第5回市民とつくる防災フォーラム
2016年12月4日(日曜日)は、午後12時半から16時半の予定で、「その初動が命を守る!」という講演会とワークショップが開催されました。
主催は「市民とつくる防災フォーラム実行委員会」(委員長中岡久幸氏)です。場所は高知市総合あんしんセンターです。下知地区減災連絡会の森宏会長と一緒に電車で行きました。
到着しますと講演が既に始まっていました。
講師の高砂春美氏(南阿蘇復興支援センターよろず相談室)は、阪神淡路大震災の最中に避難所運営本部を立ち上げ、被災者の自立と復興を目標に活動をされてこられました。東日本大震災後も支援活をなさっておられます。現在は熊本地震の被災地の阿蘇と南阿蘇地域を支援されておられます。
「繰り返される自然災害での対応を見ていると、被災者側にも支援者側にも、災害の教訓が活かされていない場面が散見される。
行政には対応の限界がありますので、早い段階から外部の応援部隊を頼るべきですし、被災者は自らニーズを発信して、少しでも置かれた環境を改善して行く努力をすべきです。」
「当初熊本県は県外からのボランティア支援を拒絶していました。大災害時に平時の対応をしていました。市町村の要望がない限り動かないと決めていました。熊本市は50万都市で自力で何とかなりますが、益城町や阿蘇や南阿蘇はどうにもありません。
われわれは地元の要請もあって阿蘇と南阿蘇の支援に入りました。」
言われていることは実にもっともなことです。いただいた資料でべつにまとめます。
春野東小学校取り組みの発表がありました。5年生6人の発表でしたが、堂々としていました。防災訓練の様子や、防災授業の様子もわかりました。地域と連携した取り組みが行われています。
南海中学校では、防災への取り組みを寸劇にしていました。校区内にある若宮八幡宮の長宗我部元親にちなみ「一領具足」の考え方で「いつでも避難・防災」を意識した生活を送るようにしているとのことでした。
休憩の後に7つの体験・体感コーナー(シェイクアウト・簡易トイレ・自分の部屋・緊急・救命処置・避難所運営・ガラス飛散防止・アルファ米試食)などもあり、実践的な内容となっています。
各地防災会のメンバーに多くお会いしました。下知からも8人参加しておりました。18日の下知地区総合防災訓練の参考になりました。市役所の山中晶一さん、主催者の中岡久幸さん、西田政雄さんご苦労様でした。
« 12月18日は下知地区総合防災訓練 | トップページ | 高砂春美氏の受援力と避難所運営への提言には納得しました »
「研修会・講習会」カテゴリの記事
- 黒潮町の地区防災計画(2024.11.06)
- ロ-プワーク講座(2024.09.26)
- 女性リーダーキックオフ講演会(2024.09.11)
- 防災キャンプの概要が決まりました。(2024.07.21)
- 閖上だより16号(2024.04.01)
「自主防災会の交流事業」カテゴリの記事
- 黒潮町合同研修会の下見に行きました。(2024.10.24)
- 紙媒体二葉町防災新聞10月号(2024.10.05)
- 読みは的中しましたが「想定外事態」に対処できず。(2024.08.31)
- 事前災害対策は徳島県が日本1とか(2024.06.02)
- 公共の避難所の食料備蓄は1日分(2024.04.20)
「高知市地域防災推進課」カテゴリの記事
- 臨時情報・注意の新聞記事(2024.09.15)
- 読みは的中しましたが「想定外事態」に対処できず。(2024.08.31)
- 防災キャンプの概要が決まりました。(2024.07.21)
- 下知地区・弥右衛門部会での岡村眞先生防災講演会(2024.07.19)
- 高知市家具転倒防止対策支援事業(2024.07.05)
「NPO高知減災ネットワーク会議」カテゴリの記事
- 防災3DAYが終わって・・・(2023.02.14)
- 68歳になってしまいました。(2021.10.03)
- まずは健康でなければ始まらない 減災活動の基本です。(2021.02.21)
- 地域防災活動での「重大ニュース」2019年(2019.12.22)
- 防災紙芝居ほぼ完成しました。(2019.10.15)
« 12月18日は下知地区総合防災訓練 | トップページ | 高砂春美氏の受援力と避難所運営への提言には納得しました »
コメント