深刻な高齢化社会の現実
日本経済新聞2023年11月19日(日曜)の1面記事は深刻な内容です。
「高齢独身女性、細る収入」
「標津の3割強貧困 男性との賃金差も響く」とあります。
政府広報は「今こそ貯金から投資だ」とか絵空事を言い立てますが、現実は遥かに厳しい。この20年間以上の政府の政策で非正規雇用が拡大、経済力の低い不安定雇用の人達が急拡大した。その人達が高齢期になると事態はより深刻になります。
記事では「家族が貧困の防波堤ではなくなり」2030年までに75歳の独身(死別などで)女性は817万にになり、この年代に占める割合は6割になり、大生の2割を大きく上回ります。
その原因は現役時代の男女の賃金差にあるようです。日本は女性の賃金は男性の井8割以下ですが、OECDの国ではイタリアは95%、欧州は90%近い。そのことが高齢女性の貧困につながっている。
原因は政府の政策がずれていて「住民の確保、介護や医療やと行った最低限の生活を守る社会の仕組みを整えることが次善の策」と学識者は提言しています。
記事では「未曾有の超高齢社会の潜在的な貧困層を年金なだけで事後的に支えるのは限界がある。征伐に関わらず希望に応じて活躍できる社会をつくる地道な開花魚求められる」
非正規雇用をさんさん政策的に拡大し、その結果が社会保障費の拡大になっています。それを今度は切り捨てようという傾向もあるようです。あるいは消費税をより上げてまかなうとか,効果のない対策を述べる人たちも多い。何が正論なのか落ち着いてみきわめないといけない。
« 気の置けない仲間との懇親は最高 | トップページ | 大幅な日程の見直しが必要 »
「心と体」カテゴリの記事
- 猛暑の中のリハビリ・セーリング(2024.07.30)
- 自分の体も心も自然の一部(2024.07.26)
- 右手裂傷から、10日目(2024.06.30)
- 難病も早期発見が肝(2024.06.25)
- 不注意で右手薬指が裂傷(2024.06.23)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ふざけるな自民党!!(2024.09.16)
- 臨時情報・注意の新聞記事(2024.09.15)
- 海の散帆と脳幹トレーニング(2024.09.12)
- 女性リーダーキックオフ講演会(2024.09.11)
- 紙媒体・二葉町防災新聞9月号(2024.09.10)
「高齢者・認知症対策」カテゴリの記事
- 「体力ドック」はいいですね。(2024.04.04)
- 仁淀川町への疎開(広域避難訓練)が報道されました。(2024.03.31)
- 高知初の疎開訓練(広域避難訓練)が1月20日に実施されました。(2024.03.30)
- 紙媒体二葉町防災新聞と仁淀川町への広域避難訓練募集チラシを作成(2023.12.27)
- 「治す介護」はいいですね。(2023.12.20)
「女性の視点(生活者)の視点」カテゴリの記事
- 出生率低下の原因(2024.07.25)
- 公共の避難所の食料備蓄は1日分(2024.04.20)
- 高知初の疎開訓練(広域避難訓練)が1月20日に実施されました。(2024.03.30)
- 真備研修会の写真です(2024.01.03)
- 紙媒体二葉町防災新聞と仁淀川町への広域避難訓練募集チラシを作成(2023.12.27)
「危機管理の意識」カテゴリの記事
- ふざけるな自民党!!(2024.09.16)
- 紙媒体・二葉町防災新聞9月号(2024.09.10)
- 防災省構想には賛成(2024.09.06)
- 広報下知減災33号(2024.09.04)
- 高齢者等避難は出ました。(2024.08.29)
「超高齢化社会の問題」カテゴリの記事
- 深刻な高齢化社会の現実(2023.11.28)
コメント