若松町耐震護岸工事の資料
現在高知市若松町で行われている耐震護岸工事。工事発注者の高知県土木部高知土木事務所に「県都・高知市の被害の最少化のために 浦戸湾及び流入河川の地震・津波対策について」の資料をいただきました。
県土木の計画では、浦戸湾内の堤防と河川堤防の耐震化工事を行い「三重防備」を国直轄事業の導入などで行うようです。昭和の南海地震(1946年12月21日)では、土盛り堤防が揺れと液状化で決壊し、下知地域は地盤が1メートル沈下していましたので、海水が地域へ流入、長期浸水状態となりました。
今回の工事で海岸と河川の堤防が壊れたり、倒れたりすることがほぼなくなります。堤防がしっかりしておれば、地域内の排水は早期に行うことが出来るとの事です。鋼管杭を23メートルの深さまで油圧で埋め込み、その上にコンクリート護岸を建設します。津波で倒れない堤防づくりをしています。
現在若松町工区を施工していますが、来年は堀川水門がある二葉町工区も施行する予定です。
但し高さは現在の防潮堤防と同じ5メートル程度の高さです。それ以上の高さの津波はオーバーフローするでしょう。地盤の液状化による堤防の沈下と倒壊の防止を目的に工事をしています。
当然「やらないよりは、やったほうがいい工事」であります。しかし地盤値中による浸水は防げないとは思います。他地域の支援がありさ
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