中土佐町関係者の皆様との打ち合わせ
2021年7月14日の午前中は中土佐町役場の新庁舎にて若松町と二葉町の共同研修事業の打ち合わせをしました。
中土佐町側は高橋雄造自主防災会連絡協議会連合会長と小松賢介危機管理室長、棚野若松町防災会長、西村二葉町防災会長で意見交換しました。
中土佐町の取り組みで注目すべきは「津波避難重点路線」道路を町が指定し、地震で倒壊しそうな人が住んでいない古家の取り壊しを積極的にやっていることです。
「古家などの取り壊しは県などの支援で通常は取り壊し費用の8割補助、2割自己負担です。中土佐町は取り壊し費用200万円を限度に全額補助制度をこしらえています。但し2年間限定制度。この制度のお陰で久礼小学校までの避難路が倒壊家屋が道を塞ぐことはなくなるででしょう。」と小松室長は言われました。
共同研修事業の詳細は後日役場側と詰めます。新庁舎には避難所内の家族向けテントや簡易ベッドの展示コーナーがありました。
中土佐町は海に面しています。山が近いので、役場や消防署は高台移転しています。
中土佐町の取り組みは参考になります。久礼地区防災まち歩きで実際に現地を歩いて確かめてみたいものです。
高知市下知地区の二葉町は全域が海抜0Mの市街地であり、自然地形の高台はありません。地盤も軟弱で海と隣接しています。南海地震が起きますと地盤が沈下し、津波関係なしに二葉町は水没します。
最悪の想定では2M地盤が沈下します。長期浸水すると言われています。生き延びることも難しいし、生活を再建することは更に難しい地域です。これほど条件の悪い地域もそうそうあるものではありません。
他の地域の減災対策の取り組みを見聞し、自分たちの地域減災活動に取り入れるために参考にしていくつもりです。
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