高知市津波SOS訓練

2018年11月24日(土曜)の午前8時50分より12時まで、高知市文化総合ぷらざかるぽーとと8カ所の「津波避難ビル」にて。「高知市津波SOS訓練」が開催されました。」主催は高知市防災対策部防災政策課(西村浩代課長)です。
まずはかるぽーと9階の会議室へ集合し説明が行われました。下知地区からは、坂本茂雄さん(サーパス知寄町2)、黒岩博さん(中宝永町)、大﨑修二さん(日の出・弥生町)、福谷幸雄さん(若松町)、吉本豊道さん(丸池町)、西村(二葉町)が出席しました。はりまや橋小学校区の住民が2人と、高知中央高校の高校生19人が参加しました。(昨年も訓練は実施。亡き父が日赤へ緊急入院した日でしたので、わたしは参加出来ませんでした。
4月にようやくガラケーをスマホに替えたばかりですが、まだまだ操作に慣れず、メールと電話するが主体。最近ようやくフェイスブックに投稿が出来、ラインでやりとりができるようになりました。まだまだですね。

今回の訓練の目的は「スマホアプリを使った津波避難ビルからのSOS送信訓練」ということです。まずはQRコードやアプリストアから「高知市津波SOSアプリ」を自分のスマートフォンにインストールしました。私のスマホはアンドロイドらしいのですが、簡単にインストールできました。
訓練Ⅰは「アプリで近くの避難場所(津波避難ビル)を確認します。」をしました。現在位置と近くの津波避難ビルがスマホの画面に表示されます。「津波避難マップ」のところです。津波避難ビルの地図での表示の所を指で触るますと津波避難ビルの住所と写真、収容可能人数が表示されます。
もしも高知市内の低地の市街地(下知・江ノ口・潮江・高須など)にいて、大津波警報が発令された場合は、このスマホにインストールした「津波避難マップ」を確認して、1番近い市指定の津波避難ビルに駆け上がらないと低地の市街地では命は助かりません。

訓練2は「アプリで避難場所からSOSを送ります」(携帯通信網が使える場合)を部屋の中で自分のスマホで実験しました。これは「高知市津波SOSアプリ」のなかの「救助要請を書く」表示を指で示しますと、救助要請という項目が開きます。項目には現在地は位置情報で入力済みとなっています。避難員数と要援護者数を何人か記入する欄があります。ここへ何人と書きます。「その他連絡事項」欄があり、200字以内に避難ビルの様子やけが人や急病人のなどの状況を書くとメールが災害対策本部に届き、地域地域の避難情報が届けられます。
訓練3は「アプリで避難場所からSOSを送ります」とありますが、携帯通信網が途絶し使えない場合にスマホに内蔵しているWIFI機能を使用して、電波を飛ばし、避難者の情報をバケツリレー方式で、災害対策本部に伝達するしくみです。さて上手くいくのだろうか?
最初に西村浩代防災政策課長が高知市の深刻な南海トラフ地震の最悪被害状況の説明と、」「¥地盤沈下による長期浸水状態で津波避難ビルに取り残された大勢の市民の安否確認に導入するとの説明がありました。
担当職員から資料やプロジェクターを使用した操作説明がありました。自分所有のスマートフォンに内蔵されているWIFIを利用して短距離の通信ができるいということです。
そして現場へ移動しました。今回は、かるぽーと、サウス・ブリーズホテル、ベストプライス・ホテル、岡村ビル、下知コミュニティ・センター、ちより街テラス、昭和小学校、サーパス知寄町2等で行いました。
現場でのスマホの操作は中央高校の生徒さんが行いました。流石に私ら年寄りと違い指使いが違い、すらすらと文字入力が出来ます。情報通信が携帯電話網と遮断されたスマホが各班に1台づつ渡され、担当の津波避難ビル屋上へ登ります。

救命部隊役の市役所職員が徒歩で移動しながら歩いてきて通信します。通信が出来たらアプリ画面の「自分発信1」が「自分発信0」になれば通信完了です。という屋外での実験でした。今回はどの会場でも上手く行ったようです。

現場から戻り、意見交換会をしました。昨年は父の緊急入院で参加していない私が最初に意見を言いました。

「メール通信をするのは良いが、メールが確実に災害対策本部へ到着したのかどうかがわからない。今の時代通販サイトでは注文メールを送ると自動返信機能がついています。届いたかどうかがわかりにくいシステムは改良の余地があります。」

「情報がデマかどうか見抜けるのだろうか?」

「このスマホDEリレーの情報以外に、消防局への119番通報や、避難所からの防災行政無線の情報提供があります。それらと同列に扱うのだろうか?」
「災害対策本部が情報を精査し、処理できるのか?被災者は情報がないことが1番怖いので、地域単位の情報を提供してほしい。情報を独占して抱え込まないでほしい。」
また参加者からも意見と要望が出されました。
「伝達字数が200字程度というのはいかがなものか。字数制限がないほうがいい。」
「年よりはメールをスマホで打つのは難しい。ある程度避難情報は手活け化できるはず。100ぐらいの文例を辞書機能で格納して、それを押せば発信できるようにしてほしい。」

「皆がアプリを導入して一斉に情報を発信したらサーバーが持つのだろうか?」少なくとも5万人が発信しても持つ仕組みにしないといけない。」
体験した感想は「未完成なシステムであり、開発当事者自身が下知地域の厳しい罹災状況を想像したうえで開発したとは思えない」ですね。
大きな災害を受けた被害者が1番不安なのは、停電や水道、ガスの遮断もそうですが、被害地域の情報がわからないこと。なんです。テレビなどでは被災地の詳しい状況が「これでもか」と報道されるにに、肝心の被災地では情報の遮断で「何もわからない」ことが1番の不安なのです。
この多大な費用をかけた「スマホDEリレー」が少しでも被災者の不安解消になるのか。それとも壮大な無駄と言われるようになるのかは、これからですね。まだまだ未完成です。課題は多い。
高知市役所災害対策部や請負会社の株式会社構造計画研究所は、もっと下知のまち歩きをして、地域住民と対話し、システムを再構築してもらいたい。今のままでは「使えません」から。

黒田直稔高知市災害対策部長は「地域の人達の要望や意見も集約しながら、このシステムを有効に活用したいと思っていますので、意見交換の場をこしらえたい。」と言われえました。多大な予算を投入するわけですので、」中途半端ではなく、使い勝手がいいしくみにしていきましょう
« 坂本茂雄さん事務所開き | トップページ | 高知空港公園の津波避難は難しい »
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- 北朝鮮のIT工作員は先端的?(2026.06.28)
- 人新世の「黙示禄」を読みました。(2026.05.12)
- 直言 子どもにスマホを持たせるな(2026.05.02)
- スターリンクの功罪(2026.04.18)
- 衛星ビジネスも拡大基調(2026.03.29)
「南海地震情報」カテゴリの記事
- 生活を再建する訓練を日常化すべし(2026.08.25)
- 仁淀川町防災キャンプの社会的意義とは(2026.08.23)
- 110人のロープワーク講座(2026.07.30)
- 第2回仁淀川町防災キャンプ関係者意見交換会 (2026.07.07)
- 下知地区事前復興まちづくり計画.第1回自主勉強会(2026.04.11)
「津波避難ビル」カテゴリの記事
- 新下知ポンプ場見学会(2026.05.28)
- 昭和小の感謝状と市教委からの委嘱書(2026.02.24)
- 昭和防災フェアの補助員に行きました。(2026.02.08)
- いの町防災士研修会(2026.01.31)
- 地震で傾く基礎のリスク(2025.12.18)
「下知減災連絡会」カテゴリの記事
- 紙媒体二葉町防災新聞9月号(2026.08.31)
- 防災キャンプが地元紙に掲載(2026.08.28)
- 生活を再建する訓練を日常化すべし(2026.08.25)
- 第2回仁淀川町防災キャンプを今週末22日・23日に行います。(2026.08.20)
- 110人のロープワーク講座(2026.07.30)
「津波避難施設について」カテゴリの記事
- 世界1の企業の、世界1のBCP(2026.09.05)
- 紙媒体二葉町防災新聞9月号(2026.08.31)
- 台風6号接近中・早めに店じまい(2026.06.03)
- 下知コミュニティセンター運営委員会総会.懇親会(2026.05.31)
- 新下知ポンプ場見学会(2026.05.28)
「情報伝達訓練」カテゴリの記事
- 高齢者の運転技能向上策の難しさ(2026.09.09)
- 防災キャンプが地元紙に掲載(2026.08.28)
- 映画「宝島」を見に行きました。(2025.09.23)
- お正月早々に無人駐車場精算機が故障⇒いつのまにか改善(2025.01.03)
- 2024年総合防災訓練反省会(詳細)(2024.12.12)
「情報伝達手段」カテゴリの記事
- 映画「宝島」を見に行きました。(2025.09.23)
- 今日も地域のネタではなく世間話のネタですみません(2025.01.25)
- 下知交番(広報)1月号(2025.01.11)
- 総合防災訓練参加者の傾向分析(2024.12.19)
- 2024年総合防災訓練反省会(詳細)(2024.12.12)
「ユニバーサルな防災・減災対策」カテゴリの記事
- 第2回仁淀川町防災キャンプを今週末22日・23日に行います。(2026.08.20)
- 7月の防虫・掃除の作業しました。(2026.07.08)
- 梅雨入り前の海の散歩(2026.05.22)
- オランダの水上住宅に注目(2026.05.04)
- 直言 子どもにスマホを持たせるな(2026.05.02)
「危機管理の意識」カテゴリの記事
- 今年の台風の進路はおかしい(2026.08.26)
- 第2回仁淀川町防災キャンプを今週末22日・23日に行います。(2026.08.20)
- 広島平和記念式典(2026.08.07)
- 前例のない事業をやることは辛いがやりがいもあります。(2026.08.08)
- 「マルクス・リバイバル」を読んで(2026.07.27)
「災害後の速やかな対応」カテゴリの記事
- 仁淀川町防災キャンプの報道(その2)(2026.09.02)
- 紙媒体二葉町防災新聞9月号(2026.08.31)
- 双極性障害(2026.03.17)
- マイナーな防災・減災活動から見えてくるもの(2026.02.21)
- 広報下知減災37号です(2026.01.15)
「スマホDEリレー」カテゴリの記事
- 映画「宝島」を見に行きました。(2025.09.23)
- 高齢者等避難は出ました。(2024.08.29)
- スマホ活用防災講座(その2)(2024.08.23)
- 第2回スマホ活用防災講座(2023.08.24)
- 高知市津波SOSアプリはメンテナンス中(2023.08.06)


コメント