高知大学で若い世代と交流をしました。
2014年6月15日に、「陸前高田ドキュメント映画 あの街に桜が咲けば 東北から考える、高知の明日」の上映と小川光一監督の講演かい。行政・住民・学生とのトークセッション。ワークショップなどが高知大学朝倉キャンパスでありました。「あのさく高知実行委員会」主催)です。
実行員会のメンバーは高知大学、高知県立大学や、高知工科大学の高知県内の学生や、高知出身の県外の大学生、社会人らによって構成されています。東北へのボランティア活動で結びついた若い人たちのグループです。
50人程度集まっていました。最初に映画が上映されました。陸前高田にも先人の残した石碑などがあり、戒めの言葉も刻まれています。多くは津波の教訓を残していただいていますが、いつしか風化し、意義も顧みられなくなります。
映画では陸前髙田氏のなかで、津波の最高到達点に桜の苗木を植える活動をされている地元ボランティア・グループの人達や、植樹に参加された人たち。陸前髙田市長も出演されていました。
「わたしは東京の出身。大学は国際交流関係。卒業後も海外での事業を主体にしてきました。陸前高田市には、親しくしている人がいました。「3・11」以降に関心が高まり、陸前高田市に住みこんで映画を撮影しようと思い立ちました。
今までのドキュメンタリー映画は、とにかく悲惨さが、これでもかと描かれていました。そういう映画は撮りたくない。そんな時桜ライン311というグループと知り合いました。
津波の到達点に桜の苗木を市民を巻き込んで植樹しようという趣旨で活動されていました。自分の家族を失った人もメンバーにおられ、仕事をしながら17000本の桜の植樹を目標に(現在は700本植樹)15人の少人数で活動されています。
地権者との交渉や、資金集めやボランティア集めなど大変な作業ばかりです。でも人との会話や家族との会話が増えてと言っていたそうです。
高知でもいつ南海トラフ巨大地震が起きるかわかりません。四国では初めての上映会です。今日を契機に輪を広げましょう。」
確かに震災遺構や、記録も大事でしょう。でも桜を植えれば、参加者各位の会話も弾むし、1年に1度は桜が開花し楽しめます。楽しみも地域でできます。いい試みと思いました。
パネルディスカッションでは、行政(県)。住民。学生との対談が行われました。会場からの質問も活発にありました。ワークショップでは今回のイベントの意見交換も行われました。
20代前半の若い人たちが中心でしたが、皆真摯で真剣で「防災対策」や「自分が何が出来るのか」を考え、罹災地訪問されたり行動的です。
高知市地域防災推進課の山中さんと山田さんも参加されていました。下知減災連絡会の坂本茂雄事務局長も参加されていました。
今回の行事が、これで「自己完結」するのではなく、「次へ」繋がることを考えていければいいなと思いました。
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