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2016年3月 4日 (金)

技研製作所へ行きました。

 2016年3月1日は、青年会議所時代の先輩(スポンサー[紹介者)であり、業界組合の理事長の角裕和さんの取次で、高知市布師田にある技研製作所へ横田政道さんと大崎修二さんと一緒に行きました。

https://www.giken.com/ja/(技研製作所HP)

 目的は、「高知市下知地域の低地で海に近いため、南海地震が起きれば必ず水没しますので、浮体式の人工地盤などをこしらえていただけませんか。」という意志を伝えるためでした。


 代表取締役社長の北村精男社長が、面談していただきました。当初30分ぐらいの予定かなと思いきや、「時間は大丈夫?」と言われ、開発されたインプラント・工法の説明や会社の理念、建設・土木工事に対する考え方などを丁寧に説明いただきました。なんと3時間近くいました。

https://www.giken.com/ja/implant/method/(インプラント工法)

「今までの堤防は、砂の上に盛り土をして、表面をコンクリート打ちをしているだけ。津波がくれば一貫の終わり。うちのインプラント工法は、地球と握手しているので、津波などに堪えられるんですよ。」
P1010025_r

「従来の土木工事は永久構造物として建設するから、環境が破壊されます。インプラント工法は、役目の終わった堤防などは、撤去し、別の場所で活用する。われわれは工法革命と称しています。」

「河川の護岸工事でも、最初から工場でPCの箱をこしらえておきます。それをインプラント工法で、地球と握手させます。1日で30M施工できます。10日で300M。それも3人役でできます。」

 説明は北村社長自らがしていただきました。開発にかける想いや、苦労話も聞かせていただきました。そして工場施設の見学も一緒に行きました。

 津波実験装置もありました。

https://www.giken.com/ja/videos/tsunami_simulator/

 工場の中で「インプラント・ポット」に興味をもちました。油圧で地中に押し込んだ柱に椅子とテーブルを設置しますと6~7人は津波・浸水から逃れることが出来ます。
P1010018_r

 オレンジ色のポリエチレンのタンクがありました。船底は船に似せてあるそうです。津波実験装置で試験をして開発されました

 北村社長の説明を聞いていまして、開発され実用化した技術もさることながら、理念も素晴らしいと思いました。
「建設のあるべき姿は、環境性、安全性、急速性、経済性、文化性がなければならない。」とのことでした。
「地元の住民の方たちが会社へ来られたのは初めてです。お話を聞いて大変良かったです。」と言われ一同恐縮していました。
P1010027_r

 噂には聞いてはいましたが、よくぞ高知の田舎に世界企業が誕生し、成長し続けていることは凄いことですね。今後も交流していくことを確認しました。刺激を受け、良い勉強になりました。

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