長期浸水対策における避難所のありかたの意見交換会
2014年10月16日は、下知コミュ二ティ・センターにて「長期浸水対策における避難所のありかたの意見交換会」(主催下知減災連絡会・下知コミュ二ティ・センター運営委員会防災部会)が開催されました。
50人ぐらいの参加者がくればいいだろうと思っていましたが、60用意した資料がなくなり報道関係者を含めた参加者は80人を超えていました。最初に意見交換会を企画した坂本茂雄下知減災連絡会事務局長が、意義目的を説明。西村健一下知コミュニティ・センター防災部長から、伝達事項と市民各位の取り組み事業について説明がありました。
高知県危機管理部南海トラフ地震対策課竹崎博課長、高知市防災対策部防災政策課吉永新司主査と地域防災推進課山中晶一主査が、説明をされました。
「詳細は県のホームページの中に南海トラフ地震対策計画があります。そちらのなかから下知地域に関連することを抜粋した資料です。
高知市街地は南海トラフ地震で浸水エリアの面積は2800ヘクタールで13万人が居住すしています。
まず高知市下知地域ですが、最大クラスの地震による長期浸水予測は、2Mから5Mとなっています。」
「江ノ口川と鏡川に挟まれた市街地である下知と江ノ口地域(5・1万人が居住)を最重点に河川の護岸堤防の耐震補強を実施し、平成27年度中に整備予定です。」
「浸水状態を早期に解消するために排水機場の耐震化、耐水化を急いでいます。護岸工事と同時に排管などからの海水の流入を防ぐ対策もしています。道路の整備と、橋梁の耐震化も進めています。」
「地域防災計画も、より内容を充実させるための取り組みも急いでいます。」
続いて高知市役所防災政策課の吉永主査の説明がありました。(パワーポイントを使用しています。)
「昭和小学校校区は自然地形の高台はなく、津波浸水深は最大3から5M.津波到達時間は20分です。津波避難ビルげの避難が主になりますが、課題は津波避難ビルの更なる支援と、要配慮者への避難行動の支援です。」
「避難場所の確保と、応急仮設住宅の確保も不足しています。そのため県立高校の校舎利用や、旅館ホテルの利用、広域避難(市外への避難)をしていますが、市内全域では尚3万世帯の応急仮設住宅が不足しています。」
2階建て、3階建ての仮設住宅も設置すべきであると言われました。
「避難行動支援者名簿の作成と共有をし要配慮者への対策を行います。」
「地区防災計画を策定し、市の防災会議へ提案し、市の地域防災計画に反映させryことが必要であると思う。」
「堀川にいる廃船の処理や、中の島の石油基地の耐震対策をきちんとやっていただきたい。」
「浸水が解消した後に、地盤沈下している状態ですぐに居住できるのか?また家屋など建設禁止エリアになるのではないか?」
「広域避難の話が出ていましたが、下知地域は仁淀川町と交流もしています。市や県が全く支援の動きがないため、進展していません。避難所も応急仮設住宅も全く足りないので、どうされるのか具体論を聞きたい。」
「耐震補強をすれば被害想定が低下しているが、良い加減な業者が横行している。新潟中越地震では平成7年以降の家屋も全壊の実例がある。」
「自助という事で市民各位も飲料水や食料の確保をしなければいけないと思うが、一体何日分を備蓄すればいいのか。3日か、10日なのか。」
「知事と市長を招聘し、下知地域長期浸水対策タウンミーティングをやるべきではないか。」
「東北の被災地の多くは過疎高齢化が進展していた。高台への移転も少ない戸数。下知など人口密集地の実例はない。具体的にどう震災後の復興をするのか」
「ドライエリアになってすぐに経済活動ができるのか?」
「自分らの地区は下知地域の人達のために避難所を自分たちは使用しないようにします。」
など意見が出されていました。「続編」を臨む声も多くありました。下知減災連絡会としては、検討課題にしています。
報道関係者も来られていました。
« 讀賣新聞が下知地域の現状と課題を取り上げてくれました。 | トップページ | 防災サバイバル・キャンプIN丸山台 »
「二葉町自主防災会行事」カテゴリの記事
- 自分を守り、人を助けるロープワーク(2024.09.13)
- 広報下知減災33号(2024.09.04)
- 残念無念・仁淀川町防災キャンプの中止(2024.08.30)
- 下知交番・8月号(2024.08.09)
- 二葉町防災新聞7月号(2024.07.09)
「情報班」カテゴリの記事
- スマホ活用防災講座(その2)(2024.08.23)
- 二葉町防災新聞6月号(2024.06.12)
- スマホ活用防災講座が開催されました。(2022.06.04)
- 二葉町総合防災訓練写真による報告書(2021.11.25)
- 多様な人たちへの伝達は難しい。(2021.09.22)
「南海地震関係」カテゴリの記事
- 臨時情報・注意の新聞記事(2024.09.15)
- 紙媒体・二葉町防災新聞9月号(2024.09.10)
- 広報下知減災33号(2024.09.04)
- 日米政治リーダーの表現力の差(2024.08.31)
「南海地震情報」カテゴリの記事
- 臨時情報・注意の新聞記事(2024.09.15)
- 紙媒体・二葉町防災新聞9月号(2024.09.10)
- 広報下知減災33号(2024.09.04)
- 読みは的中しましたが「想定外事態」に対処できず。(2024.08.31)
「高知市地域防災推進課」カテゴリの記事
- 臨時情報・注意の新聞記事(2024.09.15)
- 読みは的中しましたが「想定外事態」に対処できず。(2024.08.31)
- 防災キャンプの概要が決まりました。(2024.07.21)
- 下知地区・弥右衛門部会での岡村眞先生防災講演会(2024.07.19)
- 高知市家具転倒防止対策支援事業(2024.07.05)
「高知県危機管理部」カテゴリの記事
- 臨時情報・注意の新聞記事(2024.09.15)
- 広報下知減災33号(2024.09.04)
- 二葉町防災新聞7月号(2024.07.09)
- 坂本茂雄さん県政かわら版・74号(2024.07.07)
- 下知地区減災連絡会2024年度総会(2024.06.24)
「下知減災連絡会」カテゴリの記事
- 大災害でも1人の死傷者も出さず、皆が助かる二葉町・若松町・下知地域総合防災訓練(2024.09.09)
- 下知交番9月号(2024.09.07)
- 広報下知減災33号(2024.09.04)
- 高齢者等避難は出ました。(2024.08.29)
- 下知交番・8月号(2024.08.09)
「高知県土木部」カテゴリの記事
- 坂本茂雄さん県政かわら版・74号(2024.07.07)
- 滑らない歩道を目指して作業(2024.06.17)
- 仁淀川町への疎開(広域避難訓練)が報道されました。(2024.03.31)
- 令和5年度高知県南海トラフ地震対策優良取組事業所認定制度・認定書交付式(2024.03.29)
- 最重要課題は県都の南海地震対策だ!(2023.11.24)
「下知コミュニティ・センター防災部会」カテゴリの記事
- ふざけんな!自民党!!(2024.09.12)
- 臨時情報・注意の新聞記事(2024.09.15)
- 大災害でも1人の死傷者も出さず、皆が助かる二葉町・若松町・下知地域総合防災訓練(2024.09.09)
- 広報下知減災33号(2024.09.04)
- 読みは的中しましたが「想定外事態」に対処できず。(2024.08.31)
「高知市政」カテゴリの記事
- 二葉町町内会不燃・資源仕分けステーション(2024.08.11)
- 下知地区・弥右衛門部会での岡村眞先生防災講演会(2024.07.19)
- 二葉町町内会(楠瀬繁三会長)防虫(消毒)清掃活動(2024.07.12)
- 坂本茂雄さん県政かわら版・74号(2024.07.07)
- 高知市家具転倒防止対策支援事業(2024.07.05)
「高知県政」カテゴリの記事
- 二葉町防災新聞7月号(2024.07.09)
- 坂本茂雄さん県政かわら版・74号(2024.07.07)
- ドンキ―・Hは下知地域には迷惑施設(2024.07.02)
- 下知地区減災連絡会役員会(2024.06.03)
- 事前災害対策は徳島県が日本1とか(2024.06.02)
「下知地域内連係協議会」カテゴリの記事
- 大災害でも1人の死傷者も出さず、皆が助かる二葉町・若松町・下知地域総合防災訓練(2024.09.09)
- 広報下知減災33号(2024.09.04)
- 下知地区減災連絡会2024年度総会(2024.06.24)
- 第3回意見交換会(2023.10.19)
- 岡村眞先生(高知大学名誉教授・理学博士)防災講演会(2023.10.12)
« 讀賣新聞が下知地域の現状と課題を取り上げてくれました。 | トップページ | 防災サバイバル・キャンプIN丸山台 »
コメント