仁淀川町泉川地区との交流会を実施しました。
2015年8月22日(土曜日)には、二葉町関係者19人は、」バスで仁淀川町泉川地区との交流会へ出掛けました。バスの中では防災講演会が行われました。講師は、二葉町自主防災会設立以来顧問をしていただいている西田政雄さん(防災寺小屋塾頭)です。

22日に交流する仁淀川町。西田さんによれば、「山間部の国道33号線沿いや、長者周辺の地域は深層崩壊が起きる可能性がある地域です。また半世紀前高知県の山山は杉とヒノキの植林がなされました。間伐もされておない人工林が殆どで下草も生えていない状態では、地震の強い揺れで、山が崩落する可能性が高いです。」

「特に国道33号線が仁淀川と並行している越知町や仁淀川町の地域は、山が急峻で、人工林が大半なので、崖が崩れ道路が通行止めになる可能性も考慮しないといけない。
仮に国道が崩落で通行止めになっても半年ぐらいすれば通れるようになるでしょう。」

「下知地域は仮に最短50日ぐらいで排水できても、浸水した家屋にすぐ住める保証はありません。また地盤が沈下すると少しの雨で浸水するでしょう。元の生活を過ごすには長時間がかります。それだけに事前に、地域同士の繋がりを持つことは大事です。」と言われました。
また西田政雄さんは、高知市の長期浸水エリアにおける問題点をいくつか指摘されました。
「津波避難ビルの数が全く足りない。」
「地域住民が用意した津波避難ビルを高知市が配布した地図(2015年3月に高知市広報紙明るい町と一緒に配布)には、全く掲載しませんでした。民・民協定の津波避難ビルは、みなし津波避難ビルとして周知すべき。」
そのあたりは二葉町自主防災会も指摘しています。
「高知市役所の切れ捨てられた地域の防災情報」
「長期浸水エリアの約12万人の住民のうち、30~35%の4万人の住民が取り残される。籠城避難による孤立する可能性が高い。救出・救助手段や救助にかかる日数すら判明していない。」

「孤立避難者の飲料水・食料の運搬手段が決まっていない。」
「仮設住宅の建設候補地が未定だし、足りない。みなし仮設の協定はどこまで進んでいるのかわからない。」とご指摘されました。
「高知市はそのつもりはなくても、結果として地域コミュニティの分断、破壊につながることしかやっていない。」とも言われました。それだけに今回の仁淀川町泉川地区との交流事業は大事なのです。
バスは午前10時過ぎに仁淀川町泉川集会所へ到着しました。元泉川小学校と中学校の跡地に、公民館として建築されています。区長の野々宮明昇さんと、仁淀川町消防団の副団長をされている野々宮正輝さんが迎えていただきました。

「こちらの泉川公民館は、広域な事業をするときにしか地域では使用しません。各集落には集会者がありまして、そちらでは宿泊も炊き出しもできる台所があります。」

「和室では雑魚寝では20人。体育館では80人程度の雑魚寝は可能です。台所もあります。高知市下知地域の皆さんは、大災害後こちらへ避難されることは可能です。滞在しながら、地域には空き家がありますので、空き家へ住む交渉をしていくことは可能です。」というとてもありがたい提案がありました。

西田政雄さんの講習会での指摘のように、現在の高知市の避難計画では、「浸水エリアから何日で脱出できるのか?どこの避難所へ行くのか?応急仮設住宅への入居の見込みすら公表されていない有様です。
仁淀川町泉川地区の皆様のご提案は大変ありがたいことです。泉川公民館への避難するための費用を高知市は支援いただけないのだろうか。またこの地域を空き家として借りたのなら「みなし仮設住宅」として家賃の支援をしていただけないのでしょうか。
意見交換会の後で昼食をみんなで食べました。昼食は長者の農家レストランだんだんの里からの出前です。
大峰地区の空き家も見せていただきました。国道439号線からほど近いところの高台にあります。外側での確認でしたが、手入れが行き届いた空き家です。
泉地区にも空き家があるように、野々宮正輝さんは言われていました。

どんどん過疎高齢化が進展しています。空き家がありましても,住んでいないと家屋はすぐに劣化します。早く手を打たないといけないと思います。方法手段を急いで考えないといけないと思いました。
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