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2017年12月25日 (月)

今回の総合防災訓練は合格点ではないか

 26日に開催される「下知地区防災計画・避難所対策検討」会は、実質反省会にもなると思います。当日私は超高齢者の両親(父98歳・母92歳)の避難訓練を自宅から行っていて、全体像を全く確認できませんでした。
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 事前に下知減災連絡会や地域防災推進課のご支援とアドバイスを受け、下知コミュニティセンター防災部会長の立場で「下知総合防災訓練。各班行動指示書」と「下知コミュニティ・センター避難所開設・運営ハンドブック」を作成しました。
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 8月30日の防災部会でセンターの4階と5階の防災倉庫を片付けをして、防災備品がどこにあるのかをおおよそ把握していました。今回の避難訓練参加者各位が、「何がどこにあり」「避難所運営で何が必要なのか」を訓練で確認が出来たのではないでしょうか。

 当日避難所運営参加者の多くは地元二葉町から参加していました。事前に坂本さん作成の下知地区減災連絡会のチラシと一緒に「二葉町の皆様へ 12月17日午後1時に集合です。」のチラシも一緒に回覧板で流しました。

 地区防災計画検討会や防災訓練に今まで参加してこなかった町民も多く参加されていたたようです。参加者各位が「指示書」を元に避難訓練しましたが、後で聞きますとおおむねうまく行ったと聞きました。

 うまくいかなかった事例や具体例を知りたいと思います。

 当日は75歳以上の後期高齢者の人達も参加されていました。いわゆる「元気な高齢者」です。ちゃんと「戦力」になっていたようでした。

 元気な避難者とそうでない避難者

 17日に下知総合防災訓練へ参加された人たちの大半は徒歩で自宅から来られ、徒歩で非常階段を屋上まで上ることが出来た人たちです、年齢を問わず元気な避難者各位が、当事者意識を持って運営訓練が出来たことはある程度成功したのではないかと思います。

 下知CC防災部会と書いたオレンジ色の防災チョッキの着用も当事者意識を持っていただく効用がありました。
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 わたしは昨年と段違いに脚力の衰えた父(98歳)を付添していました。昨年は自宅から徒歩で10分で来れたのに、今年は25分以上かかりました。更に階段登りで4階までいくのに20分はかかりました。

 今回の教訓は父のような超高齢者の要支援者は、ほぼ徒歩での避難は無理です。津波避難ビルは垂直避難です。足腰の衰えている高齢者には苛酷です。

 近所でも高齢者に呼びかけましたが、ほとんど参加しませんでした。多くは自宅避難になると思います。ですが今回は「自宅避難者班」をこしらえることができませんでした。

 次回はこしらえ、在宅避難者と連絡を取り、安全を確保していくのかが課題です。

 歩けない人や階段登りが難しい人もおられます。大災害時に犠牲者になるのは、そうした歩行困難者です。その人たちをどう支援していくのか。或いは支援なんかできるのか?その課題に向き合わないと、問題は解決しません。

 わたしは「今すぐやる課題」として「地域間交流」の必要性を感じます。甚大な災害を受ける地域と、そうでない地域が事前に地域間交流をすることは、「震災関連死」をなくすための有力な手段ではないかと思います。

 二葉町が仁淀川町長者地区と事前の地域間交流を行ってきたのは、まさに災害弱者をなくすための解決策になるとの思いからでした。

http://futaba-bousai.cocolog-nifty.com/blog/cat43975382/index.html

 避難訓練が「元気な健常者のためだけの訓練」だけではいけないのではないかと思います。

 12月21日に母(92歳)が急遽毛山病院(昭和小前)に入院しました。12月9日にやけどをしましたが治りが悪く、患部が化膿したためです。父(98歳)も慢性腎不全と心不全により、足がむくみ、歩行には介助が必要になりました。

 11月半ばあたりから父の歩行困難が顕著になりました。よりシビアになってきたのは12月に入ってからでした。そして今回の母の入院です。病院は火傷治療しかしてくれず、病院任せにしておくと身体機能の低下と認知機能の低下は免れません。
 
 バリヤ・アリーの階段生活の自宅故に、身体機能の低下があると住むのが大変です、すでに父がそうなっています。母までそうなれば私と家内ともども共倒れになります。

 現時点では災害後に避難所へ行く選択肢はありません。自宅で籠城するしかありません。鉄骨3階建てですので傾いていなければそうします。それからどう生活するのか。具体的に検討しなくてはいけなくなりました。

 ただ現時点では1階の会社機能は壊滅します。こちらも生活の糧ですので移転も含め再生策を事前に対策を立てないといけなくなりました。

 個人のシビアな現実と地区防災計画をどう絡めていくのか。自分のなかで整合性がとれるのか。来年はより真摯に検討しなければいけなくなりました。

 超高齢者の体調不良で皆様にはご迷惑をおかけいたしました。今後も状況が好転しなければご迷惑をかけると思います。

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