室戸市に県事業の横穴式シェルターがようやく完成
数億円と長い年月をかけて、横穴式「津波避難シェルター」が完成しました。地区住民は50人程度と聞いていますが、人の命はお金に換えられないと言う実例であると思います。
この横穴式地下シェルター(厳密には地下シェルターとは言えない)は、他の地域に普及するのかと言えば、必ずしもそうはならないでしょう。構想から数年でとりあえず形になりました。
知事や大学関係者が「やるぞ」といえば公金をふんだんに使用してこしらえることができると言う実例です。四国運輸局の「津波避難救命艇」も同じようなものです。いずれも「官優先」の津波対策だけに、後々の普及は期待できないしろものですね。
市民や住民が発案した「高密度発泡体を活用した人工地盤」や「立体換地による耐震高層共同住宅の浸水地区への建設」「疎開先地域との災害時相互避難協定」などの市民提案は、知事や国家官僚が関与していないのでいまでも実現していません。じつにもどかしい。
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