静岡県吉田町の津波避難ビル型耐震歩道橋
このたび高知市下知地域選出の市議会議員である高木妙さん(公明党)が、1月28日に静岡県吉田町を訪問され、報道などにより有名になった「道路上に設置した津波避難タワー」の施工事例の視察や吉田町の防災部署を訪問されました。貴重な資料を持ち帰られておられます。
「吉田町」 (高木妙さんのホームページ)
高木さんの報告を聞きますと吉田町の津波避難ビル型耐震歩道橋は、こちらが想像していた以上に大きく建設費用もかさんでいます。
それと「60億円の建設費用のうち9割が国の負担。町の負担は1割で済んでいます。また前例を変えるために周到に真摯に検討員会を開催し、結果法改正までいきました。凄いことです。とのこと。
「なにより、「歩道橋型津波避難タワー」整備は前例がありません。そこで、国の認可を取り付けるために、様々な安全基準や法改正などが必要であったため、国や県、法人などの専門家スタッフによる「津波避難施設(道路上)設計検討委員会」を設置し検討を重ねての実現です。」
「この吉田町の取り組みにより、平成25年4月施行の「道路法施行令の一部改正」で、道路の占用許可対象物件として、津波避難施設が追加されています。従って、本市に於いて建設もできるという事になります。」(高知市議会 高木妙のホームページより)
高知市下知地域住民の悲願の下知コミュニティ・センターが4階建てで、図書館併設、貸しホールありの仕様で4・5億円。同規模の予算で吉田町では津波避難ビル型耐震歩道橋が、どんどん建設されています。(現在の高知市二葉町歩道橋)
下知地域では、国道56号線にある「二葉町歩道橋」。国道56号と国道32号が交差する場所にある知寄町歩道橋。国道32号線にある葛島歩道橋。県道北本町良績船にあるヤング・プラザ前の歩道橋があります。それを耐震性のある歩道橋に建て替え、同時に津波避難施設になればいいなと地域で要望していました。
吉田町の場合は、従来全く歩道橋などない場所に、津波被害想定調査をして、新たにこしらえたようです。そして普段から横断歩道橋などとして活用しながら、地域住民位慣れ親しんでもらい、いざと言うときに退避場所となるというものです。
「とてつもない」防災減災計画です。高木妙さんに頂いた資料を画像処理し、公開することにしました。
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