防災拠点としての「道の駅」の役割
随分前に海の散帆(セーリング)の帰りに立ち寄った香南市夜須のヤッシー・パーク内にある道の駅やす。駅長の山本宏幸さんに「道21世紀新聞」という道の駅の業界紙をいただいていました。
「道の駅」は、22年前の1993年からスタートし、現在日本全国に1059駅あるといいます。確かに地元の産品を販売する拠点商業施設であり、地元から物品を殆ど仕入れないコンビニとは異なります。「地域自慢」の産品を訪問客に販売し地域経済に貢献しています。
2015年5月号では、宮城県石巻市の道の駅「上品の郷」が、東日本大震災の時に被害を受けたものの地元の強い要望で、罹災後1か月半で営業を再開したこと。
道の駅発足当時は「防災の概念はなかったが、今や全国の駅のうち631か所で、簡易トイレをはじめ、なんらかの防災機能を持つようになりました。東日本大震災でも道の駅の防災面での活躍が評価されました。
食品はスーパーにはなくても地元農家にはあり、すぐに食品を地元の人達に提供し役だった。」と報告されました。
津波で壊滅した高田松原の道の駅については「震災遺構として残す」ことにして、新しい道の駅をこしらえるとのことです。
道の駅は、スーパーなどとは異なり「地産地消」の拠点施設であり、地元経済を潤す「装置」であるだけでなく、防災拠点施設としての役目がこれからますます高まることでしょう。
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