で「手勢を持たない」石破茂さん。従来型の派閥主導の総裁選挙では石破茂さんは「壁を破る」ことは出来ませんでした。今回派閥の当選が緩んだから当選したこともありますし、派閥の応援も石破さんにありました。石破さんは 当時34歳でした。

2024年10月 1日 (火)

多彩な興味満たす副業家に関心

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 日本経済新聞2024年9月23日の記事は「多彩な興味満たす副業家」は面白い記事でした。実際に多趣味な趣味を否定することなく、上手に仕事にして、周辺の人達に利益を与え喜ばれている人がいることに驚きました。

 記事で取り上げた人は現在の職業は、「ソフトウェア開発のサイボウズの執行役員、フルースクールウィ運営する一般社団法人理事、自身が立ち上げた会社の代表。自宅近くの畑でニンジンを栽培する農家である。

 もともとは大学卒業後にNECの就職。マイクロソフトに転職。新規事業を数多く手がけ、マネージャー職になるまで出世したものの、部下の管理に苦しみ、社内のキャリアコンサルタントに相談したら「やりたいことは社会にあるのでは」と指摘されたとか。

 ここから先は技術力と才能の問題ですが、やりたいことを自分のフェイスブックに学生向けのITリテラシー教育」「新しい農業ビジネス」投稿したところサイボーズの社長から「事業の拡大を手伝ってほしい。」ちょのofferが喜多とか。

 取引のなかった企業や自治体などの新規顧客の開拓する仕事を代診されたとか。「自信の取り組みを社会に広げていく仕事ができる」と魅力を感じたとか。

 分野が違うので仕事を想像することは出来ませんが、転職で収入が半減したら、サイボウズから副業を薦められ、週4日勤務であろ1日は自由に使っていいとの選択が示されたそうです。仕事内容が転職前と変わらなかったので、2社での勤務には慣れたとか。

 本格的な野菜作りを習いながら、農業分野でITを目指す農家と出会い、比とのつながりを得たとか。収入の大小で判断せず選ぶ仕事の幅を広げました。
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 動画撮影、講演、ワークショップなどの事業もてがけたそうです。仕事の中で学校を訪れたところ、不登校の子供たちとの出会いがあり、フルースクールを手掛け、子供たちと一緒に「入室管理のシステム学校とともに共有される仕組みをこしらえたとか。

 きっととてつもない才能と、それを支える体力と気力、人間関係の良好な関係性もあったのでしょう。

 私も本業以外に、地域活動などいろんなこと(コミュニュティFM,地域防災活動など)をやっては来ましたが。「仕事」になることはなく「無償ボランティア」という役所や企業からは下に見られる無収入者にすぎませんでした。

 まあ才能と能力の差なんでしょう。羨ましい存在の人も世の中にいるものだと感心するばかりです。

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