76年目の敗戦記念日
2021年8月15日は、76年目の敗戦記念日です。アメリカ、旧ソ連、イギリス、フランス、中国、オランダ、オーストラリアなど世界中を相手にした無謀な世界大戦を仕掛け、無残に惨めに敗れ、無条件降伏をした日です。
ごく1部に先の無謀な世界大戦への参戦を美化する人たちがいますが、300万人を超える日本国民の死者と、1000万人と言われる近隣国や交戦国の死者を生み出した巨大な戦争災害を賛美することなどできません。
日本人は反省し、敗因を分析し、総括することが苦手です。第1日本人で1番優秀とされている国家官僚の上層部が、記録を残し,反省し、総括することを一切しないですから。敗戦の日、日本の国家官庁では、公文書を燃やす作業を職員総出でやっていたように聞きました。
その伝統は今にも引き継がれ、財務官僚の佐川が公文書の改ざん指示を、部下の職員に指示し、公務員規定に違反する改ざんを強い、自殺に追い込みました。その事実さえ隠蔽し、責任すら取りませんから。
アメリカは公文書管理はシステム化しているし、保管しなければいけない義務があり、何10年か経過すれば後悔しなければいけない制度になっている。どちらが国歌として艇をなし、強いのかと言えば、アメリカに決まっています。日本の官僚は「失敗した事実」を覆い隠し、情報公開をしないので、どんどん劣化していきました。
反省すらせず、総括しない国が、まともな国家運営などできるはずもあるまい。コロナ禍で無残にも医療制度が破綻し、毎日2万人の新規感染者が出て、3万人を超える感染者が入院できず自宅で療養(というか放置)される悲惨な事態になりました。
情けない「第2の敗戦国家日本」のになりました。先の無残な敗戦の原因を分析し、反省し、対策を一切しなかったつけが、こと今になって露わになりました。情けない国ですね。
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