女性の目線での減災対策
1月25日(土曜)は、午前10時に高知男女共同参加センター・ソーレにて地域交流サロン」の報告会に参加していました。
下知減災連絡会の坂本茂雄事務局長と、高見幸江委員の報告がありました。坂本事務局長からは、下知コミュニティ・センターを通じての減災活動、下知13の自主防災会連合体としての下知減災連絡会の活動について報告されました。
坂本事務局長が、まとめられた「広報下知減災」の説明や、下知減災連絡会の活動概要を言われました。下知コミュニティ・センターの「防災備蓄品リスト衛生用品」には、高見さんのアドバイスで衛生用品がされました。
高見幸江さんからは「防災備品の検討会へ参加させていただきましたが、女性は私1人。そのなかで衛生用品のお話をするの勇気がいりました。でもネットで東北の実情など調べ、女性の立場で要望を会では伝えました。」と言われました。
高見さんの助言もあり下知コミュニティ・センターでは「分娩キット 災害時用」まで備えられています。ベースはカルポーと[文化施設]に備えてある防災用品でしたが、おかげで実態に即した防災用品となりました。
続いて「女性の視点を災害対策に生かす」という50Pの報告書をまとめられた高知市の女性職員での「高知市女性の視点による南海地震対策検討委員会」の委員長をされている西村浩代さん(教育環境支援課課長)から報告がありました。
高知市役所の14人の各部署の女性職員が、女性の視点からの南海地震対策や東日本大震災罹災地視察を通じて感じたことなどをまとめられています。
「男性には女性独特の問題は相談しにくい。」
「女性だから気づく生活者の視点もある。」
「防災倉庫に何が備えてあるのかを公表することで、自宅に何を備蓄すれば良いのかがわかります。」
「罹災直後は罹災者の心がささくれていて、性暴力などの問題もあったと聞きました。事前の対策も必要です。」
「非常持ち出し袋にご自分の下着を備えておくことも大事です。避難所に下着まで備えられていないからです。特に津波避難などで濡れて避難所へ来られても着替えがないからです。」
「今後は下着を用意することや、薬の管理は薬手帳を持参することも必要ですね。」
「復興期には、がれき撤去作業には参加した男性には日当が支払われます。避難所で炊事をされている女性は無償です。ちゃんと賃金が支払われるようなしくみづくりが必要です。」
今年下知コミュニティ・センターにて「防災宿泊避難訓練・避難所開設運営訓練」を実施するつもちです。> 高知市女性の視点による南海地震対策検討委員会の皆様にもお知恵をお借りして挑戦してみたいと思っています。
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