堀川耐震護岸工事はほぼ終了?
高知県土木事務が、平成27年度から施工しています。工事の目的は海抜0メートルも市街地である高知市下知地域の津波対策。堤防を耐震化し、地震の揺れで倒壊しないようにすることです。1946年の昭和南海地震では、土盛り堤防が壊れ、海水が下知地域に流入。長期浸水した歴史がありました。
高知土木事務所の説明では、地中24Mまで鋼管杭を打ち込み、その上に鉄筋コンクリートにて耐震護岸堤防を建設します。津波に対する対抗力があることこと。地震で倒壊することもないとか。
堀川水門付近の二葉町工区は、海側に耐震護岸を建設、古い高潮堤防と一緒いにくっつけて分厚い堤防になりました。若松町工区は陸上部に堤防を建設しました。高さも5・4Mあり、海の様子が道路からは見えなくなりました。
県の説明では高知市内の下知、潮江、高須、布師田、大津、五台山 など2800ヘクタールの市街地が水没し、長期浸水状態になります。堤防が倒壊しないので、浸水作業は早くなるとのこと。『地域全体を堤防の高さにかさ上げ』すれば、下知地域もとても安全になります。
堀川耐震護岸工事を西端の二葉町堀川水門付近から、東端の若松町青柳橋付近まで630メートル歩きました。耐震護岸堤防ができたことは喜ばしいことですが、浸水の脅威はなくなったわけではありません。
若松町は公共の津波避難ビルがありません。堤防工事にて、「陸抗」部の部位があるようです。それを辞め、その個所に津波避難施設をこしらえるべきでしょう。
« 五台山市民農園へ行きました。 | トップページ | 県政意見交換会で感じたこと »
「耐震護岸工事」カテゴリの記事
- 坂本茂雄さん県政かわら版・74号(2024.07.07)
- 坂本茂雄さん・県政かわら版72号(2023.08.31)
- 岡村眞先生・夜須での津波防災講演会(2022.04.05)
- 堤防では浸水は防げません。(2022.03.19)
- 水害対策に「水上都市」(2021.09.19)
コメント