下知市街地は浮体式人工地盤で守れ

南海トラフ地震の被害想定で甚大な被害が出る高知市。県庁所在地で高知県唯一の都市機能が集積している高知市。想定どうりの地震が起きれば、都市機能の回復は出来ないし、人口も激減。再生は不可能です。

理由は高知市下知地域の南部地区は「海抜0メートル」の低地に市街地が集積していることと、東西南北河川と海に囲まれた「海抜0メートルの島」であるからです。そのなかに昭和小学校や二葉町もあります。

1946年12月21日の昭和南海地震では下知地域は地盤沈下と、液状化現象で土盛り堤防が決壊し、海水が地域に流れ込みました。二か月間地域全体は浸水状態が解消されませんでした。
低地故に1970年の台風10号の豪雨にて内水面氾濫で下知地域は水没しています。
自然地形の高台もなく、他人様の4階建て以上の鉄筋ビルに地震発生後30分以内に駆け上がらないと町内の木造低層住宅(耐震性はない)に居住する下知地域の住民(多くは高齢者)は、真っ先に犠牲者になることでしょう。
それが高知県庁も高知市役所も十分に実態を把握し、理解しているのに、ほとんど手が打たれていません。僅かに沿岸部の堤防が「耐震護岸工事」を実施していますが、その工事がすべて完成(後15年後の事)したとしても、低地の市街地である下知地域の浸水が解消になるわけではありません。
地盤が5M隆起したわけでも、耐震地盤なったわけではないからです。
では「災害弱者」である高齢者・障害者・乳幼児が下知地域で誰も命を失わない方法はあるのだろうか?
それは「人工地盤を下知地域全体にこしらえること」であり、「浮体式人工地盤」であり、「耐震中高層住宅の建築」をきちんと事前復興まちづくり計画の中でやれば可能です。


実際の人工地盤(浮体構造物)の実物は下知地域にあります。それは堀川浮桟橋です。プレジャー・ボート用の桟橋であり、散策路にもなっています。

高知の世界企業である技研製作所のインプラント工法での堤防建設と、浮体式人工地盤を下知地域でこしらえたら、下知地域の住民は皆、浸水から逃れることができ、大きな揺れからも身を守ることができますから。

浮体構造物(浮体式人工地盤)が下知を救う(ブログ記事)
http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/2017/04/post-9ba0.html
« 「独自の防災計画」と読売新聞報道 | トップページ | 書くことが「自由」な発想を獲得するための手段だ »
「南海地震情報」カテゴリの記事
- 下知地区事前復興まちづくり計画.第1回自主勉強会(2026.04.11)
- 3・11ミニ慰霊祭の準備と片付け(2026.03.14)
- 警察広報下知3月号(2026.03.12)
- 高知市の事前復興計画案(2026.01.21)
- 阪神大震災から31年ミニ慰霊祭に関与し思う事(2026.01.18)
「巨大地震・津波対策用高強度発泡樹脂浮力体」カテゴリの記事
- 映画「宝島」を見に行きました。(2025.09.23)
- 海上都市構想には大賛成(2025.02.18)
- 坂本茂雄県政かわら版 71号(2023.03.17)
- 防災3DAYが終わって・・・(2023.02.14)
- 防災・減災に関心が薄い総選挙(2021.10.24)
「耐震護岸工事」カテゴリの記事
- 高市早苗に白紙委任してはいけない!国民がすることは不信任だ。(2026.01.27)
- 2025年総合防災訓練の反省点・課題と希望(2025.10.30)
- 映画「宝島」を見に行きました。(2025.09.23)
- 2025総合防災訓練ポスター(2025.09.15)
- 海上都市構想には大賛成(2025.02.18)
「津波避難施設について」カテゴリの記事
- 被災者支援ソーシャルワーク研修(2025.12.15)
- 完全な「容量オーバー」です。(2025.12.13)
- 2025年総合防災訓練の反省点・課題と希望(2025.10.30)
- 2025年津波避難ビル巡り(2025.10.23)
- 映画「宝島」を見に行きました。(2025.09.23)
「復旧・復興対策」カテゴリの記事
- 2016年のスタートです。(2026.01.01)
- 折りたたみ式ベット7台を置かしていただきました。(2025.10.16)
- 映画「宝島」を見に行きました。(2025.09.23)
- 相変わらず劣悪な避難所事情(2025.08.27)
- 2024年の重要な出来事(2024.12.31)
「危機管理の意識」カテゴリの記事
- プラハの春を見ました(2026.03.27)
- 双極性障害(2026.03.17)
- 3・11ミニ慰霊祭の準備と片付け(2026.03.14)
- 警察広報下知3月号(2026.03.12)
- 昭和防災フェアの補助員に行きました。(2026.02.08)
「事前復興まちづくり計画」カテゴリの記事
- 広域避難生活の厳しさをレポートする記事(2026.01.06)
- 2025年の重大な出来事(個人の独断の重大事)(2025.12.31)
- 昭和南海地震から79年目(2025.12.24)
- 鍵谷一先生事前復興・防災講演会(2025.12.20)
- 被災者支援ソーシャルワーク研修(2025.12.15)


コメント