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2016年4月11日 (月)

高知市下知メガフロート(浮体人工地盤)構想を実現したい。

  現在高知市下知地域の海岸部と、河川堤防は、耐震護岸工事は、技研製作所が開発された、「インプラント工法」にて施工されています。

 インプラント工法  https://www.kochi-seizou.jp/attention/?hdnKey=596&lang=jp

 「地球と握手する」という画期的なインプラント工法による堤防工事によって、地震や津波で堤防が崩壊する危険性は格段に低くなりました。それは喜ばしいことです。

 しかしながら「南海地震が起きれば地盤が最大2M沈下する」と言われている下知地区。現在の0メートル地帯が、マイナス2M地区になりますので、浸水被害(海水による)は免れません。高知県土木部の説明では、「堤防が耐震化したので、排水はかなり短期間で可能になった。」と自画自賛していますが、現在のところ何日で浸水が解消するのかめどはたっていません。

 落ち着いて考えればわかりますが、2Mも家屋が海水に浸水したままでいますと、家屋は全壊と同じです。鉄筋・鉄骨の建物でも将来鉄部は腐食するでしょう。地下に埋まっている水道などの復旧はかなり先になるので、浸水地区の市民各位は家屋の片づけすら出来ません。

 堀川の浮桟橋とインプラント・ポッド工法はコラボできないものでしょうか?

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 この浮き桟橋は周囲はコンクリートや緩衝材で巻かれていますが、中身は高密度の発砲樹脂だそうです。つまり水に浮きます。潮の干満で浮桟橋は上下しますが、支柱によって取り付けられていて、外れて漂流することはありません。

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 但し、この支柱は、鉄製のパイプの中にコンクリートを流し込み、周りを硬質ゴムで巻いた構造。経年劣化で錆が来ています。よく見るとそれがわかります。

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 技研製作所の考案された「インプラント・ボット工法」は、支柱を地中深く打ち込み、津波・浸水で逃げ遅れた人の救済を想定されて開発されたようです。

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 この工法と、耐震堤防や護岸づくりに活用されているインプラント建設工法と、浮体構造物組み合わせで、下知地区全体が「メガフロート=浮体構造物地区」になれば、下知地区は安心・安全地区になり変わります。
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 地域全体を盛り土をし、かさ上げするのには莫大な経費と5年以上の時間がかかります。到底無理です。であるならば、以前小谷鉄穂さんとJSPやマリンフロントさんたちが考案いただいた「浮体構造物」を、人工地盤として市街地全体に施工すればいいのではないかと私は思います。

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 画像は普段は公園施設として普段使いしている場所が、浸水時に避難場所になるという逆転の発想です。それをより大きく考えて、下知地域の市街地全体が人工地盤になり、浮体構造物になればいいのではないか。とわたしは思います。

 技研製作所の技術とJSPの技術がコラボすれば実現は不可能ではありません。盛り土をせず、高密度発砲樹脂を地中に埋め込み、周りをインプラン工法で固めれば可能ではないでしょうか。

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