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2014年7月30日 (水)

美波町自主防災連合会の皆さんとの意見交換会


 徳島県南部の美波町。旧由岐町と日和佐町が合併して誕生した町です。厄ぬけの薬王寺と海亀の町ですね。連続テレビ小説「ウエルかめ」の舞台となった町でもあります。
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 しかし昔から高知県の沿岸部同様南海地震では大津波に襲われてきた地域でもあり、旧由岐町には日本最古の津波を戒める碑もあるやに聞いています。

 2014年7月30日に美波町自主防災会連合会の幹部の皆様や役場の防災担当者の皆さんや、徳島大学美波町地域づくりセンターの皆様総勢19人で、二葉町にある下知コミュニティ・センターに来られました。
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午前7時に美波町を出発。午前中は安芸市の自主防災会との意見交換会をされ、昼食を挟んで高知市へ来られ、わんぱーく高知に置かれている「津波避難救命艇」を見学されたそうです。

 午後2時半に二葉町の下知コミュニティ・センターへ来られました。下知減災連絡会会長であり二葉町自主防災会会長である森宏さんより、挨拶がありました。続いて二葉町自主防災会の西村事務局長から、「二葉町自主防災会の特色と限界」の説明がありました。
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有光下知コミュニティ・センター長から施設の概要説明を防災備品などを中心に行いました。
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 森会長からは、ご自身が小学生時代で体験された、須崎市での昭和南海地震(1946年)の体験の話がありました。下知減災連絡会坂本事務局長からは、下知減災連絡会の活動概要の説明がありました。
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 続いて意見交換会に入りました。美波町側からは、

「なぜ海に近い市街地の二葉町が、すぐ近くの町ではなく、遠く離れた仁淀川町との交流を始め、また継続しているのか?」と質問がありました。

 荒木二葉町自主防災会副会長は「たまたま自分は間伐ボランティアをやっています。仁淀川町へ行く機会が多くあり、それもあり交流をすることになりました。ただ自分らが疎開を前提とした交流ですが、仁淀川町の祭りへ参加したり、研修視察へ行ったり、田植え体験、芋ほりなどもしました。

 また仁淀川町のほうも下知地域の祭りに参加され、農産物や食材を販売していただきました。住民同士の交流は続いています。」

 美波町は、昔から南海地震が起きるたびに津波の被害を受けて来ました。いただいたパンフでは、「地震発生後12分で津波が襲来する。」という厳しい環境にあることも言われていました。
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 各自主防災会で独自の津波避難対策をされています。資料をいただきました美波町阿部地区は、地震発生から僅か12分後に大津波が来ると想定され、周到な避難訓練をされています。

 「阿部物語」という防災オリジナルプランもいただきました。一読しましたが、検討に値する独創的な内容でした。後日精査したいと思います。
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 美波町の皆様はハードスケジュールゆえ、意見交換会の時間が短いのがとても残念でした。

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