昭和南海地震から77年・防災紙芝居で次世代に伝承
2023年12月21日は、昭和南海地震(1946年12月21日)から77年目となります。この度読売新聞高知支局の記者である古谷禎一さんが、下知地区で昭和南海地震を地震を実体験された岸田康彦さんを丹念に取材され記事を書いていただきました。
「紙芝居で「津波。逃げて」
「昭和南海地震77年 92歳の体験次世代へ」
「高知下知地区」と見出しにあります。
岸田康彦さんは、昭和南海地震当時は、旧制高知工業(機械科)の1年生でした。自宅が昭和小学校の目の前にありました。隣家は地震で倒壊し、ご近所の人たちと共同して屋根を壊して救助活動をされておられたと聞きました。ほどなく、葛島付近の堤防が決壊。海水が押し寄せて来られたそうです。
懸命に昭和小学校の2階へ駆け上がりました。下知地区が地震で地盤が沈下したので、浸水は長期間(約3か月近く)に及んで、避難生活をなさったと聞きました。
2019年に下知地区減災連絡会の有志で「防災紙芝居プロジェクト」を」立ち上げました。実体験者の岸田康彦さん、絵が描ける人達(高橋昌美さん、尊さん)や、朗読できる人(澤本恵子さん)、電子媒体に強い人(大﨑修二さん)、お金を集めて来る人達(坂本茂雄さん、高木妙さん)など、私は無芸大食です。が集まり、スタートしました。
2021年に、電子媒体から紙媒体の紙芝居になりました。朗読の上手な澤本恵子さんが紙芝居を朗読しますと、子供たちは聞き入ります。防災も「次世代に伝える」ことが大事です。防災紙芝居はその点優れています。
http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2021/05/post-005021.html
(伝承を伝える紙芝居の大切さ)
下知地区でも1つ「次世代に残す紙芝居」が出来ました。紙芝居は地元小学校や、保育所、図書館などに寄贈しました。各所で先生や保育士さんたちが「防災紙芝居」を朗読されていると思います。
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