何とも痛ましい事故
栃木県那須町のスキー場で起きた雪崩で、死亡した8人は山のベテランの引率教員と生徒7人でした。48人全員が雪崩に巻き込まれ重軽傷であるとのことです。
何とも痛ましい事故。将来のある高校生がなくなっているだけに言葉はない。疑問なのは、「訓練は過酷な悪天候でもやるべきなのか?」ということです。
事故が起きたのは3月27日早朝でした。前日の26日や今日28日は比較的穏やかそうな天気図になっています。
でも26日は南岸低気圧が四国沖から発達しながら東進し、大陸から冷たい高気圧が南下し、寒気が吹き込んで来て東日本は季節外れの大雪になりました。
引率教員や管理者が天気図の傾向をきちんと見ておれば「3月27日は大荒れになる。屋外での訓練は中止。屋内での座学にする。」との判断を早めに決断すべきでした。
ベテラン引率教員の現場の判断で、27日の登山訓練は中止の判断。それはいいんです。屋外にとどまり別に訓練をしている最中に悲劇は起こりました。
天候を甘く見た完全な判断ミスでした。「出ない勇気」「引き返す勇気」は必要です。
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