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2022年6月24日 (金)

介護手当も必要であると思います。


 2022年6月15日に、101日の入院・治療で「誤嚥性肺炎」と「下肢蜂巣炎」を克服して母(96歳)が退院してきました。

 入院前に要介護3であった母は、要介護5になりました。1人介助で用足しが出来ていたのが、2人介助で用足ししなければいけなくなりました。
 要介護5「食事やトイレなどの日常生活のほぼすべてに介助が必要です。寝返りなども介護が必要なことが多く、介護にかかる費用もかなり高くなるので、ご家族の負担が大きくなります。
筋力の低下などから食べ物や飲み物をスムーズに飲み込むことができないことも珍しくありません。また、理解力の低下が見られる。」

 母は誤嚥性肺炎後には、ペースト食になりました。慎重に飲み込んでから次に食べさせることを小さなスプーンで食べさせますので、約1時間はかかります。

  食べた後は、スポンジブラシを口の中を掃除し、吸引もします。すべて誤嚥性肺炎の再発防止です。
 トイレでの排泄も1人でできなくなりました。2人介助が必要です。歩行も5メートル程度がやっとです。それも2人介助が必要です。

 私の場合は「運よく」自営業形態ですので、仕事しながら母の在宅介護が出来ます。
 会社勤めの人の中には、親の介護のため、仕事との両立が出来ず、また会社側の理解も乏しく、介護退職される人も多いと聞いています。

 何故仕事と介護の両立ができないのか。「子育て支援」はよく耳にしますが、介護支援の声は聞こえません。

 「介護保険制度があるのではないか」「90-60」(親が90歳代で子供が60歳代)なら、年金で生活できるのではないかとかいう人もいます。それは無理ですね。
 「介護手当」も制度化すべきではないかと思います。介護1なら毎月1万円、介護5なら5万円とか。多少は助かります。

 とにかく労力たるや物凄いことであり、在宅介護は24時間、365日親が死ぬまで続きます。大変なことですが、当事者以外は社会的に理解されることはありません。

 ぎすぎすせず、お互いを信頼して見送りたいと思います。人生の終いは気持ちよく見送りたい。

 参議院選で「介護手当の支給」を公約にしている政党はあるのだろうか?見当たりません。

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