減災は自助努力から
2017年8月30日は二葉町自主防災会の防災講演会でした。講師は西田政雄さん(防災寺小屋・主宰)です。テーマは「わが家の安心スタートブック」です。
「わが家の防災スタートブック」は「情報系グッズ」(スマホなどの充電器など)や「一次持ち出し品」「2次持ち出し品」「家族の重要情報」「減災編」(家具転倒防止策・家屋の耐震補強)「その時編」によって構成されています。
「わが家の防災スタートブック」は、神戸市の人と防災未来センターによって開発され、東日本大震災や熊本地震の経験も踏まえ、学識者や防災対策者により改良され、最新版が作成されました。下知地区防災計画を2015年からアドバーサーをなさっている鍵屋一先生(跡見女子大学教授)より、いただいたものです。
今回二葉町自主防災会は、予算どりし、上質紙に印刷し、二葉町町内会加盟の全世帯285世帯に全戸配布いたします。
阪神大震災・東日本大震災・熊本地震の経験を経て積み重ねられたノウハウに、西田さんのアレンジで講演していただきました。
「スマートフォンの機能には薬手帳や健康情報などを入れるアプリがあります。また笛などの携帯とありますが、スマートフォンの機能に笛を吹き続けるという機能も設置すれば便利です。」
」
「ペットボトルの飲料水の持参とありますが、水は重たいもの。簡易浄水器なども販売されています。また二葉町は下知コミュニティ・センターが近いので自分が背負える範囲の荷物にすべきでしょう。」
「減災編のなかに耐震補強の話もあります。いい加減な業者が横行しているのが現実です。業者の見極め方や良心的な業者の紹介は出来ます。」
今回二葉町自主防災会では、フードバンクさんにいただきました非常食用白米と缶詰パンを防災会の役員と防災リーダーに提供しました。また防災ベストも支給しました。二葉町は黄色で、丸池町は緑です。下知コミュニティ・センター防災部会はオレンジです。
防災ベストを着用いただきシェイクアウト訓練をしました。西田さんによりますと2008年頃アメリカが発祥とか。最も短い防災訓練です。
「いつでも、どこにいても地震が起きる可能性があります。その時に慌てず、冷静に身を守る動作をする訓練です。
と説明があり、画像からただ今からシェイクアウト訓練をします。との案内があり「地震が発生しました。安全な姿勢を採ってください。」との音声でシェイク・アウト訓練をしました。参加者各位は素早く机の下に身を隠しました。1分間は意外に長いもの。
西田さんは「天井にこの部屋はエアコンがあります。落ちてくる可能性もあるので、それを避けて身を伏せましょう。」との指摘がありました。
避難袋を持参してきたのは、参加者の中の数名でした。防火用頭巾を入れている人もおられました。水を多く入れられている人。衛生用品が多い人。手巻きラジオを入れている人。それぞれです。参考になりました。
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