岡村眞先生防災講演会・対話会
2017年9月15日は、午後7時から、お昼過ぎの母(91歳)の付添にいった活き活き100歳体操の会場で、はりまや橋商店街主催・「はりまや夜学会・代表伴武澄」共催で開催されました。今回の講師は岡村眞高知大学名誉教授です。テーマは「来たるべき南海地震に備えて」です。40人の参加者がいました。
岡村眞先生とは、今年3月に高知大学を退官され、NPO法人高知減災ネットワーク高知で、「岡村教授高新大賞受賞祝賀会」」に出席してお会いした以来です。7か月ぶりです。退官なさっても高知県下の小中高での講演会で予定はびっしりです。そのなかでも商店街が主催の防災講演会は珍しいらしく、岡村先生も快く講師を受けられたとか。
おそらく10回以上は岡村先生の講演は聞いています。でも何度聞いても新たな発見があります。今回の講演で印象に残った言葉(キーワード)を書き留めてみました。
「地震は災害ではない!!災害にするのは人間!!」
「地震で自分の家が壊れ、家具が倒れて亡くなる人が多い。すべて人災です。外に出ていれば、広場や畑にいたら地震で亡くなる人はいません。」
「誰かに安全をゆだねることはやめよう!1分以上の揺れがあったらどこに自分が居ても南海地震でります。ただちに3階建て以上の建物や高台へ逃げて下さい。30分以内に津波が来ます。」
「よく3日分の水と食料を備蓄しましょうと言われます。でもそれを飲んだり食べられるのは地震で生きながらえた人です。それがわかっていない人が多い!!」
「津波は低い所から来ます。また津波は足し算です。3方向から津波が来るとします。東から2M、西から1M。南から1・5Mであれば足し算で4.5Mの津波になります。」
「1Mの津波で人は亡くなります。映像でお見せした宮城県気仙沼市。海から2キロ入ったところでの津波の様子です。最初は河川をさかのぼっていた津波が堤防を井乗り越え、住宅街へ入ります。」
「2M水没すると木造家屋は浮力が働き浮き上がり流されてしまします。」
「1498年(明応地震)、1605年(慶長地震)、1707年宝永地震、1854年安政地震。1947年昭和南海地震。周期からすればそう遠くない時期に南海トラフ地震が発生するでしょうね。
「100年に1回の強い揺れ。3分間やり過ごし怪我をしなかれば、近くの避難所へ逃げることが出来ます。」とのこと。
「高知県は地震断層に真上に位置しています。ですので地震の揺れも強い。高知城でおきる地震の4倍の揺れば海抜0メートルの下知を襲います。」
「どこにいても必ず生き残ります。」強い決意を感じました。
« 台風対策をしました。 | トップページ | ヨットの引き上げとマナマナでの食事 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 防災先進地である黒潮町に学ぶ(その2)(2025.03.13)
- 中国とロシアにとっては、日本と台湾と南西諸島は邪魔(2025.03.08)
- 坂本茂雄さん県政かわら版・75号(2025.02.28)
- 新帝国主義の時代の到来か?(2025.02.26)
- 日米首脳会談を眺めてみて(2025.02.12)
「研修会・講習会」カテゴリの記事
- 防災先進地である黒潮町に学ぶ(その3)(2025.03.14)
- 防災先進地である黒潮町に学ぶ(その2)(2025.03.13)
- 2025年自主防災会事例発表会(2025.02.25)
- 紙媒体二葉町防災新聞2月号(2025.02.19)
- 海上都市構想には大賛成(2025.02.18)
「南海地震関係」カテゴリの記事
- 県東部・徳島南部を巡回しました。(2025.03.18)
- 「日本の進む道」を読んで(2025.03.10)
- 坂本茂雄さん県政かわら版・75号(2025.02.28)
- 2025年自主防災会事例発表会(2025.02.25)
- 紙媒体二葉町防災新聞2月号(2025.02.19)
「NPO高知市民会議(防災)」カテゴリの記事
- 岡村眞先生防災講演会・対話会(2017.09.16)
- 第1回市民とつくる防災フォーラム(2012.12.09)
- 12月20日市民防災フォーラム(2009.10.21)
「耐震護岸工事」カテゴリの記事
- 海上都市構想には大賛成(2025.02.18)
- 行政は早く防災専門部署をこしらえるべき(2024.09.20)
- 坂本茂雄さん県政かわら版・74号(2024.07.07)
- 坂本茂雄さん・県政かわら版72号(2023.08.31)
- 岡村眞先生・夜須での津波防災講演会(2022.04.05)
コメント