快適な介護付きビジネスは素晴らしい

日本経済新聞2020年7月30日号(四国版)に「介護つき旅行心置きなく」「福祉特化の宿 負担に見合う満足 全国へ」という記事に感銘を受けました。
徳島県で「障害者・高齢者に特化した民宿プロジェクト」を実践されている榎本峰子さん(旅の栞(しおり)代表理事)の言葉には注目しました。
「身体に不自由を感じている人が、最初に諦めるてしまうのが観光旅行。本人だけでなく家族にも負担は大きい。

でも行きたいと思っている人は多い。高齢者や障害者を支援する制度に一番欠けている部分だと気付き、それをビジネスにした。
人生は最後まで楽しむもの。いつかは誰もが必要となるかもしれないサービスだということを伝えられたことが、受賞(日本政策投資銀行主催・女性新ビジネスプランコンペティション)につながったんでしょう。」
「高齢だから、障害だからといって何でもサービスを無料にしたりする必要はないと思う。旅行をサポートする「旅の栞」には様々な分野の福祉のプロが集まっており、安心して旅行ができる体制を整えている。
自己負担が多少大きくても満足度の高いサービスに需要はある。
ボラティアだけでは続かないし、求められるサービスは提供できない。」と言われています。全くそのとうりであると思います。

コロナ蔓延化の日本で政府が多額の税金を費やして実施している「GO TOトラベル」には全く榎本さん的な視点はまるでありません。
8年前北海道から高知へ来ていた、叔母と介助していた従兄弟の苦労を知っているだけに、もっとこの種の旅行会社は発展してほしい。
http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-76f3.html
高知市でも笹岡和泉さんの主宰するNPO法人の「ふくねこ」がバリヤフリー観光の事業を手掛けることになりました。発展していただきたいと切に思います。
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