東京五輪は来年同時期に開催か?
日本経済新聞2020年3月6日号に「気になる記事」がありました。記事は特集記事である「COUTDOWN TOKYO2020」の中にあり、見出しは「五輪延期」発言の影響力」とあります。
記事によりますとIOC(国際オリンピック委員会)の古参議員であるディック・パウンド委員(77歳)の発言だけに重みがあるようですね。
経歴はと言いますと「1960年ローマ五輪でカナダの競泳代表選手。1978年にIOC入りした古参委員であり弁護士だそうです。
その手腕は1980年代からマーケティングの責任者として北米のスポンサー企業を、テレビ局との巨額契約を次々にまとめた。
サマランチ元会長のIOC内での後継者争いには破れましたが、今でも「五輪ビジネス」を差配する実力者らしい。現在はバッハIOC執行部とは距離を置いているとか。
ロイター通信はこのように記述しているそうです。
「パウンド氏は年内の延期を欧米のスポーツと時期が重なることから「非常によくないこと」と否定したうえで、1年延期を口にした。
北米のテレビ局やスポンサー企業に詳しい同氏の発言だけに、現実の選択肢になるかもしれない。」
確かにIOCにとっても中止よりは延期の方が望ましいらしい。それは放映権収入だけが理由ではないです。
夏季五輪は過去に戦争で3回中止になっています。いずれも欧州での世界大戦の影響でした。
「当時とはアスリートの存在感、影響力はまったく違う。中止によって彼らの求心力を失えば、五輪は一気に存続の危機を迎える可能性すらある。」
延期した場合、ホスト国日本の経費負担は甚大ですね。しかし今はコロナ・ウィルス感染は拡大の一途。延期しても開催できるのかどうかは今の時点では見えませんね。
日本経済新聞は時々「核心を突く記事」を掲載しますね。感情論ではなく、経済という「損得勘定」で行けば、「1年延期」は可能な選択肢の1つであると感心しました。
« 地域のつながりもまた減災対策です。 | トップページ | 東日本大震災から9年目となりました。 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- コロナは未だに高齢者の脅威(2023.06.04)
- 見事な電柱撤去作業(2023.06.03)
- 高知市災害ボランティアネットワーク会議(2023.06.02)
- EV車にする気持ちはないですね。(2023.06.01)
- 今日で5月もお終い。梅雨は続くいつまでも(2023.05.31)
「感染症対策」カテゴリの記事
- コロナは未だに高齢者の脅威(2023.06.04)
- 今なお厳しい飲食業の現実(2023.05.10)
- 摂食嚥下障害に真摯に取り組む歯科医師に賛辞(2023.05.01)
- 肺炎球菌ワクチンを接種しました。(2023.04.07)
- 慌ただしく2022年も終わります。(2022.12.25)
「企業の災害対策」カテゴリの記事
- 坂本茂雄さんの説明は的確です。(2023.04.05)
- 土佐経済同友会の防災委員会の皆様との意見交換会(2023.04.02)
- 坂本茂雄県政かわら版 71号(2023.03.17)
- 事前復興計画の要は住宅確保だ!(2023.03.06)
- 裁判官は災害列島という認識を持て(2023.02.27)
「市民目線での減災対策」カテゴリの記事
- 低投票率の中の激戦・高知市議選2023(2023.04.25)
- 高知市議選最終日(2023.04.22)
- 真摯な若者たちとの意見交換が楽しみ(2023.04.21)
- 坂本茂雄さんマイク納(2023.04.08)
- 坂本茂雄さんの説明は的確です。(2023.04.05)
「危機管理の意識」カテゴリの記事
- コロナは未だに高齢者の脅威(2023.06.04)
- 高知市災害ボランティアネットワーク会議(2023.06.02)
- 高知の平均寿命は80歳とか(2023.05.21)
- 温井恵美子さん防災講演会(2023.05.20)
コメント