五台山と若松町耐震護岸工事を視察
2015年10月11日は、宮城県石巻市湊東地区まちづくり協議会代表世話役の今野清喜さんと、坂本茂雄下知減災連絡会事務局長と、横田政道若松町自主防災会会長とで、南国市大湊地区の津波避難タワーを視察後、五台山へ行きました。
五台山は横田政道さんが、「1・5次避難場所」と定義し、週に1回か2回山中を散策しています。湧水や四季折々の樹木や草木があり、秋は栗が落ちています。春はぜんまいやわらび、初夏はたけのこなど。
横田さんに解説いただきながら頂上の展望台へ行きました。こちらからは高知市街地が一望でき、下知や潮江の市街地がいかに海に近く低地であることを今野清喜さんに説明しました。
「わたしは30年ほど前に高知市へ来たことがあります。その頃はこれほど高いマンションは建っていませんでした。驚きました。確かに下知地区には高台はなく、こうした高層マンションを津波避難ビルにして逃げ込まないといけないですね。」と言われました。
車中で坂本茂雄さんが「昭和南海地震時の下知地区の浸水状況の写真と現在の市街地を対比した写真」を今野清喜さんに見せておられました。
五台山から青柳橋を渡り、若松町の耐震護岸工事現場を見ました。1期工事は終わったとの事です。1・3Mの直径の鋼管を油圧で23M地中に埋め込み、そのうえに堤防を建設し、地震や津波で引き倒されない堤防づくりです。
今野清喜さんは元宮城県庁の土木技師。河川や港湾や道路の部署におられたそうです。専門家の観点で見ていただきました。
高知市下知地域では、河川の堤防道路が1番海抜が高く(1・5Mから2M前後)、市街地は下がっている事。電車通りの国道32号線は海抜0メートルであることを説明しました。
ホテルにチェックインされ、車で下知地域を巡回し、講演会場の下知コミュニティ・センターへ向かいました。そちらで有光センター長に施設の説明(防災倉庫・LPガスユニット・貯水タンクなど)をしていただきました。
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