話題の文藝春秋6月号
2024年5月10日に文藝春秋6月号が全国一斉発売となりました。私の毎月の書籍日は、5日と20日発売されるビックコミック・オリジナル(500×2)と月刊文藝春秋(1100円)です。月に2000円程度の書籍ほいです.いかにも少ない。
先月に引き続き月刊文藝春秋を金高堂書店まで買いに行きました。理由は2つの興味ある記事があったからです。
「私が裏金作りを始めたと言っているのは誰だ、
森喜朗元首相「裏金問題真相を語る240分」 という記事と、
「緊急座談会 カイロ大卒小池百合子都知事の真贋」です。
裏金作りに狂奔し、今は「言い逃れ」に全神経を使っている多数の自民党国会議員たち。その「元締め」と言われている森喜朗氏の発言には、ある意味注目しました。しかし読んでみると「裏金作りは俺が総裁になる前からなんとなく流れの中であった。」「それをおれがやったと言いふらしているのは下村博文だ。」との私怨を取材中に爆発させていて面白い。
また森喜朗が塩谷氏に「誰かが責任を取らないと裏金問題は収まらないので」「ここはいったん議員辞職して次を狙ってください。全責任を取るので仲間を救ってください、と申し出れば、君は立派に輝くよ」といって塩谷立氏を「説得」されたとか。
塩谷氏は「なぜ私だけが貧乏くじを引くんだ」と言い、話は決裂したとか。
森喜朗氏によれば、塩谷氏は静岡選挙区で鈴木自動車という大票田がありながら、いつもぎりぎりで当選する有坂であり、前回の衆議院選挙では小選挙区では落選、比例復活こともある。悪いようにしないので、ここは1人で泥をかぶってくれとのある意味「無茶苦茶な」落としどころでしたが、結局塩谷氏は断り、」自民党から離党勧告を受け、受諾しました。事実上政治生命を絶たれましたね。
一方の「緑の狸」と言われている小池百合子東京都知事。小池氏は「学歴詐称疑惑を全く気にしていない」と40年来の知り合いの奥谷氏は言います。「メディが騒ぐからカイロ大卒を経歴から消して出馬するだろう」
元都庁職員の澤氏と自民党評論家の田崎史郎氏も奥さんが「社会の政治の社会で1人切り込んでいく小池百合子は意外に女性たちに人気があるとか。
しかし座談した3人の小池百合子氏への評価は「恩知らずで自分勝手な人間」「本当の意味での側近はいない。」「利害で簡単に人を切り捨てる人間」「いい加減に政治から足を洗い違った人生を歩め」とかでした。
文藝春秋月刊誌は、ほとんど広告ページがない。大手企業にへつらわない編集が出来ますね。取材もです。談合記者クラブ(例えば首相官邸記者クラブ)は首相記者会見などは「1社1問だけの質問にしてくれ」とか言われ、ぬるい質問しかしない。全く報道の役目を放棄してます。権力の監視ではなく、「権力の番犬」に成り下がっています。
主義主張はともかく文藝春秋は1100円出して購入する価値はあります。その他の記事やエッセイなどもレベルが高いですから。
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