ベスト8の分厚い壁
私は自分の境遇で1日のうちの自由な時間は。在宅介護している母(97歳・要介護5)が熟睡している午前3時半から6時半までの時間です。今日はその時間は、ブラジルVS韓国戦を見ていました。試合開始10分までにブラジルは点を取り余裕の戦い。流しながら4点を奪い、懸命の韓国の追い上げも1点どまりに抑え4対1で勝ちました。スコア以上に強豪国とアジアの国の差を感じました。
日本VSクロアチア戦は24時からの試合なので、身体的に視聴することが出来ませんでした。結果は1-1で延長になり、PK戦で日本は負けました。2010年大会もベスト16でPK戦でパラグアイに負けています。これで2度目の敗戦。一方のクロアチアはW杯で通算3度目のPK戦の勝利です。「歴然とした差が」ありました。が外電はこうつたえています。
「英BBCは「経験あるクロアチアが日本の夢を終わらせる」と伝え、「クロアチアはどのようにやり遂げるかを理解していた。彼らは2018年のロシア大会の決勝で敗れる前に決勝トーナメントを延長戦で勝ち上がってきた。彼らのW杯、欧州選手権のトーナメント戦8試合のうち(決勝の)フランス戦を除いた7試合が延長戦に突入していた。チームはグループリーグでの3試合のうち2試合で無得点だったが、8強へ勝ち進むために彼らの持つ豊富な経験を披露した」とし、PK戦の経験の差を勝因に挙げた。」というのはそのとうりです。
森保監督は「PK戦の順番は選手たちに任せた。」と言われていました。選手は1番目に出番の少なかった南野選手に託しましたが外しました。そのほか三苫、吉田も外しました。クロアチアは外したのは1選手のみ。歴然とした差がありました。クロアチアは延長120分の戦い方、PK戦の戦い方も想定し練習していたようです。たしか2018年大会もクロアチアは2回の延長戦とPK戦を制して決勝戦まで行っていますから。そのキャリアは今回大会のブラジルやアルゼンチン以上です。次戦でブラジルにも勝つような気がします。
私案ではイケイケの堂安に1番手を蹴らし、得点した前田、浅野、田中、三苫、の順であれば成功率は高かったと思います。何より延長戦やPK戦を想定しなかった日本の戦略負けであり、「世界との差」でしたね。2010年大会の敗戦が活かされていないチーム戦略故の必然的な敗戦でした。
メキシコが8大会連続でW杯に出場しながらも1度もベスト8になれません。それだけベスト8や決勝トーナメントは、リーグ戦とは別物ですね。ドイツやスペインは決勝トーナメント後の戦い想定したリーグ戦を想定していましたが、格下の日本にしてやられました。
クロアチアはきちんと日本の弱点を分析し、延長PK戦になれば勝てるという戦略でした。あの試合日本は90分で勝ち切る作戦で追加点が必要でした。それが出来なかった時点(延長になりPK戦)になった時点で、負けは確定していました。残念ですがそれが日本の実力ですね。
日本の課題は1対1で負けない体格の選手をスカウティングすることでしょう。全盛期のエトーやドロクバは前戦で孤立しても後ろからのパスをトラップし、3人のDFに囲まれてもボールを失うことなくシュートまで行けました。
早い、高い、うまい、強い選手が日本サッカーには前線にも守備ラインにも必要ですね。大谷選手がサッカー日本代表に居たら、優勝も夢ではありませんから。
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