閖上(ゆりあげ)の再出発
日本経済新聞」2020年3月12日号に、「閖上復興だより」の編集長の格井直光さんに関する記事が大きく掲載されていました。
「宮城「復興だより」第」60号で幕」
「次は五輪で語り部に」
格井直光さんご自身が、2011年3月11日の東日本大震災の名取市を襲った津波でご両親を亡くされています。遺体が見つかるまでの数か月懸命に手掛かりを捜しておられました。
「被災者はひとつでも多くの情報を欲している。」という想いから仲間たちとともに2011年10月から「「閖上復興だより」を発刊されました。
地域の復興情報の進捗状況や、住民へのインタビュー、地域の行事など、閖上地区の復興の様子が紙面から大変よく理解出来ました。7000部発刊されていて、各地に散在し避難生活をなさっていた閖上地区の人々を繋ぐ地域コミュニュティ紙の役割を果たされていました。
取材活動や編集活動は大変であったと想像できます。住民自らが取材し、編集しているがゆえに、閖上地区の地域コミュニュティもまた力強く再生できたのだと思いました。
閖上復興だよりは60号で終了となります。今後は「閖上だより」と名前を変えて、町内会活動などを伝えますが、発行頻度や発行部数は減らすとのことです。
また格井さんから「ふらむなとり」のパンフレットを送付いただきました。
「新しい閖上へ」
「未来の閖上に前進!」と決意表明されています。
まちづくりの基本は「地域コミュニュティ活動の充実」以外にはありません。ずっと地域で実践され、実績をあげられてきた格井さんたちであればこそ、実現可能であると思いました。
« 地域コミュニュティが減災活動の元締め | トップページ | 超高齢者の健康維持対策は早めの診察が必要です。 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 脳幹トレーニングに来ました。(2023.09.25)
- 「企業 脱ジャニーズ拡大」(2023.09.24)
- 危機感を伝達できないもどかしさ(2023.09.23)
- 高知市長VS下知地区 事前復興まちづくり計画意見交換会(2023.09.22)
- EVインフラ整備遅れ(2023.09.21)
「東日本大震災の罹災地から学ぶ」カテゴリの記事
- 紙媒体二葉町防災新聞9月第2号(2023.09.19)
- 堤防で低地の市街地は守れるのか?(2023.08.25)
- 78回目の広島・原爆の日(2023.08.09)
- 「地域との関わりが世界を変える」にて講話をしました。(2023.07.26)
- 閖上だより2023年夏号(2023.07.03)
「ユニバーサルな防災・減災対策」カテゴリの記事
- 危機感を伝達できないもどかしさ(2023.09.23)
- 紙媒体二葉町防災新聞9月第2号(2023.09.19)
- 介護現場も老・老介護(2023.08.28)
- 第2回スマホ活用防災講座(2023.08.24)
- 船舶免許の更新に行きました。(2023.08.10)
「危機管理の意識」カテゴリの記事
- 危機感を伝達できないもどかしさ(2023.09.23)
- 紙媒体二葉町防災新聞9月第2号(2023.09.19)
- 紙媒体・二葉町防災新聞9月2号(2023.09.17)
- 歯のメンテナンスも重要(2023.09.18)
- ロープワーク講座 (2023.09.16)
「事前復興まちづくり計画」カテゴリの記事
- 危機感を伝達できないもどかしさ(2023.09.23)
- 伝える力不足を嘆く(2023.09.13)
- 9月7日は事業継続力強化支援セミナー(2023.09.06)
- 坂本茂雄さん・県政かわら版72号(2023.08.31)
- 桑名りゅうごさん意見交換会(2023.08.30)
コメント