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2022年2月15日 (火)

介護の絵本を読んで

介護絵本_NEW
 家内が下知市民図書館から借りてきた「コータリン&サイバラの介護の絵本」(神足裕司(要介護5のコラムニスト)・著・西原理恵子・絵・文芸春秋社・2020年刊)を読みました。

 字が大きくて、西原理恵子氏の絵も面白く一気に読みました。しかし要介護5の神足裕司氏の書かれていることは驚きの連続えした。
介護絵本・新聞書評_NEW
 バリアアリーの住宅で要介護3(認知症)の母(96歳)を家内と2人で毎日、仕事しながら老老介護しているもみの上。笑い飛ばせるだけではありませんでした。

 筆者の思いのたけの文章を拾うだけでも参考になります。
介護絵本・著者略歴_0001_NEW
「体が動かななってからのボクは、いろいろな意味で葛藤の毎日でもあった。

 ああ、車椅子に乗っているボクだって普通の人間だ。ごくごく普通に生きていきたい。ただそれだけだ。

 普通の生活に近づけるのはどうしたらよいか。最新の器具も試してみるし、ぎゃくに健常者と同じことをしてみたらどう困るのか、困らないかもしれないし、も試してみたかった。」

「本屋に行って探している本を手に取りたいし、ラーメン脱手食べたい。普通に旅行だって行きたい。原っぱで日向ぼっこもしたいし、海にだって行きたい。

 出かけるときに困ることなくトイレにも。それにそれに普通に仕事もしたい。謙譲だったころ足り前だったことが出来るのは、なんて贅沢な事なんだろうと思う。」

「いつも誰かの助けを請わなければ生きてもいけない。けれど、生きていかなっくてはいけない。ならばやっぱり少しでもおもしろいことをしたいじゃないか。

 60歳超えてもまだまだやってないことだらけだからね。

 ちょっとはツンツンとげを出して生きていきたい、車椅子でどんなことができるだろう?たくさんの助けてくれた方々に感謝の気持ちをこめて歩きたい。}(P9「はじめに」

 と「決意表明:が書かれています。その感覚少しだけわかります。96歳の母を連れて思うのは、近所のスーパーなどは、所詮は「健常者用の店舗」に過ぎないことです。母を介助しながら来店しても、アルコール消毒液を母の手に吹き付けることはできません。また母が買い物途中で疲れ果てても休むための椅子もありません。

 「同じ人間なのに」明らかに差別されていますね。筆者のいうことはよく理解できますね。

 要介護5の神足裕司氏は様々な出来事や体験を書いてくれているので、その「いちいち」が納得します、なるほどと思いますね。家内と2人で1番苦労している1つが、母のトイレ介助問題。それを解決してくれる装置の存在を知りました。

「自動排泄処理装置「キュラコ」が我が家にやってきた。
テニスボールがすっと通るほどの大きさのホースが述べていて、ホースの反対側に付いている布製の防水オムツカバーのようなものをつけるのだ。
トイレ介助1
 ボクは恥ずかしい話、おしっこが出るときがわからない。そんな情けない自分の味方になってくっるんじゃないだろうか。まず、長時間動かない夜間に使用してみた、

 キュラコの良い点は、局部のフィット感.お尻から前側までピタッと密着している。朝まで装着していたが漏れはもちろんなかった。

 おしっこが出るとキュラコが「ボワー」っと音を立てる。おしっこを吸い取る→局部を洗浄→乾かす、という操作をしている音だ。嫌なにおいもない。「なかなか良いじゃないか!」その装着のぶかっこうさを除けば、だけど。」(P41[自動排泄処理装置の使い心地」

 確かにいい装置ですね。調べるとありました。

 https://www.tokai-corp.com/silver/items_rental/items_rental-1350/

(キュラコ(キュラコ株式会社)

https://www.youtube.com/watch?v=lzq1QfDL2FY

(動画もありました。)

 筆者はその2週間後おなかを壊し、ひっきりなしに下痢をしたそうdすがたそうです。「キュラコ」のお陰でベットもシーツも汚すことなくすんだとのことでした。

 また自宅の電動リフトが壊れてしまい、新しい装置をつけるのに2か月かかるときに「スカラモービル」(可搬型階段昇降機)も勝機されていました。
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 「我が家の玄関・14段の壁」(P41)

 スカラモービル

https://www.asahicaresupport.jp/scalamobil/

 うちも「バリアアリー」の階段生活。同じですね。

 筆者は家族ともに「国際福祉機器展」へも出かけているそうです。
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 家族でハワイへ行かれたり、ディニー・リゾートへも行かれたりしているようです。何より原則なんでもやってみる。それを支える家族も凄い。

 この著作は2020年8月に発刊されています。当時から今に至るまでコロナ禍で皆、自宅引きこもり生活が強いられました。

 「コロナ禍になって始めたこととして「ZOOM]がある。中略。ボクも喋れないけど参加。いいところは、ホワイトボードという機能を使い、文字でも参加できることだ。

 使って思ったのは、インターネット環境を整えて子供たちに学ばせるのなら、同様に高齢者や障害者にも、顔と顔とつなげられるZOOMの簡易版、テレビ電話みたいなものを早急に各j世帯に配ったほうがいい。

 顔と顔がつながっているだけでも安心するのだ。」

(コロナ禍で変わったボクの日常 P149)

「いつも思うのだけれどもこうしたハイテク機器と高齢者、障害者の相性はとても良い。ハンディがあるから無理だろうと言うのは、想像力が欠けた人が考えることだ。
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 先入観がないと、物事がすんなり行け入れられる。コロナ禍をきっかけに高齢者や障碍者を含め、「外出出来ない時間」「リモートワーク」を体験した人たちが、今まで眠っていた身近なハイテクを取り入れるときがきた。」(P152「コロナ禍のおかげで発展したこと」

 なかなか参考になりました。人間どんな状況になっも、明るく前向きであるべきであると思いました。推薦図書の1つですね。

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