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2018年9月17日 (月)

中高年男性、孤独リスク


中高年男性の孤独_NEW_R
 日本経済新聞2018年9月14日号に岡本純子氏(コミュニケーション専門家)のコメント記事が目に入りました。見出しは「中高年男性、孤独リスク」「たばこ・肥満より悪影響」「会社以外で関係築けず」「頼れる友人いる19%どまり」「老後「コネ」「ネタ」必用」とあります。

 岡本純子氏はこう指摘します。

「日本の中高年男性は世界1寂しいと言っても過言ではない。」

「背景には日本の社会風土がある。特に終身雇用と長時間労働だ。社内の縦の関係に居続けると、肩書を離れた水平的なコミュニケーションが苦手になる。」

「女性はママ友や近所付き合いなど会社を離れての友人をつくるのが得意だが、中高年の男性は新しい友人をつくるのが苦手だ。学生時代の友人とだけつきあい。それも次第に疎遠になる人が多いのではないか」

 このことはよく言われています。とくに上の現象は大企業に勤務されている人達に多いと思いますね。会社だけの人脈は、定年とともに途絶えますから。いきなり「サンデー・毎日」の世界になっても、行き場のない中高年男性が多いらしい。

 また記事では、「老後に必要なものはカネ・コネ・ネタ」であると。
「コネは人とのつながり、ネタは趣味などの生き甲斐だ。「夢中になれるもの」「社会に求めるもの」「得意なもの」の中からネタを探し、備えておく。

 個人としての対策も必要ですが、社会としての仕組みづくも大事である。」中高年男性、孤独リスクと記事では指摘しています。

 自分の場合を考えててみますと、「カネ」はないに等しい。これは商売人なので原則リタイヤはないから生涯現役で働き続けるしかありません。楽隠居なんぞ夢のまた夢ですね。
 
  「コネ」に関しては、10年前に父が脳血管障害で倒れ、母がアルツハイマー型認知症になりました。子供たちは巣立ちましたが、両親の介護があり、従来していた社会活動をほとんど辞めました。自宅まわりの地域防災活動しか出来なくなりました。

 やれることは限られていますので、懸命にやっていますと、知り合いが増え、情報もたくさん処理できないぐらい入手できました。この分野はエンドレスです。

 殆ど辞めた社会活動ですが、「海の散帆」(セーリング)だけは辞めませんでした。こちらは精神的な癒しで必要なものですから。
 
  「コネ」と「ネタ」には困りませんが、「カネ」には困っていますが、真摯に働いていますので(同世代がリタイヤしていますが、私は現役です)何とかなるとおもぃます。

 リタイヤした中高年男性は、地域活動や地域防災活動を担っていただきたい。しなければいけないことはいくらでもあります。

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