ドライスーツを着用すべし

北海道知床観光船の荒天下での沈没事故は痛ましい限り。春先の知床半島付近の強風と高波には、あの静水面用観光船では航海は無理でした。運行責任は厳しく問われないといけない。当日の天気図を見れば、私でも知床付近の海は大荒れになることぐらいはわかりますね。当日の出航は無理筋でした。
もう1つは救難備品の貧弱さでした。値段の高さゆえに膨張いかだは搭載されておらず、救命胴衣ぐらいしか置いていない。荒天の海に投げ出されても浮いても低体温症で生き延びることは出来ません。沖縄・奄美・小笠原付近の海なら海水温が高いので、1日浮揚していても救命される可能性は高いです。


私は冬の帆走時にはドライスーツを着用します。下にヒートテック素材のアンダーウエアを着用し、ドライスーツを着用しておれば、冬の海の強風で操船ミスが起き、ディンギーが沈し、海へ投げ出されても寒さは感じません。
私は操船が下手なので冬の強風時にはヨットは沈します。ドライスーツを着用すれば海へ投げ出されても寒くないので這い上がり帆走します。
http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-b0cfa4.html
ドライスーツは首、両手首、両足首に生ゴムがついていて、着衣の中に水が入りません。ウェットスーツはその名のとうり中に水は入ります。

ドライスーツメーカーに、ヘリーハンセンというところがあります。「HH」というロゴがついています。わたしも通販で購入しています。

ヘリーハンセンというメーカーはノルウェーにあり、極寒の北極海で漁をする漁師のための防寒具やオイルスキン、ドライスーツなどを開発してきた歴史があるようです。
http://www.fukudb.jp/node/5675
大昔にアメリカを観光旅行した時にナイアガラ瀑布の観光遊覧船に乗りました。舟の中で合羽の上下を着用しました。理由は滝の下をくぐるときの水しぶきよけですね。
夏はともかく4月末は北海道は寒い。観光遊覧船にドライスーツを観光客も乗務員も全員が着用し、最初から救命胴衣を着用しておれば、万が1の転覆・落水でも救命率は高いとおもいます。カッパもレンタルでしたがドライスーツもレンタルすればいいこといだけですので。
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